この記事は、2027年春(令和9年度)の公立高校入試を受ける中学3年生と保護者に向けたものです。冬休みは、これまでの積み上げを得点に変えられる最後のまとまった時間です。5教科をどう配分するか、過去問をどう回すかは、冬休みにやるべき勉強法と過去問の使い方にまとめています。
冬休みに理科でやるべきことまとめ
1. 「頻出単元」を優先して復習
理科は範囲が広いため、出題頻度の高い単元から復習するのが効率的です。
冬休みに優先したい単元
- 【物理】電流・回路/力と運動/光と音
- 【化学】状態変化/水溶液とイオン/化学変化と質量
- 【生物】植物のつくりとはたらき/遺伝/生物の成長と環境
- 【地学】天気の変化/地層と化石/天体の動き
ポイント
- 過去問で「どの単元が何度出ているか」を確認
- 苦手単元は“図や実験とセット”で理解する
2. 「実験問題」に慣れる
理科の入試では、実験の手順・結果・考察を問う問題が頻出です。
やるべきこと
- 実験器具の名称・使い方を確認
- 実験の目的・操作・結果・考察を整理
- 過去問で「実験図を見て答える問題」に慣れる
ねらい
- 実験問題での“読み取り力”と“論理的思考”を鍛える
- 作図・記述問題への対応力を高める
3. 「計算問題」はパターンで攻略
理科の計算問題は、公式の暗記+使い方の理解が重要です。
冬休みにやるべき計算練習
- 電流・電圧・抵抗(オームの法則)
- 密度・質量・体積の関係
- 水溶液の濃度計算
- 力のつり合い・仕事・エネルギー
- 天体の動きと時間計算
ポイント
- 公式を「意味と単位」まで理解する
- 問題文から「何を求めるか」を整理する練習
- 単位換算ミスに注意
4. 「図やグラフ」を読み取る力をつける
理科では、図・グラフ・表の読み取り問題が多く出題されます。
冬休みの取り組み
- グラフの傾き・変化の割合を読み取る練習
- 表から「比較・分類・傾向」を見つける練習
- 図から「実験の流れ」や「関係性」を把握する練習
5. 「記述問題」は“理由を説明する力”がカギ
理科の記述問題では、現象の理由や結果の説明が求められます。
やるべきこと
- 過去問の記述問題を集中的に練習
- 「なぜそうなるのか?」を自分の言葉で説明する
- 用語だけでなく“因果関係”を意識する
冬休みの学習スケジュール例
平日(1〜2時間)
- 暗記+図解:30分
- 計算問題:30分
- 実験・記述問題:30分
- 過去問1単元:30分
休日(2〜3時間)
- 過去問1年分を本番形式で
- 解き直し+弱点補強
- 記述問題の添削・改善
冬休み明けから本番までの過ごし方
理科は、直前期に最も点が動く教科です。暗記で取れる分野が残っているうえに、計算問題は解きかたのパターンが決まっているためです。冬休みが終わってから本番までのおよそ6〜8週間は、次の順で回してください。
- 1月前半:計算問題(電流と抵抗/化学変化と質量/密度・湿度/速さと力)を、過去問の間違い直しでパターンごとに固める
- 1月後半:暗記分野(生物・地学の用語、化学式、天体の動き)を短時間で何周も。用語を見て「何が起きるか」を口で説明できるかを確認する
- 2月:実験問題を通しで。「何を確かめるための実験か」「対照実験は何か」を先に読み取る手順を、体に入れておく
理科は問題文が長く、読むのに時間を取られて最後まで届かないのがいちばんもったいない落としかたです。過去問を解くときは必ず時間を計り、大問ごとに何分かけたかを記録してください。
まとめ
冬休みの理科は、「暗記+思考+実験+計算」のバランスが重要です。
出題形式に慣れ、頻出単元を重点的に復習することで、得点力は確実にアップします。
理科は最後の追い込みが重要であり、特に暗記問題については、入試直前まで点数を上げることが出来る教科です。
なので、冬休みは実験問題の出題形式に慣れること、計算問題やグラフの問題を攻略することなど暗記以外の演習に力を入れると、点数の底上げにつながります。
暗記が完璧では無いからと焦らず、じっくりと苦手な分野克服に時間を使うようにしましょう!
他の教科の冬休みの進め方
→ 冬休みまでの過ごし方は 【中3の秋】9〜11月にやるべきこと(目標点別・5教科) にまとめています。冬休みに入る前に、目標点に合わせて何を残しておくかを決めておくと、この記事の内容がそのまま使えます。
入試の日程は都道府県ごとに違います。東京都立高校の令和9年度(2027年春)の学力検査は、第一次募集・分割前期募集が2027年2月21日(日)です(出典:令和9年度東京都立高等学校入学者選抜の日程について|東京都教育委員会)。他の道府県の日程は、お住まいの都道府県の教育委員会で必ずご確認ください。
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