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復習にかける時間は「解いた時間と同じくらい」が目安
過去問を1年分解いたあと、どれくらい復習に時間を取ればいいのか。目安は、解いた時間と同じかそれ以上です。
公立高校入試の1教科の検査時間は、多くの県で50分です。京都府は40分、三重県と岡山県は45分、秋田県の国語・数学・英語は60分と、県によって違います(各県の実施要項より。県ごとの一覧は 公立高校入試は都道府県でどう違う?)。
| 教科 | 解く時間の目安 | 復習にかける時間 | 復習でやること |
|---|---|---|---|
| 数学 | 自分の県の検査時間 | 同じだけ | 解き直し。解けなかった問題は、解説を見ずにもう一度 |
| 英語 | 同上 | 1.5倍 | 分からなかった単語と文構造の確認。長文は音読まで |
| 国語 | 同上 | 半分〜同じだけ | 選択肢を切った根拠の確認。作文は書き直し |
| 理科 | 同上 | 同じだけ | 実験の目的と結果の理由を、自分の言葉で言い直す |
| 社会 | 同上 | 半分 | 落とした語句を一問一答で潰す。記述は型を確認 |
1日で全部やろうとしないでください。5教科ぶんを解いた日に5教科ぶんを復習するのは無理です。
解くのは1日、復習は次の1〜2日と分けたほうが、結局早く終わります。
「復習が終わった」と言える基準
復習は、どこまでやれば終わりなのか。基準を決めておかないと、赤ペンで答えを写して終わりになります。
| 段階 | 終わったと言える状態 |
|---|---|
| 1. 原因が分かった | 「知らなかった」「読み違えた」「計算を間違えた」のどれかを、問題ごとに言える |
| 2. 解き直せた | 解説を閉じた状態で、同じ問題を最初から最後まで解ける |
| 3. 似た問題で確かめた | 同じ単元の別の問題を解いて、正解できた |
3まで行って、はじめて1問が終わります。2で止めると、次に同じ問題が出たときにまた間違えます。同じ単元の問題を数多く解きたいときは、全国の入試問題を単元順に並べた 分野別過去問 が便利です。
そもそも点が取れていない場合は、復習の前に見るところがあります。公立高校入試の過去問で点が取れない|そこから立て直す5つの手順 を先に読んでください。
過去問は「解くこと」よりも、
“復習の質” が点数を決める教材 です。
しかし、多くの受験生は次のような復習で終わってしまいます。
- 答え合わせをするだけ
- 解説を読んで「分かった気になる」
- 間違えた問題を放置する
- そもそも復習のやり方が分からない
これでは、どれだけ過去問を解いても点数は伸びません。
この記事では、
点が伸びる復習のやり方を、具体的な手順で徹底解説 します。
1. 復習は「3段階」で考える
過去問の復習は、次の3段階に分けると圧倒的に効率が上がります。
第1段階:原因を特定する
まずは「なぜ間違えたのか」を特定します。
原因は大きく5つに分類できます。
- 知識不足(単語・語句・公式を知らない)
- 理解不足(解き方の意味が分かっていない)
- 読み違い(問題文の条件を見落とした)
- ケアレスミス(計算・書き写し・選択ミス)
- 時間不足(最後まで解けなかった)
この分類をするだけで、
復習の方向性が明確になります。
第2段階:正しい解き方を再現する
原因が分かったら、
「次に同じ問題が出たらどう解くか」 を再現します。
- 数学:途中式をすべて書く
- 英語:本文のどこを根拠にしたか線を引く
- 国語:記述の構成を言語化する
- 理社:用語の意味を説明できるようにする
「自分の言葉で説明できるか」が復習の基準です。
第3段階:同じ型の問題で解き直す
復習の最終段階は、
同じタイプの問題をもう一度解くこと です。
- 教科書
- 学校ワーク
- 市販の問題集
- 他県の過去問
どれでも構いません。
「同じパターンで正解できるか」を確認することで、
復習が“定着”に変わります。
2. 優先順位は「間違いの種類」で決まる
復習は、すべての問題を同じように扱う必要はありません。
優先度A|理解不足・知識不足
→ 最も点数に直結する
→ 教科書レベルから戻る必要あり
「知識不足」に分類された問題は、復習のしかたが違います。解き直すより、一問一答で潰すほうが早く終わります。当サイトの一問一答&両面暗記カード(PDF)もどうぞ。
まず無料で力だめしをしたい方は → 入試に出る4択100問(無料・5教科・メールアドレスだけで受け取れます)
優先度B|読み違い・条件の見落とし
→ 解き方は分かっているが、注意力の問題
→ 問題文に線を引く習慣をつける
優先度C|ケアレスミス
→ 原因を特定すれば改善しやすい
→ 時間配分・見直しの仕組みを作る
優先度D|難問
→ 復習はするが、深追いしない
→ 秋以降に再挑戦でOK
3. 教科別|やるべき復習と、やってはいけない復習
国語
やるべき復習
- 設問の意図を言語化する
- 根拠となる本文の箇所に線を引く
- 記述は「理由+根拠」で書き直す
やってはいけない復習
- 解説を読んで終わり
- 本文を読み直すだけ
- 記述を丸暗記する
数学
やるべき復習
- 途中式をすべて書き直す
- 図形は自分で図を描き直す
- 関数は「表→式→グラフ」で整理
やってはいけない復習
- 解説を写すだけ
- 難問ばかりに時間を使う
- できた問題を復習しない
英語
やるべき復習
- 長文は「根拠となる英文」を必ず確認
- リスニングは同じ音声を3回聞く
- 単語・文法の抜けを補強
やってはいけない復習
- 全文を訳そうとする
- 聞き取れなかった部分を放置
- 選択肢だけで判断する
理科・社会
やるべき復習
- 用語を説明できるか確認
- 資料問題は「何を示しているか」を言語化
- 計算問題は途中式まで書く
やってはいけない復習
- 暗記だけで乗り切ろうとする
- 資料を見ずに選択肢だけで判断
- 間違えた問題を放置
4. 復習を続けるための仕組み
復習は「気合」では続きません。
続けるには 仕組み が必要です。
復習は翌日にやる
記憶の定着率が最も高いのは24時間以内。
復習ノートは1冊にまとめる
教科ごとに分けるより、1冊にまとめた方が続きます。
復習の時間を固定する
- 平日:15〜20分
- 休日:30〜40分
短くてOK。継続が最重要。
チェックリストを作る
- 原因分析したか
- 正しい解き方を再現したか
- 同じタイプの問題を解いたか
この3つを毎回チェックするだけで質が上がります。
5. 復習に役立つ教材
復習に使える基礎教材
- 中学3年間の総復習
- 英単語・漢字・計算ドリル
- 理社の一問一答
弱点分析に強いオンライン学習
- スタディサプリ
- Z会
- オンライン家庭教師 e-Live(完全マンツーマン。1・2年の内容までさかのぼって指導してもらえます)
まとめ|復習は「深さ」と「仕組み」で決まる
- 過去問は“解く時間”より“復習の質”が点数を決める
- 復習は「原因分析 → 再現 → 再テスト」の3段階
- 教科別に復習のコツがある
- 翌日復習・ノート1冊化・チェックリストで習慣化
- 基礎教材(3年間の総復習)+弱点分析(スタディサプリ&オンライン家庭教師)が相性抜群
過去問の復習は、
「できない」を「できる」に変える最強のプロセス」 です。
正しい復習を続ければ、
点数は必ず安定し、確実に伸びていきます。
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