埼玉の県立高校を選ぶとき、「その高校から、どの大学にどれくらい合格しているか」は気になるところです。ただ、数字は学校ごとにばらばらの資料で出ていて、見比べるのは手間がかかります。
このページでは、埼玉県教育委員会の事業の実施校になっている県立高校12校について、2026年春の大学合格者数を、各校が公式サイトで公表した数字のまま一覧表にしました。数字にはすべて、その学校の資料へのリンクを付けています。
最終確認日:2026年9月30日。資料の表題が「令和7年度」「2025年度」となっている学校もありますが、どれも2026年3月に卒業した学年(2026年春の入試)の結果です。
この記事で取り上げる12校|埼玉県教育委員会の事業の実施校
埼玉県には、東京都の「進学指導重点校」のような、進学校を一覧で指定する仕組みはいまはありません。そこでこの記事では、埼玉県教育委員会の「オンライン連携講座事業」の実施校として挙がっている12校を取り上げました。
- 12校:浦和・浦和第一女子・浦和西・大宮・春日部・川越・川越女子・熊谷・熊谷女子・越谷北・不動岡・蕨
県の事業のページでは、この事業は「各県立高等学校の教育資源を互いに活用して、県立高等学校全体の教育力向上に取り組む」ものと説明されていて、大学進学の事業だとは書かれていません。ただ、同じ12校は、平成28年度にも県の事業の実施校として県の報道発表に並んでいて、越谷北高校のページには、その事業の指定校は「埼玉県進学指導重点推進校」になると書かれています。また県議会の答弁では、県が平成22年度から進学指導重点推進校を指定し、その後も名前や指定校を変えながら支援を続けてきたこと、令和4年度からは推進校だった学校などの大学進学希望者向けの夏期講習を、すべての県立高校の生徒がオンラインで受けられるようにしたことが説明されています。
12校とも、令和9年度(2027年)の県立高校入試で全日制の募集があります。春日部は、普通科の募集人員が前の年の360人から320人に減ります。
出典:オンライン連携講座事業(埼玉県教育委員会)/平成29年3月16日の県の報道発表(平成28年度の事業実施校。インターネット上の保存版)/指定事業等(越谷北高校)/令和5年6月定例会の答弁(埼玉県議会・速報版)/令和9年度 生徒募集人員(埼玉県)
表を見る前に知っておきたいこと
- 「合格者数」は延べ人数です。1人が早稲田の3学部に受かれば3人と数えます。実際に入学した人数ではありません
- 既卒生(浪人生)の合格を含む学校が多いです。表は「合計(うち現役)」の形にしています
- 学校ごとに資料の出し方が違います。現役の欄が無い学校、合計の欄が無い学校、国立と公立を分けて出している学校などがあります。その場合は学校の書き方のまま載せ、表の下に注を付けました。こちらで足し算はしていません
- 男子校・女子校・共学が混ざっています。「卒業生のうち何%」という割合は、卒業生の人数を公表していない学校が多く、そろえて計算できないので載せていません
そのため、この表は学校どうしの順位づけではなく、「この学校からは、このあたりの大学にこれくらい合格している」をつかむための一覧として見てください。並びは県の事業のページの順で、順位の意味はありません。
12校の国公立大学の合格者数
| 学校 | 国公立 合計 | 東京大 | 京都大 | 一橋大 | 東京 科学大 | 東北大 | 埼玉大 | 千葉大 | 筑波大 | 資料 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 浦和 さいたま市浦和区 | 247(118) | 32(16) | 14(10) | 14(12) | 13(6) | 37(23) | 14(5) | 14(3) | 13(8) | 5月7日現在(学校のページの画像) |
| 浦和第一女子 さいたま市浦和区 | 171(129) | 9(6) | 1(1) | 5(4) | 旧東工1(1) 旧医歯2(2) | 14(9) | 11(9) | 10(6) | 9(8) | 4月10日現在 |
| 浦和西 さいたま市浦和区 | 国立 現役37・既卒9 公立 現役9・既卒1 | — | — | — | — | 現役2 | 現役12・既卒2 | 現役2 | 既卒1 | 日付の記載なし |
| 大宮 さいたま市大宮区 | 196(163) | 9(9) | 4(1) | 11(11) | 18(15) | 22(14) | 18(17) | 12(10) | 25(25) | 日付の記載なし 私立 |
| 春日部 春日部市 | 国立148(101) 公立13(9) | 2(1) | 2(1) | 8(5) | 1(1) | 12(9) | 26(16) | 17(14) | 12(7) | 2026版(日付の記載なし) 速報 4月14日現在 |
| 川越 川越市 | 184(122) | 7(5) | 3(2) | 7(5) | 4(3) | 22(14) | 25(17) | 4(3) | 6(4) | 4月20日 |
| 川越女子 川越市 | 国立90 公立14 | 2 | — | 1 | 1 | 1 | 11 | 2 | 5 | 4月10日現在 |
| 熊谷 熊谷市 | 93(67) | 1(1) | — | — | — | 2(—) | 17(16) | 2(1) | 1(1) | 国公立 4月2日現在 私立 7月1日 |
| 熊谷女子 熊谷市 | 70(64) | — | — | — | — | 1(1) | 10(10) | 1(1) | 1(1) | 4月8日現在 |
| 越谷北 越谷市 | 102(89) | 1(1) | 1(1) | 2(2) | 5(5) | 1(1) | 18(15) | 14(11) | 12(12) | 4月8日現在 |
| 不動岡 加須市 | 国立96(82) 公立22(21) | — | 1(1) | 0 | 0 | 4(4) | 26(24) | 4(2) | 5(5) | 4月20日 |
| 蕨 蕨市 | 116 | 1 | — | 2 | — | 4 | 16 | 11 | 6 | 4月28日現在 |
12校の私立大学の合格者数
| 学校 | 早稲田 | 慶應 | 上智 | 東京 理科 | 学習院 | 明治 | 青山 学院 | 立教 | 中央 | 法政 | 資料 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 浦和 さいたま市浦和区 | 113(56) | 74(28) | 33(17) | 108(22) | 10(1) | 116(40) | 14(9) | 20(10) | 43(19) | 37(10) | 5月7日現在(学校のページの画像) |
| 浦和第一女子 さいたま市浦和区 | 52(45) | 19(15) | 43(37) | 42(21) | 27(25) | 88(65) | 35(27) | 95(74) | 45(35) | 49(40) | 4月10日現在 |
| 浦和西 さいたま市浦和区 | 現役24 | 現役9・既卒1 | 現役12 | 現役13・既卒5 | 現役21・既卒3 | 現役63・既卒5 | 現役22・既卒1 | 現役76・既卒5 | 現役23・既卒2 | 現役69・既卒5 | 日付の記載なし |
| 大宮 さいたま市大宮区 | 84(73) | 62(53) | 41(30) | 131(110) | — | 141(124) | 47(44) | 101(88) | 58(50) | 102(89) | 日付の記載なし 私立 |
| 春日部 春日部市 | 44(28) | 31(19) | 29(16) | 64(40) | 41(33) | 107(75) | 27(20) | 48(21) | 83(53) | 77(45) | 2026版(日付の記載なし) 速報 4月14日現在 |
| 川越 川越市 | 78(54) | 40(26) | 7(5) | 67(33) | 27(19) | 123(82) | 24(19) | 31(17) | 59(39) | 51(24) | 4月20日 |
| 川越女子 川越市 | 36 | 10 | 21 | 19 | 44 | 49 | 10 | 83 | 26 | 54 | 4月10日現在 |
| 熊谷 熊谷市 | 13 | 6 | 7 | 23 | 22 | 31 | 5 | 32 | 27 | 21 | 国公立 4月2日現在 私立 7月1日 |
| 熊谷女子 熊谷市 | 2(2) | — | 2(2) | — | 24(22) | 8(8) | 2(1) | 26(26) | 7(5) | 12(8) | 4月8日現在 |
| 越谷北 越谷市 | 17(16) | 6(5) | 9(5) | 33(31) | 20(20) | 49(43) | 19(19) | 38(37) | 30(29) | 36(34) | 4月8日現在 |
| 不動岡 加須市 | 21(20) | 14(12) | 33(33) | 33(32) | 32(32) | 54(47) | 21(19) | 63(62) | 22(19) | 25(23) | 4月20日 |
| 蕨 蕨市 | 33 | 10 | 13 | 31 | 31 | 60 | 20 | 56 | 41 | 57 | 4月28日現在 |
学校ごとの注
※浦和:資料は延べ数/大学校と海外の大学は国公立の合計に含まない(別の表)/男子校
※浦和第一女子:東京科学大は、資料では旧東京工業大と旧東京医科歯科大の2行/女子校
※浦和西:資料は延べ数で、合計の欄が無いので現役と既卒を分けて表示(空欄の側は書いていない)/資料の公立大学の表だけ、2026年の列の見出しが「2025(R7)」になっている。学校のページの本文(令和8年度入試実績)に挙がる公立大学と合うので、2026年春の列として表示
※大宮:国公立の資料の表題は「国公立大学、準大学合格者数」(大学校を含むかは書かれていない)/学習院は資料に行が無い
※春日部:学校のページで「2026版」とある5年分の表(合格件数)を使用。速報(4月14日現在)では早稲田が46(28)など、少し違う/国公立の合計の欄は無く、国立と公立を分けて表示(大学校は別の表)/男子校
※川越:資料の表題は「2025年度(2026年春)」/国公立の合計に大学校(防衛医大)を含むかは書かれていない/男子校
※川越女子:資料は合計と「うち既卒」だけで現役の欄が無いため、合計を表示/国公立の合計の欄は無く、国立と公立を分けて表示(大学校と海外の大学は別の表)/資料の表題は「2025年度」(令和7年度生=2026年3月卒業)/女子校
※熊谷:国公立の合計に大学校(防衛大学校など)を含む(資料の表の中に行がある)/私立は別の資料(7月1日)で、現役と浪人を合わせた数だけ/東北大の現役の欄は空欄/男子校
※熊谷女子:国公立の合計70に大学校を含むかは書かれていない(大学校は別の表で、その下に合計の表がある)/女子校
※越谷北:国公立の合計は資料の表に無く、学校の進路実績のページの本文(「102名(現役89名)」)による/資料の列の見出しは「令和7年度」(=2026年3月卒業)/大学校は別の表
※不動岡:国公立の合計の欄は無く、国立と公立を分けて表示(大学校は別の表)/青山学院は、学校のページの本文(3月31日現在)では20
※蕨:資料は合格件数で、合計と「うち浪人」だけ。現役の欄が無いため合計を表示(資料の上部に「現役合格105名」とある)/国公立の合計に大学校(防衛大学校・国立看護大学校)を含む
志望校選びで、この表をどう使うか
- 行きたい大学が決まっている人は、その大学の列を縦に見て、候補の高校を広げる材料にする
- 候補の高校が決まっている人は、学校の資料(表の「資料」のリンク)を開いて、表に載せていない大学や、何年分かの推移も見ておく
- 学校説明会では、現役で何人が進学したか(合格ではなく進学)を聞いてみる。資料に載せている学校もあります
大学の実績と同じくらい大事なのが、その高校に入るための入試です。埼玉県の入試の出題の傾向や、過去問の手に入れ方はこちらにまとめています。
→ 【埼玉県公立高校入試】出題傾向と対策|令和9年度から全員に面接
→ 【2027年入試】埼玉県公立高校入試の過去問|公式3年分・リスニング音源つき
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東京の都立高校の分や、都道府県ごとの入試の難しさの比較もあります。
→ 【2026年春】都立高校の大学合格実績まとめ
→ 【47都道府県】公立高校入試の難易度ランキング&出題傾向まとめ
この記事の出典と更新履歴
大学合格者数は、各校が公式サイトで公表している資料をもとにしています。表の「資料」の列から、それぞれの原本を開けます。学校の選び方と入試の募集については埼玉県・県教育委員会の資料によります。最終確認日:2026年9月30日
毎年春に各校の資料が新しくなるので、2027年春の数字が出たら更新します。
- 2026年9月30日:12校の公式資料と埼玉県の資料を確認(数字はこの日の時点のもの)
- 2026年10月2日:公開
