北海道の道立高校を選ぶとき、「その高校から、どの大学にどれくらい合格しているか」は気になるところです。ただ、数字は学校ごとにばらばらの資料で出ていて、見比べるのは手間がかかります。
このページでは、北海道教育委員会が医学部への進学の支援で指定している道立高校9校について、2026年春の大学合格者数を、各校が公式サイトで公表した数字のまま一覧表にしました。数字にはすべて、その学校の資料へのリンクを付けています。
最終確認日:2026年9月30日。資料の表題が「令和7年度卒業生」となっている学校もありますが、どれも2026年3月に卒業した学年(2026年春の入試)の結果です。
この記事で取り上げる9校|北海道教育委員会の「医進類型」指定校
北海道には、東京都の「進学指導重点校」のような、進学校を一覧で指定する仕組みは、確認した範囲では見当たりません。そこでこの記事では、北海道教育委員会の「地域医療を支える人づくりプロジェクト事業」で「医進類型」の指定校になっている9校を取り上げました(指定期間は令和8〜10年度)。
- 医進類型指定校(9校):岩見沢東・小樽潮陵・室蘭栄・苫小牧東・函館中部・旭川東・北見北斗・帯広柏葉・釧路湖陵
この事業は、医学部医学科を目指す生徒に、少人数の授業などで学習支援を行うものです。道教委の説明では、指定校は「医学部への進学実績がある学校」から選ばれています。
札幌市内の学校が入っていないのは、事業の実施要綱で「指定校については石狩管内の学校を除く」と決まっているためです(石狩管内の学校は、別の「協力校」として事業に関わることができます)。札幌の学校の実績は、この表には入っていません。
9校とも、令和9年度(2027年)の道立高校入試で全日制の募集がある見込みです(道の配置計画で令和9年度の学級数に変更が無く、令和9年度の学校裁量の実施予定一覧にも9校とも載っています。令和9年度の募集人員は、確認日の時点でまだ発表されていません)。
出典:令和8年度 道教委指定校一覧(北海道教育委員会)/地域医療を支える人づくりプロジェクト事業(北海道教育委員会)/同事業の実施要綱(北海道教育委員会)/公立高等学校配置計画 令和9〜11年度(北海道教育委員会)/令和9年度 学校裁量についての実施予定一覧表(北海道教育委員会)
表を見る前に知っておきたいこと
- 「合格者数」は延べ人数です。1人がいくつもの学部に受かれば、その数だけ数えます。実際に入学した人数ではありません
- 既卒生(浪人生)の合格を含む学校が多いです。表は「合計(うち現役)」の形にしています
- 学校ごとの資料の出し方がとくにばらばらです。現役だけの学校、現役と既卒の区別が無い学校、大学ごとの合計が無く学部ごとの数しか無い学校などがあります。その場合は学校の書き方のまま載せ、表の下に注を付けました。こちらで足し算はしていません
- 小樽潮陵は、2026年春の資料がまだ公開されていないため、数字が入っていません。また、医学部医学科の合格者数は、表に入れていません。学校によって、国公立だけを数えたり私立大を含めたりと数え方が違い、並べると比べられないためです。各校の資料で確かめてください
そのため、この表は学校どうしの順位づけではなく、「この学校からは、このあたりの大学にこれくらい合格している」をつかむための一覧として見てください。並びは道教委の指定校一覧の順で、順位の意味はありません。
医進類型指定校9校の国公立大学の合格者数
| 学校 | 国公立 合計 | 北海道大 | 旭川 医科大 | 札幌 医科大 | 東京大 | 京都大 | 東北大 | 小樽 商科大 | 北海道 教育大 | 札幌 市立大 | 資料 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 岩見沢東 岩見沢市 | 93 | 3 | — | — | — | — | 1 | 2 | 校ごと | 学部別 | 3月31日現在 |
| 小樽潮陵 小樽市 | ※ | ※ | ※ | ※ | ※ | ※ | ※ | ※ | ※ | ※ | 2026年春の資料なし |
| 室蘭栄 室蘭市 | 135(118) | 15(8) | 学部別 | 学部別 | 1(1) | 1(1) | 2(1) | 学部別 | 9(9) | 学部別 | 4月4日現在 |
| 苫小牧東 苫小牧市 | 163 | 13 | 1 | 2 | 1 | 1 | 1 | 7 | 校ごと | 7 | 4月1日現在(学校のページの画像) |
| 函館中部 函館市 | 140 | 11 | 3 | 6 | 1 | — | 9 | 3 | 校ごと | — | 4月3日現在 |
| 旭川東 旭川市 | 201(169) | 40(34) | 18(12) | 5(3) | 3(2) | 4(3) | 6(6) | 8(6) | 11(11) | — | 日付の記載なし |
| 北見北斗 北見市 | 140(134) | 学部別 | — | 学部別 | 2(1) | 1(1) | — | 10(10) | 校ごと | 3(3) | 4月1日現在 |
| 帯広柏葉 帯広市 | 現役156 | 現役21 | 現役3 | 現役3 | — | 現役1 | — | 現役5 | 校ごと | 現役1 | 3月31日集計分(学校のページの画像) 進学者数(参考) |
| 釧路湖陵 釧路市 | 国立91 公立49 | 11 | 1 | 7 | 1 | — | — | 1 | 校ごと | 2 | 4月20日(進路通信) |
医進類型指定校9校の私立大学の合格者数
| 学校 | 早稲田 | 慶應 | 東京 理科 | 明治 | 北海 学園 | 北海道 医療 | 資料 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 岩見沢東 岩見沢市 | — | — | 2 | 2 | 48 | 21 | 3月31日現在 |
| 小樽潮陵 小樽市 | ※ | ※ | ※ | ※ | ※ | ※ | 2026年春の資料なし |
| 室蘭栄 室蘭市 | ※ | ※ | ※ | ※ | ※ | ※ | 4月4日現在 |
| 苫小牧東 苫小牧市 | 4 | 3 | 4 | 9 | 37 | 27 | 4月1日現在(学校のページの画像) |
| 函館中部 函館市 | 2 | 3 | 4 | 8 | 12 | 6 | 4月3日現在 |
| 旭川東 旭川市 | 5(5) | 6(5) | 8(6) | 21(9) | 19(18) | 22(15) | 日付の記載なし |
| 北見北斗 北見市 | 学部別 | 1(1) | 学部別 | 学部別 | 学部別 | 学部別 | 4月1日現在 |
| 帯広柏葉 帯広市 | 現役3 | 現役1 | 現役8 | 現役7 | 現役8 | 現役24 | 3月31日集計分(学校のページの画像) 進学者数(参考) |
| 釧路湖陵 釧路市 | 1 | 1 | 2 | 3 | 18 | 16 | 4月20日(進路通信) |
学校ごとの注
※岩見沢東:資料は延べ数で、現役と既卒の区別が無い
※小樽潮陵:確認日の時点で、2026年春の大学合格実績は学校のサイトに公開されていない(公開されているのは2025年春の分まで)。資料の列は学校の進路実績のページ
※室蘭栄:私立は合格者数ではなく入学者数(実人数)の資料なので、この表には入れていない/既卒は判明分(資料の注記)
※苫小牧東:資料は合計と「うち既卒」だけで現役の欄が無いため、合計を表示/慶應は、同じ画像の見出しの赤字では「2」、表では「3」
※函館中部:資料は延べ数で、現役が普通科と理数科に分かれ、現役の合計の欄が無いため合計を表示/同じ資料の1ページ目の表では国立102・公立27となっていて、大学ごとの表の計(国立112・公立28・国公立140)と合わない
※旭川東:資料は延べ数(表題「令和8年度 大学・各種学校合格者数一覧」)。資料に日付は無く、ファイルの作成日(2026年3月31日)から2026年春の分と判断
※北見北斗:資料は大学ごとの合計が無く学部ごとの行だけのため、学部が2つ以上ある大学は「学部別」とした(資料を参照)
※帯広柏葉:資料は「令和8年度入試 現役生(76期卒業生)合格大学一覧」で、現役の合格者だけ(既卒は判明分の抜粋だけが別に載っている)/学校のもう1つの資料は進学者数で、合格者数ではない
※釧路湖陵:資料は延べ数で、合計と「うち既卒」だけ。現役の欄が無いため合計を表示/国公立の合計の欄は無く、国立と公立を分けて表示(本文には「国公立大学の合格者は、のべ133名」とあり、同じ資料の別の表では国立87・公立46)
志望校選びで、この表をどう使うか
- 行きたい大学が決まっている人は、その大学の列を縦に見て、候補の高校を広げる材料にする
- 候補の高校が決まっている人は、学校の資料(表の「資料」のリンク)を開いて、表に載せていない大学や、何年分かの推移も見ておく
- 学校説明会では、現役で何人が進学したか(合格ではなく進学)を聞いてみる。資料に載せている学校もあります
大学の実績と同じくらい大事なのが、その高校に入るための入試です。北海道の入試の出題の傾向や、過去問の手に入れ方はこちらにまとめています。
→ 【北海道公立高校入試】出題傾向と対策|70%・15%・15%の3段階選抜
→ 【2027年入試】北海道公立高校入試の過去問|公式3年分の問題・解答用紙・聞き取り音声
基礎の抜けを確かめたい人は、入試によく出る5教科100問の4択アプリ(無料)で、いまの位置を見ておくのも手です。
→ 入試に出る4択100問(無料)
東京の都立高校の分や、都道府県ごとの入試の難しさの比較もあります。
→ 【2026年春】都立高校の大学合格実績まとめ
→ 【47都道府県】公立高校入試の難易度ランキング&出題傾向まとめ
この記事の出典と更新履歴
大学合格者数は、各校が公式サイトで公表している資料をもとにしています。表の「資料」の列から、それぞれの原本を開けます。学校の選び方と入試の募集については北海道教育委員会の資料によります。最終確認日:2026年9月30日
毎年春に各校の資料が新しくなるので、2027年春の数字が出たら更新します。小樽潮陵の資料が公開されたら書き足します。
- 2026年9月30日:9校の公式資料と北海道教育委員会の資料を確認(数字はこの日の時点のもの)
- 2026年10月1日:公開
