兵庫の公立高校を選ぶとき、「その高校から、どの大学にどれくらい合格しているか」は気になるところです。ただ、数字は学校ごとにばらばらの資料で出ていて、見比べるのは手間がかかります。
このページでは、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定されている兵庫県の公立高校14校(県立12校・市立2校)について、2026年春の大学合格者数を、各校が公式サイトで公表した数字のまま一覧表にしました。数字にはすべて、その学校の資料へのリンクを付けています。
最終確認日:2026年9月30日。資料の表題が「令和7年度」「令和8年度入試」「2026年度入試」などばらばらですが、どれも2026年3月に卒業した学年(2026年春の入試)の結果です。
この記事で取り上げる14校|SSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定の公立高校
兵庫県には、東京都の「進学指導重点校」のような、県が進学校を一覧で指定する仕組みは、確認した範囲では見当たりません。そこでこの記事では、SSH に指定されている兵庫県の16校のうち、私立1校と国立の中等教育学校1校を除いた、県立12校・市立2校を取り上げました。
- 第1学区:神戸・長田・六甲アイランド(神戸市立)
- 第2学区:尼崎小田・宝塚北・三田祥雲館・西宮(西宮市立)
- 第3学区:加古川東・小野・明石北
- 第4学区:姫路西・姫路東・龍野
- 第5学区:豊岡
SSH は、大学進学の実績で選ばれた枠ではありません。JST(科学技術振興機構)の説明では、SSH は次のような取組です。
先進的な科学技術、理科・数学教育を通じて、生徒の科学的な探究能力等を培うことで、将来社会を牽引する科学技術人材を育成するための取組です。
兵庫県教育委員会の資料では、SSH は「国が将来の国際的な科学技術系人材の育成や高大接続の在り方を検討するため実施している」事業と説明されています。「高大接続」は高校と大学のつなぎ方を研究するという意味で、合格実績を約束するものではありません。ですから、この14校は「県が認めた進学校」ではなく、「SSH に指定されている公立高校」として見てください。
SSH の指定には期間があり、2027年度以降も続くかは学校によって決まっていません。指定が変わったら、この記事の学校の顔ぶれも見直します。
令和9年度(2027年)の学校ごとの募集人員は、確認日の時点でまだ発表されていません(令和8年度は14校とも募集がありました)。普通科の学力検査は学区の中から受けます。14校のうち9校にある理数科は、2月の推薦入学で定員の全部を選び、県内のどこからでも受けられます。
出典:令和8年度 SSH 指定校一覧(JST)/スーパーサイエンスハイスクールとは(JST)/高校教育の推進(兵庫県教育委員会・令和8年7月)/令和8年度 公立高等学校の募集定員(兵庫県教育委員会)/令和8年度 兵庫県公立高等学校入学者選抜要綱/令和9年度 公立高等学校学校紹介パンフレット(兵庫県教育委員会)
表を見る前に知っておきたいこと
- 「合格者数」は、多くの学校で延べ人数です。1人が関西学院の3学部に受かれば3人と数えます。実際に入学した人数ではありません
- 既卒生(浪人生)の合格を含む学校が多いです。表は「合計(うち現役)」の形にしています
- 学校ごとに資料の出し方が違います。現役の数しか出していない学校、現役の合計の欄が無い学校、国立と公立を分けて出している学校、国公立を学部ごとにしか出していない学校などがあります。その場合は学校の書き方のまま載せ、表の下に注を付けました。こちらで足し算はしていません
- 小野は、2026年春の資料がまだ公開されていないため、数字が入っていません。豊岡は現役だけの数字です
- 「卒業生のうち何%」という割合は載せていません。卒業生の人数を公表していない学校が多く、そろえて計算できないためです
そのため、この表は学校どうしの順位づけではなく、「この学校からは、このあたりの大学にこれくらい合格している」をつかむための一覧として見てください。並びは学区の順(第1〜第5学区)で、順位の意味はありません。
SSH指定の14校の国公立大学の合格者数
| 学校 | 国公立 合計 | 東京大 | 京都大 | 大阪大 | 神戸大 | 大阪 公立大 | 兵庫 県立大 | 神戸市 外国語大 | 兵庫 教育大 | 資料 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 神戸 第1学区・神戸市 | 国立206(134) 公立52(38) | 2(2) | 28(18) | 51(36) | 34(26) | 20(13) | 23(17) | 1(1) | 2(2) | 日付の記載なし(2026年度入試) |
| 長田 第1学区・神戸市 | 国立191(128) 公立48(28) | 6(3) | 31(18) | 44(36) | 42(27) | 13(9) | 24(12) | — | — | 日付の記載なし(2026入試) |
| 六甲アイランド 第1学区・神戸市(市立) | 17(13) | — | — | — | — | — | 2(2) | 2(2) | 2(2) | 日付の記載なし(2026年度入試の列) |
| 尼崎小田 第2学区・尼崎市 | 国立5 公立5 | — | — | — | 既卒1 | 既卒1 | 学部別 | 1 | — | 日付の記載なし(令和7年度) |
| 宝塚北 第2学区・宝塚市 | 122(99) | — | 6(4) | 18(15) | 10(8) | 10(8) | 18(14) | 2(2) | — | 2026年7月2日 |
| 三田祥雲館 第2学区・三田市 | 80 | — | — | 2 | 4 | 3 | 8 | 3 | 4 | 日付の記載なし(令和7年度) 私立 |
| 西宮 第2学区・西宮市(市立) | 194(163) | 1(1) | 11(9) | 35(28) | 45(36) | 18(15) | 18(17) | 3(3) | — | 日付の記載なし(26年3月の列) 78回生の進路状況 |
| 加古川東 第3学区・加古川市 | 国立193(163) 公立90(77) | 1(—) | 12(11) | 23(20) | 47(42) | 20(18) | 51(44) | 2(1) | 3(2) | 日付の記載なし(2026年度入試) 過去の進路状況 |
| 小野 第3学区・小野市 | ※ | ※ | ※ | ※ | ※ | ※ | ※ | ※ | ※ | 2026年春の資料なし |
| 明石北 第3学区・明石市 | 165(151) | — | 1(1) | 4(4) | 14(12) | 8(7) | 53(50) | 1(1) | 3(2) | 2026年3月31日 |
| 姫路西 第4学区・姫路市 | 224(175) | 5(3) | 11(7) | 25(19) | 21(18) | 14(9) | 19(15) | 4(2) | 2(2) | 4月7日現在 |
| 姫路東 第4学区・姫路市 | 200(170) | — | 2 | 4(4) | 12 | 7 | 35 | 2(2) | 4(4) | 日付の記載なし(令和8年度入試) |
| 龍野 第4学区・たつの市 | 140(130) | — | — | — | 3(3) | — | 26(23) | 1(1) | 2(2) | 4月7日現在 |
| 豊岡 第5学区・豊岡市 | — | 現役1 | — | 現役8 | — | 現役4 | 現役5 | — | 現役1 | 日付の記載なし(2026年度の列) |
SSH指定の14校の私立大学の合格者数
| 学校 | 関西 | 関西 学院 | 同志社 | 立命館 | 甲南 | 早稲田 | 慶應 | 資料 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 神戸 第1学区・神戸市 | 109(85) | 182(138) | 123(59) | 147(82) | 26(21) | 8(6) | 7(2) | 日付の記載なし(2026年度入試) |
| 長田 第1学区・神戸市 | 61(27) | 157(104) | 97(45) | 76(43) | 35(8) | 11(4) | 5(1) | 日付の記載なし(2026入試) |
| 六甲アイランド 第1学区・神戸市(市立) | 19(18) | 63(61) | 9(5) | 21(15) | 72(69) | — | — | 日付の記載なし(2026年度入試の列) |
| 尼崎小田 第2学区・尼崎市 | 24 | 17 | 4 | 3 | 28 | — | — | 日付の記載なし(令和7年度) |
| 宝塚北 第2学区・宝塚市 | 82(72) | 147(119) | 56(35) | 44(32) | 56(51) | 5(1) | 2(2) | 2026年7月2日 |
| 三田祥雲館 第2学区・三田市 | 19(19) | 54(53) | 3(3) | 12(7) | 37(37) | — | — | 日付の記載なし(令和7年度) 私立 |
| 西宮 第2学区・西宮市(市立) | 151(133) | 194(181) | 185(165) | 185(159) | 33(30) | 5(4) | 2(1) | 日付の記載なし(26年3月の列) 78回生の進路状況 |
| 加古川東 第3学区・加古川市 | 75(65) | 265(229) | 81(68) | 99(73) | 46(42) | 4(2) | 1(—) | 日付の記載なし(2026年度入試) 過去の進路状況 |
| 小野 第3学区・小野市 | ※ | ※ | ※ | ※ | ※ | ※ | ※ | 2026年春の資料なし |
| 明石北 第3学区・明石市 | 71(66) | 144(127) | 28(25) | 50(42) | 86(82) | — | — | 2026年3月31日 |
| 姫路西 第4学区・姫路市 | 19(15) | 108(79) | 41(23) | 48(15) | 22(19) | 10(4) | 3(2) | 4月7日現在 |
| 姫路東 第4学区・姫路市 | 19(16) | 168(143) | 23(15) | 47(31) | 78(72) | — | — | 日付の記載なし(令和8年度入試) |
| 龍野 第4学区・たつの市 | 24(20) | 49(45) | 10(8) | 12(11) | 70(59) | — | — | 4月7日現在 |
| 豊岡 第5学区・豊岡市 | 現役20 | 現役34 | 現役22 | 現役41 | 現役14 | — | 現役4 | 日付の記載なし(2026年度の列) |
学校ごとの注
※神戸:資料は合格者数の「計」と「現役」(既卒の欄は無い。進学者数の列もある)/国公立の合計の欄は無く、国立と公立を分けて表示/私立の合格者数は延べ数(資料の注記)/医学部医学科と大学校は別の表
※長田:資料の合格者数の列(進学者数の列もある)/国公立の合計の欄は無く、国立と公立を分けて表示/大学校は別の表/卒業生313名(資料の記載)
※六甲アイランド:国立と公立を分けない1つの表/列の見出しは「26期生」「既卒」「計」で、26期生を現役として表示(資料に「現役」の文字は無い)/甲南大の2026年度入試の数(69・3・72)は、同じ表の2024年度入試と同じ並び(資料のまま)
※尼崎小田:資料の形がほかの学校と大きく違う。国公立は学部ごとの行と、見出しの人数(「国立大学 合格5名」「公立大学 合格5名」)だけで、現役と既卒の区別は書かれていない。別に「過年度生」の表(神戸大1・大阪公立大1)があり、その分を既卒として表示/兵庫県立大は工学部1・理学部1の2行で、大学ごとの合計が無い/私立は「合格」と「進学」の2列で、合格の数を表示/資料の表題は「令和7(2025)年度 進路状況」。令和7年度(2026年3月卒業)の分として表示
※宝塚北:国立と公立を分けない1つの表/列の見出しは「39回生」「既卒」「合計」で、39回生を現役として表示(資料に「現役」の文字は無い)/大学校と海外の大学は別の表
※三田祥雲館:国公立は入試の区分ごとの列(総合型・学校推薦型・一般前期・一般中後期)と「既卒」「合計」で、現役の合計の欄が無いため合計を表示(国公立の既卒は2)/国立と公立を分けない1つの表/資料の表題は「令和7年度」。令和7年度(2026年3月卒業)の分として表示/卒業生235名(資料の記載)
※西宮:西宮市立西宮高校。資料「過去5年間合格状況一覧」の「26年3月(78)」の列で、資料の( )はグローバル・サイエンス科の内数なので省いた/学校のページの本文に「合格者数は現役、浪人を含めた人数」とある。別の資料「78回生の進路状況」は現役の数だけで、私立は延べの「合格数」と実人数の「合格者数」を分けて載せている/大学校は別の表/卒業生313名(学校のページの記載)
※加古川東:国公立の合計の欄は無く、国立と公立を分けて表示/私立大学の集計は延べ人数(資料の注記)/東京大と慶應は現役の欄が空欄/大学校は別の表
※小野:確認日の時点で、2026年春の大学合格実績は学校のサイトに公開されていない(進路実績の欄にあるのは2025年春の分まで)。資料の列は学校の進路実績の欄
※明石北:国立と公立を分けない1つの表/列の見出しは「52回生」「既卒生」「総計」で、52回生を現役として表示(資料に「現役」の文字は無い)
※姫路西:私立の表の題は「私立大学(抜粋)」/医学部医学科と大学校は別の表
※姫路東:国公立は学部ごとの行で、大学ごとには合計だけがある。学部が2つ以上ある大学(京都大・神戸大・大阪公立大・兵庫県立大)は合計を表示/列の見出しは「78回生」「既卒生」「合計」で、78回生を現役として表示(資料に「現役」の文字は無い)/海外の大学は別の表
※龍野:資料は延べ人数(表題に明記)。「生徒からの受験報告を基に作成」との注記がある/医学部医学科と大学校は別の表
※豊岡:資料は現役だけの延べ数(資料の表題の横に「現役生のみ、延べ数」)/国公立の合計の欄は無い/資料の「2026年度」の列を2026年春として表示(同じ資料に「2026年度卒業生進路状況」があり、2026年5月の掲載)
志望校選びで、この表をどう使うか
- 行きたい大学が決まっている人は、その大学の列を縦に見て、候補の高校を広げる材料にする
- 候補の高校が決まっている人は、学校の資料(表の「資料」のリンク)を開いて、表に載せていない大学や、何年分かの推移も見ておく
- 学校説明会では、現役で何人が進学したか(合格ではなく進学)を聞いてみる。資料に載せている学校もあります
大学の実績と同じくらい大事なのが、その高校に入るための入試です。兵庫県の入試の出題の傾向はこちらにまとめています。
→ 【兵庫県公立高校入試】出題傾向と対策|複数志願選抜と第1志望加算点
→ 公立高校入試の過去問|都道府県別リンク集
基礎の抜けを確かめたい人は、入試によく出る5教科100問の4択アプリ(無料)で、いまの位置を見ておくのも手です。
→ 入試に出る4択100問(無料)
大阪の府立高校や東京の都立高校の分、都道府県ごとの入試の難しさの比較もあります。
→ 【2026年春】大阪府立GLHS10校の大学合格・進学実績まとめ|北野・天王寺・茨木など一覧表で
→ 【2026年春】都立高校の大学合格実績まとめ
→ 【47都道府県】公立高校入試の難易度ランキング&出題傾向まとめ
この記事の出典と更新履歴
大学合格者数は、各校が公式サイトで公表している資料をもとにしています。表の「資料」の列から、それぞれの原本を開けます。学校の選び方は JST、入試の募集と学区は兵庫県教育委員会の資料によります。最終確認日:2026年9月30日
毎年春に各校の資料が新しくなるので、2027年春の数字が出たら更新します。小野の2026年春の資料が公開されたら、その分も書き足します。
- 2026年9月30日:14校の公式資料と JST・兵庫県の資料を確認(数字はこの日の時点のもの)
- 2026年10月5日:公開
