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中国・四国エリアの中でも、非常にユニークかつ計算の複雑な入試システムを持つ島根県。 島根県の公立高校入試(一般選抜)は、受験生と保護者を悩ませる「2つの特殊ルール」が存在します。
1つ目は、特色入学者選抜のうち「総合入学者選抜」が、全日制の全ての学科で実施されることです。その募集人員は入学定員の10〜40%程度まで、各学校が定めます。なお「中3が2倍」「180点満点」「特別活動9点」といった調査書の点数のつけかたは、令和9年度の基本方針には書かれていません。公式の裏づけがないので当サイトでは断定しません。
2つ目は、本番のテストが100点満点ではなく、「各教科50点・計250点満点」で行われる点です。1問あたりの配点が重く、ケアレスミスがそのまま致命傷に直結します。
そして、島根県の受験生が直面する最大の壁が、「島根県教育委員会の公式HPには、過去問題やリスニング音声が(充実した解説付きで)掲載されていない」という事実です。
この記事では、令和9年度(2027年2月・3月)入試について、県教育委員会の基本方針で確認できたことだけを書きます。1教科50点・合計250点という配点、総合入学者選抜の募集人員、松江と出雲の4校にある地域外入学制限、そして科目別の出題傾向までまとめました。
📅 この記事は、いま中学3年生の人が受ける「令和9年度(2027年2月・3月)入試」の記事です。
令和9年度の資料で確認ずみ:基本方針、日程、学力検査の教科・時間・配点、総合入学者選抜の募集人員、求める生徒像まで。この記事は全体が令和9年度の資料にもとづいています
1. 島根県の学力検査は1教科50点、合計250点です
島根県は、配点を基本方針にはっきり書いています。
ア 実施教科 中学校の国語、社会、数学、理科、英語の5教科で実施する。
イ 実施期日 令和9年3月3日(水) 公立高等学校全日制課程、定時制課程について、一斉に実施する。
エ 実施時間・配点 実施時間は各教科50分とし、配点は1教科50点満点、合計250点とする。
(令和9年度島根県公立高等学校入学者選抜の基本方針について)
1教科50点は、全国でもっとも配点が小さい部類です。
100点満点の県と比べると、1問の重みが単純に2倍になります。ケアレスミス1つで、順位が大きく動きます。
「難しい問題を1つ解く」より「取れる問題を落とさない」ほうが、島根県では効きます。過去問は必ず50分で計って解いてください。
なお「調査書が何点満点か」「実技4教科が何倍か」といった点数のつけかたは、令和9年度の基本方針には書かれていません。よく見かける数字がありますが、公式の裏づけが取れないので、当サイトでは断定しません。細かい規定は「令和9年度島根県公立高等学校入学者選抜実施要綱」で定めると基本方針に書かれています。
📌 総合入学者選抜は全学科で実施されます
イ 総合入学者選抜は、定時制・通信制課程を除き、全日制課程の全ての学科において実施することとし、その募集人員は、体育科を除き当該学科の入学定員の10~40%程度までで各学校が定める。
ウ 一般入学者選抜においては、出願後1回に限り志願変更を認める。
(令和9年度島根県公立高等学校入学者選抜の基本方針について)
総合入学者選抜とスポーツ推進指定校入学者選抜では、提出された書類と当該高等学校が指定した2つ以上の選抜検査をもとに総合的に判断されます。各高校の「求める生徒像」が県のサイトで公表されているので、そこを読んでから出願を決めてください。
全日制の全学科で実施されるので、「うちの学科にはない」ということはありません。定員の最大4割がここで決まります。
一般選抜だけを見て計画を立てると、実際の枠を見誤ります。志望校が何%を総合選抜に充てているかを、必ず確認してください。
🚩 松江・出雲の4校には地域外の制限があります
(3) 松江市内、出雲市内にある県立高等学校全日制課程4校(松江北高校、松江南高校、松江東高校、出雲高校)の普通科については、地域外の合格者の割合を入学定員の10%(出雲高校は5%)以内に制限する。ただし、総合入学者選抜及びスポーツ推進指定校入学者選抜においては、地域外入学制限を適用しない。
(令和9年度島根県公立高等学校入学者選抜の基本方針について)
地域外から一般選抜でこの4校を受けるなら、枠は定員の10%(出雲は5%)です。ただし総合入学者選抜には制限がかかりません。地域外の人ほど、総合入学者選抜を検討する価値があります。
2. 令和9年度の日程と選抜の種類
| 選抜 | 中身 |
|---|---|
| 特色入学者選抜 | 総合入学者選抜/中高一貫教育校(連携型)に係る入学者選抜/スポーツ推進指定校入学者選抜 |
| 一般入学者選抜 | 個人調査報告書、学力検査、自己申告書等に基づいて選抜。1回に限り志願変更ができる |
| 第2次募集 | 一般選抜の合格発表の時点で欠員が生じた全ての学校・学科で実施。一般選抜の学力検査の結果を資料として使える |
| 期日 | 内容 |
|---|---|
| 令和9年3月3日(水) | 一般入学者選抜 学力検査(本検査) |
| 令和9年3月9日(火) | 追検査(面接・実技もこの日のうちに行う) |
第2次募集は「欠員が生じた全ての学校・学科」で実施されます。やる・やらないを学校が選ぶ県もあるなか、島根県は全部です。
しかも一般選抜の学力検査の結果を資料として使えるので、もう一度5教科を受け直す必要がない場合があります。
過去問と正答は島根県が公開していません。他の県が何を公開しているかは 公立高校入試の過去問|都道府県別リンク集 にまとめてあります。
3. 【科目別】島根県の学力検査(各50分・各50点)の出題傾向
島根県の学力検査は「各教科50点満点」です。1問あたりの重みが他県よりも大きく、基礎の取りこぼしが命取りになります。
🔤 英語:約350語の長文読解とリスニング
- 特徴: 50点満点のうち、冒頭のリスニングテストが重要な得点源となります。また、約350語の長文読解問題が大問の半分以上を占める構成です。
- 【対策】 読むべき英文の量が多いため、50分の中で解き切る「速読力」が必須です。また、「絵の中のセリフを英語で書く」といった英作文も出題されるため、知っている単語でミスなく表現する練習をしておきましょう。
📐 数学:配点の2割以上を占める「小問集合」の死守
- 特徴: 大問1の小問集合(計算問題など)だけで全体の配点の2割以上を占めます。後半は関数や、記述式の図形証明問題が出題されます。
- 【対策】 松江北や出雲などのトップ校を狙う場合を除き、小問集合でのケアレスミスは絶対に許されません。証明問題は、穴埋めだけでなく自分の言葉で理由を説明する記述力が求められます。
📖 国語:漢字・古典の基礎固めと「条件作文」
- 特徴: 現代文、古文、知識問題に加え、最後には自分の意見を指定の条件(段落構成や文字数)でまとめる条件作文が出題されます。
- 【対策】 50分の中で作文を書き上げる時間配分が鍵です。知識問題は即答できるようにし、作文は過去問を使って10分程度で仕上げる型を身につけてください。
🧪 理科・🗺 社会:図表の読み取りと記述力の勝負
- 特徴: 実験結果のグラフ(中和や電流など)や、地形図・歴史資料などの図表を用いた問題が中心です。「なぜそのような結果になったのか」を文章で説明させる記述問題が出題されます。
- 【対策】 単語の一問一答形式の暗記だけでは通用しません。「このグラフの変化は〇〇という理由による」と、自分の言葉で論理的に説明できるレベルまで教科書を深く理解しておく必要があります。
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4. 250点満点テストの島根県で「市販の過去問題集とプロの力」が必須な理由
ここが島根県の受験生にとって、最も重要な分かれ道です。
島根県教育委員会の公式ホームページには、過去問題やリスニング音声のデータが(充実した解説付きでは)公開されていません。
「各50点・計250点満点」という特殊な配点スケールの中で、1問のミスがどれほど重いのか。これを実感するには、ネット上の不完全な情報ではなく、本番と全く同じ形式の過去問を実際に時間を測って解くことが唯一の解決策です。
そのため、島根県の公立高校入試で合格を勝ち取るためには、市販の「過去問題集(東京学参など)」を購入することが、実質的な必須条件となっています。
- 「各50点満点」のペース配分を掴める: 100点満点の模試とは違う、島根県特有の「1問の重み」と50分の時間感覚を体に叩き込めます。
- リスニング音声が手に入る: 配点の高い英語のリスニング対策を、本番と全く同じ環境で何度もシミュレーションできます。
- 記述問題の採点基準がわかる: 理科や社会の記述問題で、「どこまで書けば部分点がもらえるか」が明確になります。
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解いたあと、知識を定着させる
過去問を解くと、落とした原因が「知識」なのか「時間」なのかが見えてきます。知識で落としている場合は、同じ問題集をもう一周するより、一問一答の形で潰すほうが早く終わります。
当サイトでは、公立高校入試の過去問を分析してつくった一問一答&両面暗記カード(PDF)を用意しています。島根県版は現在ご用意がないため、全国の頻出問題を横断してまとめた全国版をご覧ください。スマホアプリが付いていて、同じ2,004問をスマホでも解けます。価格は1,480円です。。
・BOOTHでも購入できます
・noteでも販売しています(標準編・初級編)
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「1教科50点で、1問のミスがどれくらい響くのか」「総合入学者選抜と一般入学者選抜のどちらで勝負すべきか」。島根県の入試は選抜の種類が多く、いまの自分がどこにいるのかを正確に把握するのは簡単ではありません。
「内申点のビハインドを本番のテストで逆転したい」「記述問題の採点をしてほしい」という場合は、島根県の入試データに精通した「明光義塾」などの個別指導塾を活用するのが最も確実な近道です。
過去問題集での実戦演習と、プロによる個別指導を組み合わせて、一刻も早く志望校に向けた専用の対策をスタートしましょう!
💡 本記事の作成について(作者&AIの共創) 本記事は、塾講師経験者による専門的視点と、最新の入試データを解析するAI技術を掛け合わせて制作された「共創コンテンツ」です。島根県の、1教科50点・合計250点という配点と、全日制の全学科で行われる総合入学者選抜のしくみを、県の基本方針にもとづいて反映しています。
この記事の出典
この記事の制度・日程・配点は、次の公式資料で確認したものだけを書いています。数値と日程は年度ごとに変わります。受験する年度の資料を必ずご自身でご確認ください。
- 高校入学者選抜関連情報(島根県教育委員会)
- 令和9年度島根県公立高等学校入学者選抜の基本方針について|PDF
- 令和9年度入学者選抜における総合選抜の概要|PDF
- 令和9年度入学者選抜における「求める生徒像」|PDF
最終確認日:2026年9月11日
