【山口県公立高校入試】出題傾向と対策|前段選抜と後段選抜

山口県 公立高校入試 出題傾向と対策 前段選抜と後段選抜の2回に分けて選抜

※この記事はプロモーション広告を含みます。

中国・四国エリアの中でも、近年入試システムが大きく変わった山口県。いまの山口県には第一次募集特色選抜があり、特色選抜では個人面接と学校独自検査が行われます。

選抜のしかたも独特です。まず第一志願者だけで前段選抜を行い、そのあと第二志願者を加えて後段選抜を行います。なお「135点満点」といった調査書の満点は、令和9年度の実施大綱には書かれていません。公式の裏づけがないので当サイトでは断定しません。

さらに、メインとなる第一次募集(一般入試)のテストは100点満点ではなく、「各教科50点・計250点満点」で行われるため、1問あたりのミスが非常に重くのしかかります。

そして、山口県の受験生が直面する最大の壁が、「山口県教育委員会の公式ホームページには、著作権等の関係で過去問題が(充実した形で)一切掲載されていない」という事実です。

この記事では、令和9年度(2027年2月・3月)入試について、県教育委員会の実施大綱で確認できたことだけを書きます。前段選抜と後段選抜入学定員の20%以内で行う調査書等による選抜、各教科50点の学力検査、そして科目別の出題傾向までまとめました。

📅 この記事は、いま中学3年生の人が受ける「令和9年度(2027年2月・3月)入試」の記事です。
令和9年度の資料で確認ずみ:実施大綱、日程、時間割、各高等学校の選抜方法、学校独自検査まで。この記事は全体が令和9年度の資料にもとづいています

目次

1. 山口県は「前段」と「後段」の2回に分けて選びます

山口県の第一次募集は、同じ日の検査の結果を2回に分けて使います。実施大綱に手順が書かれています。

(イ) 選抜に当たっては、初めに、第一志願者を対象として前段選抜を行い、募集人員のうちの一定の人数を合格内定者とする。次に、第一志願者のうち前段選抜で合格内定とならなかった者に第二志願者を加えて、後段選抜を行う。
(令和9年度山口県公立高等学校入学者選抜実施大綱)

第一志願者は、前段でも後段でも見てもらえます。第二志願者は後段からです。第一志願で出すこと自体に価値があるということです。
山口県では同じ学校の他の課程・他の学科・本校と分校を第二志願にできます。第一志望の学科に届かなくても、同じ学校の別の学科で拾われる可能性があります。

📐 調査書と学力検査は「同等」に扱われます

(ア) 高等学校長は、選抜に当たっては、調査書を重視する。その際、調査書の「学習の記録」と学力検査の成績は同等に取り扱うとともに、調査書の「学習の記録」以外の記載事項及び面接、小論文、実技検査の結果等も十分考慮する。
(令和9年度山口県公立高等学校入学者選抜実施大綱)

比率を学校ごとに決める県が多いなか、山口県は県のルールとして「同等」と決めています。内申と当日点、どちらかに賭ける作戦は成り立ちません。

📌 定員の20%までは「調査書等による選抜」

(ウ) 高等学校長は、入学定員の一部について、学力検査の成績が一定以上であれば、学校、学科・コースの特色に応じ、調査書及び面接、小論文、実技検査の結果等によって選抜(以下「調査書等による選抜」という。)を行うことができる。
なお、調査書等による選抜により合格内定とすることができる人数は、入学定員の20%に相当する人数以内とし、この範囲内で高等学校長が定める。
(令和9年度山口県公立高等学校入学者選抜実施大綱)

前段・後段で決まらなかった人が対象です。学力検査で一定の点数を取っていることが前提なので、当日点を捨てる作戦は使えません。実施する学校は県の「各高等学校の選抜方法」で公表されています。

2. 令和9年度の日程と時間割

選抜出願検査発表
特色選抜令和9年1月26日(火)〜2月2日(火)10時個人面接及び学校独自検査 2月9日(火)(1日で終わらない学校は2月10日も)
第一次募集令和9年2月17日(水)〜2月25日(木)10時学力検査 3月9日(火)3月16日(火)午前10時

学力検査は5教科、各教科50点です。傾斜配点を行う学校・学科もあります。時間割は大綱に載っています。

時限教科時間
1国語9:00〜9:50(50分)
2数学10:10〜11:00(50分)
3英語11:20〜12:10(50分)
4社会13:00〜13:50(50分)
5理科14:10〜15:00(50分)

1教科50点は、全国でもっとも配点が小さい部類です。1問の重みが大きく、ケアレスミス1つの痛さが100点満点の県の2倍になります。
面接は学力検査の前日・当日・翌日のうち高校長が定める日、小論文・実技検査は当日または翌日です。志望校がいつ実施するかを確認してください。

くくり募集もあります。令和9年度は岩国(人文探究科・理数探究科)、山口(文科・理数科)、宇部・下関西・萩(人文社会科学科・自然科学科)、下関商業(商業科・情報処理科)で実施されます。

過去問と正答は山口県が公開していません。他の県が何を公開しているかは 公立高校入試の過去問|都道府県別リンク集 にまとめてあります。

3. 【科目別】山口県の学力検査(各50分・各50点)の出題傾向

山口県の学力検査は「各教科50点満点」です。1問あたりの重みが他県よりも大きく、さらに「自分の考えを説明する」記述問題が非常に多く出題されます。

🔤 英語:長文読解の速さと「20〜30語の英作文」

  • 特徴: リスニングテストに加え、約440語の長文読解問題が出題されます。最後には、与えられたテーマについて「20語〜30語」で自分の意見を書く条件英作文が必ず出題されます。
  • 【対策】 50点満点の中で、英作文の配点は非常に大きいです。難しい単語を使う必要はないので、自分が確実にスペルミスなく書けるシンプルな文法パターンを暗記し、減点されない型を身につけましょう。

📐 数学:大問1・2の死守と、思考力を問う「確率・証明」

  • 特徴: 大問1・2の小問集合で全体の配点の約3割を占めます。後半は関数、そして記述式の図形証明や、考えた過程を記述させる確率問題が出題されます。
  • 【対策】 基礎問題での失点は即、致命傷になります。後半の証明や過程を書く問題は白紙にせず、わかっている条件や途中式だけでも書いて部分点を拾う粘り強さが求められます。

📖 国語:漢字・古典の基礎固めと「幅広い読解」

  • 特徴: 現代文(小説・論説文)、古文・漢文、知識問題に加え、作文や資料の読み取りなど、計6つの大問から幅広く出題されます。
  • 【対策】 50分の中で作文まで書き上げる時間配分が鍵です。さまざまな文章形式に慣れるため、過去問を使った実戦演習が不可欠です。

🧪 理科・🗺 社会:図表の読み取りと「説明記述」の壁

  • 特徴: どちらも実験結果のグラフや、地形図・歴史資料などの図表を用いた問題が中心です。「なぜそのような結果になったのか」を文章で説明させる記述問題が頻出です。
  • 【対策】 単語の丸暗記だけでは高得点は取れません。「このグラフの変化は〇〇という理由による」と、自分の言葉で論理的に説明できるレベルまで教科書を深く理解しておく必要があります。

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4. HP未掲載の山口県で「市販の過去問題集とプロの力」が必須な理由

ここが山口県の受験生にとって、最も重要な分かれ道です。

山口県教育委員会の公式ホームページには、著作権の都合上、過去問題やリスニング音声のデータが(充実した形で)公開されていません。

「令和8年度からの新制度」という不安の中で、本番の「各50点(計250点満点)」という独自の配点スケールに挑むには、ネット上の不完全な情報ではなく、本番と全く同じ形式の過去問を実際に時間を測って解くことが唯一の解決策です。

そのため、山口県の公立高校入試で合格を勝ち取るためには、市販の「過去問題集(東京学参など)」を購入することが、実質的な必須条件となっています。

  • 「各50点満点」のペース配分を掴める: 100点満点の模試とは違う、山口県特有の「1問の重み」と50分の時間感覚を体に叩き込めます。
  • リスニング音声が手に入る: 配点の高い英語のリスニング対策を、本番と全く同じ環境で何度もシミュレーションできます。
  • 記述の自己採点精度が上がる: 市販本には詳しい解説と採点基準が載っているため、自分の答案の「弱点」が明確になります。

👉 解説つきで演習したい人は、市販の過去問題集もあります

解いたあと、知識を定着させる

過去問を解くと、落とした原因が「知識」なのか「時間」なのかが見えてきます。知識で落としている場合は、同じ問題集をもう一周するより、一問一答の形で潰すほうが早く終わります。

当サイトでは、公立高校入試の過去問を分析してつくった一問一答&両面暗記カード(PDF)を用意しています。山口県版は現在ご用意がないため、全国の頻出問題を横断してまとめた全国版をご覧ください。スマホアプリが付いていて、同じ2,004問をスマホでも解けます。価格は1,480円です。

BOOTHでも購入できます
noteでも販売しています(標準編・初級編)

💡 新制度(特色選抜)と記述対策には「個別指導塾」の併用が最強

「特色選抜の学校独自検査や面接対策はどうすればいい?」「調査書と学力検査が同等に扱われるなかで、自分の今の立ち位置がわからない」。

山口県の入試は、学校ごとに学校独自検査の中身が違います。家庭学習だけで完璧に戦略を立てるのは簡単ではありません。もし少しでも不安があるなら、山口県の最新の入試データに精通した「明光義塾」などの個別指導塾を活用するのが最も確実な近道です。

過去問題集での実戦演習と、プロによる個別指導を組み合わせて、一刻も早く志望校に向けた専用の対策をスタートしましょう!


💡 本記事の作成について(作者&AIの共創) 本記事は、塾講師経験者による専門的視点と、最新の入試データを解析するAI技術を掛け合わせて制作された「共創コンテンツ」です。山口県の前段選抜と後段選抜、調査書等による選抜、各50点満点の学力検査を、県の実施大綱にもとづいて反映しています。

この記事の出典

この記事の制度・日程・配点は、次の公式資料で確認したものだけを書いています。数値と日程は年度ごとに変わります。受験する年度の資料を必ずご自身でご確認ください。

最終確認日:2026年9月11日

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この記事を書いた人

公立進学校から東北大学理学部へ進学。学部卒。
プロ家庭教師、塾講師経験のある40代。
子供は中学生一人。
2026年9月に吉原ビジネスデザイン研究所(YBDL)を開業
2026年10月から「よしわら塾」を開業予定!

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