神奈川の県立高校を選ぶとき、「その高校から、どの大学にどれくらい合格しているか」は気になるところです。ただ、数字は学校ごとにばらばらの資料で出ていて、見比べるのは手間がかかります。
このページでは、神奈川県教育委員会が指定する学力向上進学重点校8校とエントリー校10校について、2026年春の大学合格者数を、各校が公式サイトで公表した数字のまま一覧表にしました。数字にはすべて、その学校の資料へのリンクを付けています。
最終確認日:2026年9月29日。資料の表題が「令和7年度」「2025年度卒業生」となっている学校もありますが、どれも2026年3月に卒業した学年(2026年春の入試)の結果です。
この記事で取り上げる18校|神奈川県の「学力向上進学重点校」と「エントリー校」
神奈川県教育委員会は、県立高校のうち大学進学に力を入れる学校を「学力向上進学重点校」と「学力向上進学重点校エントリー校」に指定しています。
- 学力向上進学重点校(8校):横浜翠嵐・川和・柏陽・横浜緑ケ丘・多摩・湘南・厚木・小田原
- エントリー校(10校):希望ケ丘・横浜平沼・光陵・横浜国際・横須賀・鎌倉・茅ケ崎北陵・平塚江南・大和・相模原
県教委の説明では、3年ごとに重点校とエントリー校を指定し、エントリー校が期間内に基準に達した場合は、その都度、重点校に指定します。いまの指定は2024年度からで、県の計画では2027年度(令和9年度)に新たな指定が予定されています。
18校とも、令和9年度(2027年)の入試で、共通の問題を使った特色検査(自己表現検査)の実施校になっています(県の令和9年度の選考基準・特色検査の資料による。令和9年度の募集定員はまだ発表されていません。令和8年度分は2025年10月に公表)。
出典:学力向上進学重点校(神奈川県教育委員会)/県立高校改革実施計画(Ⅲ期)(神奈川県)/令和9年度 選考基準の公表について(神奈川県・2026年6月5日)/令和9年度 特色検査の概要(神奈川県)
表を見る前に知っておきたいこと
- 「合格者数」は延べ人数です。1人が早稲田の3学部に受かれば3人と数えます。実際に入学した人数ではありません
- 既卒生(浪人生)の合格を含む学校が多いです。表は「合計(うち現役)」の形にしています
- 神奈川は、学校ごとの資料の出し方がとくにばらばらです。現役の数しか出していない学校、合計しか出していない学校、国立と公立を分けて出している学校などがあります。その場合は学校の書き方のまま載せ、表の下に注を付けました。こちらで足し算はしていません
- 「卒業生のうち何%」という割合は載せていません。卒業生の人数を公表していない学校が多く、そろえて計算できないためです
そのため、この表は学校どうしの順位づけではなく、「この学校からは、このあたりの大学にこれくらい合格している」をつかむための一覧として見てください。並びは神奈川県の令和9年度の選考基準の資料(2026年6月5日の発表)の順です。
学力向上進学重点校(8校)の大学合格者数
| 学校 | 国公立 合計 | 東京大 | 京都大 | 一橋大 | 東京 科学大 | 横浜 国立大 | 早稲田 | 慶應 | 資料 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 横浜翠嵐 横浜市神奈川区 | 204(176) | 41(36) | 14(9) | 8(7) | 25(21) | 40(37) | 200(181) | 135(118) | 4月1日 |
| 川和 横浜市都筑区 | 107(92) | 2(—) | 1(1) | 3(2) | 10(10) | 24(22) | 97(90) | 42(37) | 5月15日 |
| 柏陽 横浜市栄区 | 154(139) | 4(3) | — | 12(12) | 9(8) | 36(36) | 83(81) | 82(76) | 日付の記載なし |
| 横浜緑ケ丘 横浜市中区 | 国立 現役58 公立 現役18 | 現役2 | — | 現役7 | 現役7 | 現役14 | 現役71 | 現役63 | 日付の記載なし |
| 多摩 川崎市多摩区 | 国立66(55) 公立13(13) | 3(2) | 2(1) | 3(3) | 7(5) | 14(13) | 114(101) | 40(38) | 日付の記載なし(学校のページの画像) |
| 湘南 藤沢市 | 国立187(131) 公立18(10) | 37(24) | 11(6) | 17(15) | 18(16) | 33(27) | 162(117) | 172(126) | 日付の記載なし |
| 厚木 厚木市 | 国立114(95) 公立37(37) | 3(1) | 3(3) | 3(3) | 16(16) | 24(23) | 72(66) | 43(35) | 4月1日現在 |
| 小田原 小田原市 | 98(90) | — | 1(0) | 1(1) | 3(2) | 10(9) | 33(29) | 19(15) | 4月1日現在 |
※横浜翠嵐:大学校と海外の大学は国公立の合計に含まない(別の表)/資料の表題は「2025年度卒業生」(=2026年3月卒業)
※川和:国公立は資料の「国公立大学等合計」(表に大学校の行は無い)/東京大の現役の欄は空欄
※柏陽:大学校は国公立の合計に含まない(私立大学等の表にある)/京都大は資料に行が無い
※横浜緑ケ丘:資料の合格者数は現役だけ(既卒の合格者数は載っていない)/国公立の合計の欄は無く、国立と公立を分けて表示/京都大は資料に行が無い/大学校は別の表
※多摩:資料は学校の進路のページにある画像。列の見出しは「R8(2026)」の下に「68期」と「合計」で、68期を現役として表示(資料に「現役」の文字は無い)/国公立の合計の欄は無く、国立と公立を分けて表示/大学校は別の表
※湘南:国公立の合計の欄は無く、国立と公立を分けて表示/東京科学大は、資料では旧東京医科歯科大と旧東京工業大の2行をまとめた欄/大学校は別の表
※厚木:国公立の合計の欄は無く、国立と公立を分けて表示/大学校は別の表
※小田原:大学校は国公立の合計に含まない(別の表)/東京大は資料の欄が空欄
エントリー校(10校)の大学合格者数
| 学校 | 国公立 合計 | 横浜 国立大 | 早稲田 | 慶應 | 学習院 | 明治 | 青山学院 | 立教 | 中央 | 法政 | 資料 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 希望ケ丘 横浜市旭区 | 国立 一般34・推薦等1 公立 一般9・推薦等7 | 一般12・推薦等0 | 一般28・推薦等10 | 一般18・推薦等5 | 一般13・推薦等2 | 一般102・推薦等5 | 一般70・推薦等7 | 一般46・推薦等3 | 一般47・推薦等4 | 一般64・推薦等0 | 日付の記載なし |
| 横浜平沼 横浜市西区 | — | 10 | 24 | 14 | 15 | 47 | 43 | 35 | 34 | 42 | 4月3日現在 |
| 光陵 横浜市保土ケ谷区 | 79(70) | 25(22) | 27(25) | 23(16) | 12(12) | 82(67) | 38(35) | 46(43) | 55(45) | 69(60) | 4月1日 |
| 横浜国際 横浜市南区 | — | 現役2 | 現役6 | 現役7 | 現役4 | 現役12 | 現役14 | 現役22 | 現役20 | 現役11 | 日付の記載なし(学校案内) |
| 横須賀 横須賀市 | 77(69) | 14(13) | 21(16) | 19(17) | 16(15) | 63(49) | 43(39) | 12(12) | 33(31) | 45(39) | 4月1日現在 |
| 鎌倉 鎌倉市 | 55(47) | 11(11) | 30(28) | 26(24) | 24(24) | 113(99) | 71(66) | 67(62) | 54(52) | 82(78) | 日付の記載なし |
| 茅ケ崎北陵 茅ヶ崎市 | 国立16 公立10 | 5 | 13 | 5 | 15 | 38 | 25 | 7 | 35 | 47 | 日付の記載なし |
| 平塚江南 平塚市 | 59 | 11 | 13 | 12 | 11 | 49 | 40 | 24 | 33 | 40 | 4月6日現在 |
| 大和 大和市 | 61(60) | 19(19) | 24(24) | 10(8) | 11(11) | 95(92) | 78(75) | 28(27) | 54(53) | 56(56) | 日付の記載なし |
| 相模原 相模原市中央区 | 70(70) | 8(8) | 35(35) | 15(15) | 7(7) | 63(63) | 48(48) | 35(35) | 52(52) | 50(50) | 3月25日現在(速報) |
※希望ケ丘:資料は延べ合格者数を「一般受験」と「推薦・総合型」に分けた形で、大学ごとの表に現役・既卒の区別は無い/国公立の合計の欄は無く、国立と公立を分けて表示/資料には「実進学者数」の列もある(この表では使っていない)/大学校は別の表
※横浜平沼:資料は合計と「うち既卒」だけで現役の欄が無いため、合計だけを表示/国公立の合計は資料に無い(主な大学の抜粋)
※光陵:大学校は国公立の合計に含まない(別の表)
※横浜国際:資料は学校案内の「主な大学」の抜粋で、国際科の現役の合格者だけ。国際バカロレアコースは別の表(慶應3・明治1・立教1・中央1)/国公立の合計は資料に無い
※横須賀:国公立の合計に大学校(防衛大学校・防衛医科大学校)を含む(資料の表題に「文部科学省所管外の大学校を含む」)
※鎌倉:大学校は国公立の合計に含まない(別の表)/資料の注記:大学の発表で内訳が分からない場合は既卒の合格として数えている
※茅ケ崎北陵:資料は合計と「うち既卒」だけで現役の欄が無いため、合計だけを表示/国公立の合計の欄は無く、国立と公立を分けて表示
※平塚江南:資料は延べ合格者数で、現役と既卒の区別が無い/大学校と海外の大学は国公立の合計に含まない(別の表)/資料の表題の西暦は「2025年」だが、列の見出しは「2026年4月6日現在」
※大和:大学校は国公立の合計に含まない(別の表)
※相模原:3月25日現在の速報(確定版は学校のサイトに無い)/国公立の合計に防衛大学校を含む(資料の注記)/資料の浪人の欄はすべて空欄
志望校選びで、この表をどう使うか
- 行きたい大学が決まっている人は、その大学の列を縦に見て、候補の高校を広げる材料にする
- 候補の高校が決まっている人は、学校の資料(表の「資料」のリンク)を開いて、表に載せていない大学や、何年分かの推移も見ておく
- 学校説明会では、現役で何人が進学したか(合格ではなく進学)を聞いてみる。資料に載せている学校もあります
大学の実績と同じくらい大事なのが、その高校に入るための入試です。神奈川の入試の出題の傾向や、過去問の手に入れ方はこちらにまとめています。
→ 【神奈川県公立高校入試】出題傾向と対策|S1とS2の計算式
→ 神奈川県公立高校入試の過去問|公式3年分とリスニング音源
基礎の抜けを確かめたい人は、入試によく出る5教科100問の4択アプリ(無料)で、いまの位置を見ておくのも手です。
→ 入試に出る4択100問(無料)
東京の都立高校の分や、都道府県ごとの入試の難しさの比較もあります。
→ 【2026年春】都立高校の大学合格実績まとめ
→ 【47都道府県】公立高校入試の難易度ランキング&出題傾向まとめ
この記事の出典と更新履歴
大学合格者数は、各校が公式サイトで公表している資料をもとにしています。表の「資料」の列から、それぞれの原本を開けます。指定校と入試の実施については神奈川県・県教育委員会の資料によります。最終確認日:2026年9月29日
毎年春に各校の資料が新しくなるので、2027年春の数字が出たら更新します。2027年度に県の新たな指定が出たら、学校の顔ぶれも見直します。
- 2026年9月29日:18校の公式資料と神奈川県の資料を確認(数字はこの日の時点のもの)
- 2026年9月29日:公開
