【北海道公立高校入試】出題傾向と対策|70%・15%・15%の3段階選抜

北海道 公立高校入試 出題傾向と対策 合格者は70%15%15%の3段階で

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北海道の公立高校入試(一般選抜)は、募集人員を70%・15%・15%の3つに分けて合格者を決めるという、他県にはないしくみを持っています。しかも1つ目の70%は「相関表」を用いて判定されます。

さらに、令和4年度(2022年度)からは制度が大きく変わり、これまでトップ校で導入されていた「学校裁量問題」が廃止され、全教科が100点満点(合計500点満点)の新しい共通問題へと生まれ変わりました。

「裁量問題がなくなったから簡単になった」と思ったら大間違いです。記述力や思考力を問う「新傾向問題」が全受験生に課されるようになり、対策の重要性はむしろ増しています。

この記事では、令和9年度(2027年2月・3月)入試について、道教育委員会の資料で確認できたことだけを書きます。募集人員を70%・15%・15%に分ける選抜のしくみ出欠の記録を使わない個人調査書、傾斜配点の範囲、令和9年度の日程、そして科目別の出題傾向までまとめました。

📅 この記事は、いま中学3年生の人が受ける「令和9年度(2027年2月・3月)入試」の記事です。
令和9年度の資料で確認ずみ:選抜の日程
令和9年度の資料がまだ出ていないため、前年度までの資料で書いている部分:選抜の方法、調査書の点数化(315点満点・学年の重み・0.63換算)、学力検査の配点、傾斜配点の範囲。令和9年度の「入学者選抜の手引」は、例年秋以降に公表されます。出たら必ずそちらを確認してください

目次

1. 北海道は、合格者を「70%・15%・15%」に分けて決めます

北海道の入学者選抜でいちばん大事なのは、この3段階です。手引には、こう書かれています。

(ア) 募集人員の70%程度については、個人調査書の「各教科の評定」の記録と学力検査の成績を同等に取り扱い、選抜を行うこと。
(イ) 募集人員の15%程度については、個人調査書の内容等を重視して、選抜を行うこと。
(ウ) 募集人員の15%程度については、学力検査の成績を重視して、選抜を行うこと。
(道立高等学校入学者選抜の手引)

割合決めかた
1つ目70%程度個人調査書の評定と学力検査を同等に扱う相関表を用いる)
2つ目15%程度個人調査書の内容等を重視
3つ目15%程度学力検査の成績を重視

ここが北海道の入試の「救済のしくみ」です。7割は内申と当日点の両方が必要ですが、残り3割は、どちらか片方が強ければ拾われる可能性があります。
内申が足りない人は「学力検査重視の15%」を、当日点に不安がある人は「調査書重視の15%」を狙う、という戦い方が成り立ちます。

その「個人調査書の評定」は、315点満点で計算します。手引の「備考 個人調査書の記入について」に、計算のしかたが書かれています。

イ ㋑の欄には、㋐の欄に記入した数を、第1学年及び第2学年についてはそれぞれ2倍した数を、第3学年については3倍した数を記入すること。
ウ ㋒の欄には、㋑の欄に記入した数の全学年の総和(最高315、最低63)を記入すること。
(令和8年度道立高等学校入学者選抜の手引「備考 個人調査書の記入について」。㋐は各学年の評定の合計、㋑はそれを学年ごとに倍した数、㋒はその総和の欄です)

学年9教科の評定の合計かける数その学年の上限
中1最高452倍90点
中2最高452倍90点
中3最高453倍135点
合計315点(最低63点)

中1・中2も2倍で入ります。中3だけが3倍なので、学年の重みは1:1:1.5。「中3から本気を出す」では、315点のうち180点ぶんが先に決まってしまっています。
実技4教科も5教科と同じ扱いです(9教科をそのまま合計します)。

📌 「出欠の記録」は選抜の資料に使いません

手引には、見落とされがちな一文があります。

個人調査書の内容のうち「出欠の記録」については、選抜の資料として使用しないものとする。

欠席が多いことを不安に思っている人は、まずこの一文を知っておいてください。

2. 令和9年度の日程と、学力検査の中身

項目期日
推薦入学面接日令和9年(2027年)2月9日(火)
学力検査日令和9年(2027年)3月3日(水)
追検査日令和9年(2027年)3月10日(水)
合格発表日令和9年(2027年)3月16日(火)

本検査と追検査の成績は同等に扱われ、両方の受検者を一括して選抜します。体調を崩して追検査に回っても、不利にはなりません。

項目手引に書かれていること
検査教科国語・数学・社会・理科・英語の5教科
配点各教科とも100点(合計500点)
傾斜配点特定の教科の配点に比重をかけられる。傾斜配点を行う教科は1〜3教科、得点の倍率は1.5〜2倍
面接・実技行った場合は、その結果も選抜の資料になる

傾斜配点は最大3教科まで、最大2倍です。3教科を2倍にすると、その3教科だけで600点、5教科合計800点のうち4分の3を占めることになります。志望校が傾斜配点を行うかどうかは、道が公表する「学校裁量についての実施予定一覧表」で確認してください。

なお、15%の枠2つ(個人調査書重視・学力検査重視)で選抜するときは、学力検査500点をそのまま使いません。手引に、こう書かれています。

選抜に当たっては、受検者の学力検査の成績に0.63を乗じ、満点を315点に換算した上で選抜すること。
(令和8年度道立高等学校入学者選抜の手引)

500点×0.63=315点。調査書の315点と同じ物差しにそろえてから比べるということです。学力検査で1点取ることの重みは、この枠では0.63点ぶんになります。

3. 【科目別】北海道「共通問題(各100点満点)」の出題傾向とピンポイント対策

試験時間は各教科50分。情報量が多くスピードが求められる北海道の共通問題(合計500点満点)を突破するための科目別攻略法です。

📝 国語:圧倒的な記述量!「条件作文」を素早く捌く

  • 特徴: 漢字、小説、論説文、古文に加え、資料を読み取って自分の意見を書く「表現(作文)」が出題されます。全体的に記述量が多いのが特徴です。
  • 【ピンポイント対策】 最後の作文問題には配点が大きく割かれています。「段落構成の指定」や「文字数の制限」といった条件に厳密に従って書く力が求められます。過去問を使って、10分程度でサッと条件作文を書き上げるタイムマネジメントを身につけましょう。

📐 数学:大問1・2の基本計算を死守し、後半の「融合問題」で粘る

  • 特徴: 大問1と2は小問集合。後半の大問は、関数と図形の融合問題や、規則性を見つける問題、図形の証明問題など、ステップを踏んで解かせる構成です。
  • 【ピンポイント対策】 配点の高い大問1・2でのケアレスミスは即、致命傷になります。差がつくのは後半の「関数×図形(動点問題など)」。問題文の意図を正確に図に書き込み、裁量問題レベルの思考力が求められる最後の小問は「捨てて見直しに時間を使う」という戦略も、自分のランクによっては有効です。

🔤 英語:約30点がリスニング!「自由英作文」が合否を分ける

  • 特徴: リスニングの配点が約30〜35点と非常に高いです。筆記は対話文、長文読解、そして与えられたテーマについて自分の考えを英語で書く「自由英作文」が出題されます。
  • 【ピンポイント対策】 リスニングは絶対に落とせません。日頃からシャドーイングなどで耳を鍛えましょう。自由英作文は、難しい単語を使う必要はありません。「自分が確実にスペルミスや文法ミスをせずに書ける、シンプルな構文」をいくつかストックしておくのが最強の対策です。

🧪 理科:丸暗記は通用しない!実験の「理由」を記述する力

  • 特徴: 物理・化学・生物・地学からバランスよく出題。単なる知識問題は減り、実験のプロセスや結果から「なぜそうなるのか」を記述させる問題が頻出します。
  • 【ピンポイント対策】 用語を覚えるだけでなく、「対照実験の目的」や「化学反応式の質量の変化」などを、自分の言葉で説明できるようにしておく必要があります。計算問題の配点も高いため、過去問で計算のプロセスを書き残す癖をつけましょう。

🗺 社会:圧倒的な資料の数。「歴史のつながり」と「地理のクロス分析」

  • 特徴: 地理・歴史・公民の融合問題が多く、複数の地図やグラフ、統計資料を読み解く力が求められます。
  • 【ピンポイント対策】 歴史は「できごとの年代並び替え」だけでなく、「その出来事が起きた背景」を記述する問題が出ます。単なる一問一答ではなく、教科書を読み込んで時代の流れをストーリーとして理解してください。地理は「雨温図×特産品」などのクロス分析に慣れることが必須です。

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4. まとめ&作者とAIの共創による注釈

北海道の公立高校入試は、個人調査書の評定が合否の土台になります。そのうえで、裁量問題の廃止後に共通化された500点満点の学力検査でいかに得点できるかが鍵を握ります。

まずは自分がどの枠(70%・15%・15%)で勝負するのかを考えてください。そのうえで、志望校が傾斜配点を行うかどうかを道の公表資料で確認し、過去問演習を通じた弱点補強を始めましょう。

北海道は、学力検査問題と正答を公式に公開しています。年度ごとの置き場所は 【北海道】公立高校入試の過去問|公式リンク集 にまとめました。まずは無料で手に入るぶんを、時間を計って解いてみてください。

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💡 本記事の作成について(作者&AIの共創) 本記事は、公立高校入試の仕組みや科目別対策を熟知した当サイトの編集者(塾講師経験者)による専門的な視点・実体験と、AIによる全国の最新入試データの解析・構造化技術を掛け合わせて制作された「共創コンテンツ」です。

この記事の出典

この記事の制度・日程・配点は、次の公式資料で確認したものだけを書いています。数値と日程は年度ごとに変わります。受験する年度の資料を必ずご自身でご確認ください。

最終確認日:2026年9月10日

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この記事を書いた人

公立進学校から東北大学理学部へ進学。学部卒。
プロ家庭教師、塾講師経験のある40代。
子供は中学生一人。
2026年9月に吉原ビジネスデザイン研究所(YBDL)を開業
2026年10月から「よしわら塾」を開業予定!

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