【大分県公立高校入試】出題傾向と対策|調査書と学力検査の比率

大分県 公立高校入試 出題傾向と対策 調査書と学力検査の比率は学校ごと

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九州エリアの中でも、受験生を驚かせる非常に特殊な計算システムを持つ大分県。 大分県の公立高校入試(第一次入学者選抜)は、他県にはない「2つの大きな特徴」を持った独自の試験です。

1つ目は、内申点(調査書点)の計算ルール。学年が上がるごとに配点が倍増していき、なんと「中3の実技4教科(副教科)は4倍に換算される(合計260点満点)」という、極端な副教科偏重の仕組みになっています。

2つ目は、本番の学力検査が100点満点ではなく「各教科60点・計300点満点」で行われる点です。1問あたりの配点スケールが他県と異なるため、独特の時間配分と得点感覚が求められます。

そして、大分県の受験生が直面する最も過酷な壁が、「大分県教育委員会の公式HPには、過去問題やリスニング音声が(充実した形で)掲載されていない」という事実です。

この記事では、絶対に知っておくべき「中3実技4倍の内申計算ルール」、合否判定の比率、各教科60点満点の学力検査の出題傾向、そして「なぜ今すぐ市販の過去問題集を買うべきなのか」をプロの視点で徹底解説します。

📅 この記事は、いま中学3年生の人が受ける「令和9年度(2027年2月・3月)入試」の記事です。
令和9年度の資料で確認ずみ:入学者選抜の主な日程、推薦入学者選抜の変更点
令和9年度の資料がまだ出ていないため、前年度までの資料で書いている部分:調査書の計算、学校ごとの比率、傾斜配点。令和9年度の実施要項は、例年秋以降に公表されます。ここでは令和8年度の実施要項を引用しています

目次

1. 大分県は「比率」が学校ごとに決まっています

大分県の一次入試でいちばん大事なのは、調査書と学力検査の比率が学校ごとに違うことです。実施要項に明記されています。

(1) 次のものを選抜資料として総合的に判定する。
・調査書の教科学習成績及び学力検査を実施しない教科の換算点の合計点(以下「第一志願における調査書の合計点」という。)
・学力検査成績の総合計点
(2) 第一志願における調査書の合計点と学力検査成績の比率は学校ごとに定める。
(3) 5教科を課す高等学校では、学力検査配点の比重を変える傾斜配点を採用することができる。その場合の倍率は2倍を限度とする。
(令和8年度大分県立高等学校入学者選抜実施要項)

比率は県が「表3」で学校・学科ごとに公表しています。令和8年度は3:7の学校が多く、宇佐産業科学・日出総合などが4:6、大分豊府が5:5でした。

3:7ということは、当日点のほうが2倍以上重いということです。「大分は内申が大事」と一括りにするのは正確ではありません。
まず志望校の比率を調べてください。3:7なら当日点勝負、5:5なら内申も同じだけ効きます。

📐 中3の評定は2倍、実技4教科はさらに換算点が加わります

調査書の作りかたも要項に書かれています。

(1) 第1学年、第2学年の評定は生徒指導要録に記載してある5段階評定を記入する。
(2) 第3学年の評定は5段階とし、各教科ごとに2倍して記入する。
(4) 音楽、美術、保健体育、技術・家庭については(1)、(2)で記入したものを合計して換算点欄に記入する。
(令和8年度大分県立高等学校入学者選抜実施要項/調査書の記入について)

学年・教科効きかた上限
中1・中2の9教科1倍90点
中3の9教科2倍90点
実技4教科(1〜3年)換算点としてもう一度加算80点
合計260点

中3の実技4教科は、評定1つが4点ぶんになります。2倍された評定が、換算点でもう一度2倍ぶん効くためです。
※ 要項に「260点満点」という書き方はありませんが、9教科5段階で計算するとこの数になります。

2. 令和9年度から、推薦のしくみが変わります

県教育庁が変更点を公表しています。

(1)令和9年度推薦入学者選抜から、大分・別府両市以外の全日制普通科において、指定地域からの志願者を対象として選考する「地域活性化枠」を設定した「自己推薦型入学者選抜」(中学校長の推薦を必要としない)の実施を可能とする。
これにともない、これまでの「推薦入学者選抜A」「推薦入学者選抜B」の区分を廃止し、「学校推薦型入学者選抜」(中学校長の推薦を必要とする)と「自己推薦型入学者選抜」の入試区分に改定。
(令和9年度県立高等学校入学者選抜における推薦入学者選抜について/大分県教育庁 高校教育課)

推薦要件の区分は【活動指定あり】【活動指定なし】【志望学科】の3つ。【活動指定なし】と【志望学科】は全県立高校の全学科で実施されます。

「自己推薦型」は、中学校長の推薦がなくても出せます。これまで推薦をもらえずにあきらめていた人にも道ができました。
ただし実施できるのは大分・別府両市以外の全日制普通科で、指定地域からの志願者が対象です。志望校がどちらの型かを必ず確認してください。

📅 令和9年度の日程

期日内容
令和9年1月18日(月)〜1月21日(木)推薦入学者選抜等の出願
令和9年1月28日(木)・1月29日(金)推薦入学者選抜等の検査
令和9年2月1日(月)合格内定通知/一般入学者選抜の募集人員発表
令和9年2月4日(木)〜2月10日(水)一般入学者選抜 第一志願の出願
令和9年2月15日(月)〜2月18日(木)第一志願の志願変更
令和9年2月22日(月)〜2月26日(金)第二志願・第三志願の出願
令和9年3月3日(水)・3月4日(木)一般入学者選抜 第一志願の検査
令和9年3月5日(金)第二志願の検査(面接実施校のみ)
令和9年3月8日(月)第三志願の検査(面接実施校のみ)
令和9年3月12日(金)合格者発表

大分県には第二志願・第三志願があります。第一志願で決まらなかった場合に、まだ空きのある学校へ出せるしくみです。
第二志願の出願は2月22日から、つまり第一志願の検査より前です。結果を見てから考えるのでは間に合いません。

過去問と正答は大分県が公開していません。他の県が何を公開しているかは 公立高校入試の過去問|都道府県別リンク集 にまとめてあります。

3. 【科目別】大分県の学力検査(各60点満点)の出題傾向

大分県の学力検査は、実施要項に「各教科とも60点満点とする」と明記されています。100点満点の県より1問あたりの重みが大きく、1つのミスが響きます。なお教科ごとの検査時間は要項に書かれていないため、当サイトでは断定しません。

🔤 英語:配点の高いリスニングと、条件英作文

  • 特徴: 冒頭に配点の高いリスニングテストがあり、対話文、長文読解、そして与えられたテーマについて英語で書く条件英作文が出題されます。
  • 【対策】 リスニングでの失点は即、致命傷になります。英作文は難しい単語を使わず、自分が確実にスペルミスなく書けるシンプルな構文で書き切る練習をしましょう。

📐 数学:大問1〜2の計算死守と、関数・図形の証明

  • 特徴: 大問1・2の小問集合(基礎問題)で確実な得点源を作り、後半は関数とグラフ、図形の証明問題(記述式)が出題されます。
  • 【対策】 トップ校を狙う場合を除き、大問1・2の基本問題でのケアレスミスは絶対に許されません。後半の証明問題は白紙にせず、わかっている条件や途中式だけでも書いて部分点を拾いましょう。

📖 国語:漢字・古典の基礎固めと課題作文

  • 特徴: 現代文、古文、知識問題に加え、最後には自分の意見を指定の条件(段落構成など)でまとめる課題作文が出題されます。
  • 【対策】 50分の中で作文を書き上げる時間配分が鍵です。古文や漢字などの知識問題は即答できるようにし、作文は過去問を使って10分程度で仕上げる型を身につけてください。

🧪 理科・🗺 社会:図表の読み取りと記述力の勝負

  • 特徴: どちらも実験結果のグラフや、地形図・歴史資料などの図表を用いた問題が中心です。「なぜそのような結果になったのか」を文章で説明させる記述問題が出題されます。
  • 【対策】 単語の丸暗記だけでは高得点は取れません。「このグラフの変化は〇〇という理由による」と、自分の言葉で論理的に説明できるレベルまで教科書を深く理解しておく必要があります。

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4. 独自の配点と複雑な計算…大分県対策に「市販の過去問題集」が必須な理由

ここが大分県の受験生にとって、最も重要な分かれ道です。

大分県教育委員会の公式ホームページには、過去問題やリスニング音声のデータが(充実した形で)公開されていません。

「中3の実技が4倍になる」というプレッシャーの中で、本番の「各60点(計300点満点)」という独自の配点スケールに挑むには、ネット上の不完全な情報ではなく、本番と全く同じ形式の過去問を実際に時間を測って解くことが唯一の解決策です。

そのため、大分県の公立高校入試で合格を勝ち取るためには、市販の「過去問題集(東京学参など)」を購入することが、実質的な必須条件となっています。

  • 「各60点満点」のペース配分を掴める: 100点満点の模試とは違う、大分県特有の「1問の重み」を体に叩き込めます。
  • リスニング音声が手に入る: 配点の高い英語のリスニング対策を、本番と全く同じ環境で何度もシミュレーションできます。
  • プロの採点基準がわかる: 理科・社会の記述問題や国語の作文において、「どこまで書けば部分点がもらえるか」が明確になります。

公式HPに頼ることができない大分県の入試において、早めに過去問題集を手に入れた人が圧倒的な優位に立ちます。

また、複雑な内申点の計算や、志望校別の「3:7」などの判定比率(調査書:学力検査)に合わせた戦略的な学習には、プロの学習塾(個別指導)のサポートが非常に有効です。 実技の成績を死守しつつ、本番の得点力を上げるために、一刻も早く実戦演習とプロの対策をスタートしましょう!

👉 解説つきで演習したい人は、市販の過去問題集もあります

解いたあと、知識を定着させる

過去問を解くと、落とした原因が「知識」なのか「時間」なのかが見えてきます。知識で落としている場合は、同じ問題集をもう一周するより、一問一答の形で潰すほうが早く終わります。

当サイトでは、公立高校入試の過去問を分析してつくった一問一答&両面暗記カード(PDF)を用意しています。大分県版は現在ご用意がないため、全国の頻出問題を横断してまとめた全国版をご覧ください。スマホアプリが付いていて、同じ2,004問をスマホでも解けます。価格は1,480円です。

BOOTHでも購入できます
noteでも販売しています(標準編・初級編)


💡 本記事の作成について(作者&AIの共創) 本記事は、塾講師経験者による専門的視点と、最新の入試データを解析するAI技術を掛け合わせて制作された「共創コンテンツ」です。大分県特有の260点満点(実技4倍)の内申システムや、各60点満点のテスト傾向を正確に反映しています。

この記事の出典

この記事の制度・日程・配点は、次の公式資料で確認したものだけを書いています。数値と日程は年度ごとに変わります。受験する年度の資料を必ずご自身でご確認ください。

最終確認日:2026年9月11日

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この記事を書いた人

公立進学校から東北大学理学部へ進学。学部卒。
プロ家庭教師、塾講師経験のある40代。
子供は中学生一人。
2026年9月に吉原ビジネスデザイン研究所(YBDL)を開業
2026年10月から「よしわら塾」を開業予定!

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