※この記事はプロモーション広告を含みます。
群馬県の公立高校入試は、令和6年度(2024年度)から入試制度が大きくリニューアルされました。 これまで行われていた「前期選抜」「後期選抜」が廃止され、すべての受験生が1回の検査(本検査)で5教科の学力検査と面接等を受ける「一本化」へと生まれ変わっています。
「入試が1回だけになったからシンプルになった」と思ったら大間違いです。全受検者が「特色型」と「総合型」の2つの型で判定され、しかも型ごとに学力検査・面接・調査書の比重が違います。その比重は学校・学科ごとに公表されています。なお「135点満点」といった調査書の満点は、県の実施大綱にも実施要項にも書かれていません。公式の裏づけがないので当サイトでは断定しません。
この記事では、令和9年度(2027年2月・3月)入試について、県教育委員会の実施大綱・実施要項・各高等学校の選抜方法等で確認できたことだけを書きます。2つの型による判定、インタビューシートと面接、令和9年度から調査書の「出欠席の記録」がなくなること、日程と時間割、そして科目別の出題傾向までまとめました。
📅 この記事は、いま中学3年生の人が受ける「令和9年度(2027年2月・3月)入試」の記事です。
令和9年度の資料で確認ずみ:実施大綱、実施要項、各高等学校の選抜方法等、日程まで。この記事は全体が令和9年度の資料にもとづいています
1. 全員が「特色型」と「総合型」の両方で判定されます
群馬県は前期・後期を廃止して本検査に一本化しましたが、合否の判定そのものは2回あります。実施大綱にそのまま書かれています。
高等学校長は、募集定員の10~50%を「特色型」、50~90%を「総合型」とし、全ての受検者を対象に2つの型による選抜を行うものとする。選抜に当たっては、まず、受検者全員を対象に「特色型」又は「総合型」のいずれか一方の型により判定して合格者を決め、続いて、その合格者を除いた受検者全員を対象にもう一方の型により判定して合格者を決めることとする。
(令和9年度群馬県立高等学校入学者選抜実施大綱)
1回目の型で落ちても、そこで終わりではありません。残った人は全員、もう一方の型でもう一度判定されます。
大事なのは「型ごとに、検査項目の比重が違う」こと。面接を重く見る型で決まる枠と、学力検査を重く見る型で決まる枠が、同じ高校の中にあります。
📊 比重は学校・学科ごとに公表されています
県が「各高等学校の選抜方法等」で、学科ごとの比重を公表しています。たとえば高崎商業高等学校のくくり募集では、次のようになっています。
| 型 | 学力検査 | 面接等 | 調査書 | 割合 |
|---|---|---|---|---|
| 特色型選抜① | 25% | 60% | 15% | 40% |
| 特色型選抜② | 25% | 15% | 60% | 10% |
| 総合型選抜 | 63% | 13% | 25% | 50% |
同じ高校の中で、面接が6割の枠と、学力検査が6割超の枠が並んでいます。
「特色型に限り、検査項目の比重の異なる複数の区分を設けて選抜を行うことができる」と大綱にあるためです。志望校のページを見ないと、何を伸ばせばいいのか決まりません。
選抜の資料は、調査書・5教科の学力検査・インタビューシートを参考として実施する面接等・高校長が定めた検査(実技検査、作文、小論文)です。面接等は集団面接、個人面接、英語面接、パーソナル・プレゼンテーションのうちから高校長が定めます。
インタビューシートは、志望理由や学校内外の活動歴などを書いて出す書類で、面接の際の参考に使われます。書く項目は学校ごとに違い、「選抜方法等」に一覧で載っています。
🆕 令和9年度から、調査書の「出欠席の記録」がなくなります
県教育委員会が見直し事項として公表しています。
調査書については、(略)様々な理由により欠席日数が多くなった生徒にとっての心理的負担を軽減する観点、及び調査書作成に係る教職員の負担軽減の観点から、調査書の事項のうち「出欠席の記録」を削除します。
(入学者選抜における主な見直し事項/群馬県教育委員会 高校教育課)
あわせて、Web出願システムを改修して、従来の形式で出力された調査書データでも、出欠席の記録が登録されないようにすると書かれています。
2. 令和9年度の日程と、1日目の時間割
| 期日 | 内容 |
|---|---|
| 令和9年1月4日(月)〜1月29日(金) | 出願期間(志願情報登録) |
| 令和9年2月2日(火)・3日(水) | 第1回志願先変更期間 |
| 令和9年2月5日(金)〜2月8日(月) | 第2回志願先変更期間 |
| 令和9年2月16日(火) | 本検査1日目(5教科の学力検査) |
| 令和9年2月17日(水) | 本検査2日目(面接等) |
| 令和9年2月24日(水) | 追検査 |
| 令和9年3月3日(水) | 選抜結果の発表 |
| 令和9年3月16日(火) | 再募集の検査(面接等)/発表3月19日(金) |
学力検査は5教科、各教科100点・各50分です。傾斜配点を行う学校・学科もあります。1日目の時間割は大綱に載っています。
| 時間 | 教科 |
|---|---|
| 9:35〜10:25 | 国語 |
| 10:50〜11:40 | 数学 |
| 12:05〜12:55 | 英語(リスニングを含む) |
| 13:55〜14:45 | 社会 |
| 15:10〜16:00 | 理科 |
理科が終わるのは16時です。朝から夕方まで5教科を続けて解く体力が要ります。過去問を解くときは、1教科ずつではなく、この順番で通しでやる日を作ってください。
また追検査の英語には、リスニングが含まれません。
過去問と正答は群馬県が公開しています。年度ごとの置き場所は 【群馬県】公立高校入試の過去問|公式リンク集 にまとめました。
3. 【科目別】群馬県の学力検査(各50分)の出題傾向と対策
試験時間は全教科50分。各教科100点満点(計500点満点)です。近年の群馬県は、複数の資料を読み解く問題や、思考力を問う記述問題が増加傾向にあります。
📝 国語:「課題作文」と複数資料の読解
- 特徴: 漢字、小説、論説文、古文と続き、最後に「課題作文」が出題されるのが定番です。また、複数の文章や図表を比較して自分の意見を記述する新傾向の問題も増えています。
- 【対策】 50分という時間内で、長文を読み解き、さらに作文まで書き上げる圧倒的なスピードが求められます。課題作文は「二段落構成」や「条件(自分の体験を交えるなど)」が指定されるため、過去問演習を通して10分以内でサッと書き上げる特訓が必須です。
📐 数学:大問1の計算を死守し、後半の記述で粘る
- 特徴: 大問1が小問集合、大問2・5が関数、大問3が規則性、大問4・6が図形という構成が基本です。図形の証明問題など、記述させる問題が多いのが特徴です。
- 【対策】 大問1の小問集合で確実に満点を取り、ケアレスミスを防ぐことが最優先です。数学が苦手な生徒は、後半の図形や関数の難問((3)など)は捨てて、見直しに時間を回しましょう。上位校を狙う場合は、過去問で「自分の思考プロセスを採点者に伝わるように記述する」練習が必要です。
🔤 英語:長文読解の割合が高く、「条件英作文」がカギ
- 特徴: リスニングに加え、対話文やまとまった分量の長文読解が出題されます。また、与えられたテーマや状況について英語で答える「条件英作文」も頻出です。
- 【対策】 長文は本文を全て読んでから設問を見るのではなく、「設問を先に読んでキーワードを把握してから本文を探す」という解き方を身につけましょう。英作文は、確実にスペルや文法を間違えずに書けるシンプルな構文をストックしておくのが鉄則です。
🧪 理科:「なぜそうなるか」を論理的に記述する
- 特徴: 物理・化学・生物・地学の4分野から出題。単なる用語の暗記ではなく、図や表を分析する問題や、実験結果から「なぜその現象が起きたのか」を記述させる問題が頻出します。
- 【対策】 教科書の太字を覚えるだけでなく、「なぜこの対照実験が必要なのか」「なぜ化学反応後に質量が変わるのか」といった『理由』を、自分の言葉で説明できるようにしておく必要があります。
🗺 社会:圧倒的な資料の数。「歴史のつながり」と「地理のクロス分析」
- 特徴: 地理・歴史・公民の融合問題が多く、複数の地図やグラフ、統計資料を読み解く力が求められます。実社会の出来事(時事問題)と絡めた出題も多いです。
- 【対策】 歴史は「年代の古い順に並び替えよ」という問題が出ます。単なる一問一答ではなく、教科書を読み込んで時代の流れ(因果関係)を理解してください。地理は「雨温図×特産品」などのクロス分析に慣れることが必須です。
基本問題をマスターしている人は、分野別過去問集がおすすめ👇

基本問題をマスターしたい人は、「学研のひとつひとつわかりやすくシリーズ」がおすすめ👇

4. まとめ&作者とAIの共創による注釈
群馬県の公立高校入試は、500点満点の学力検査、面接等、調査書の3つを、型ごとに違う比重で見る総合戦です。
まずは県が公表している「各高等学校の選抜方法等」で、志望校の特色型と総合型の割合と、型ごとの学力検査・面接等・調査書の比重を確認しましょう。面接が6割の枠がある学科もあります。そこが決まってから、過去問演習で実践力を鍛えてください。
群馬県は、学力検査問題と正答を公式に公開しています。年度ごとの置き場所は 【群馬県】公立高校入試の過去問|公式リンク集 にまとめました。まずは無料で手に入るぶんを、時間を計って解いてみてください。
👉 解説つきで演習したい人は、市販の過去問題集もあります
解いたあと、知識を定着させる
過去問を解くと、落とした原因が「知識」なのか「時間」なのかが見えてきます。知識で落としている場合は、同じ問題集をもう一周するより、一問一答の形で潰すほうが早く終わります。
当サイトでは、群馬県の過去問を分析してつくった一問一答&両面暗記カード(PDF)を用意しています。赤シート対応のシート版と、持ち歩ける暗記カード版のセットです。5教科セットで980円。
💡 本記事の作成について(作者&AIの共創) 本記事は、公立高校入試の仕組みや科目別対策を熟知した当サイトの編集者(塾講師経験者)による専門的な視点・実体験と、AIによる全国の最新入試データの解析・構造化技術を掛け合わせて制作された「共創コンテンツ」です。
この記事の出典
この記事の制度・日程・配点は、次の公式資料で確認したものだけを書いています。数値と日程は年度ごとに変わります。受験する年度の資料を必ずご自身でご確認ください。
- 令和9年度群馬県公立高等学校入学者選抜実施要項(群馬県教育委員会)
- 令和9年度群馬県立高等学校入学者選抜実施大綱|PDF
- 令和9年度群馬県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の「選抜方法等」について
- 入学者選抜における主な見直し事項|PDF
最終確認日:2026年9月11日
