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長野県の公立高校入試は、令和7年度(2025年度)入試から歴史的な大改革(新制度)へと移行しました。
これまで「自己PRや面接だけで受かる」と思われていた前期選抜に全校共通の「学力検査」が導入され、さらに本番である後期選抜では「すべての高校で面接が必須化」されるなど、これまでの常識が一切通用しなくなっています。
選抜の資料は調査書と学力検査の成績で、各高校長がそれに準拠して「その高等学校の課程、学科等の特性に応じた選抜基準」を定めます。後期選抜では、調査書の「中学3年の必修教科の評定合計値(最高45点)」と「学力検査成就率合計値(最高500点)」で相関図をつくって審査します。区分線を引く基準人員は高校ごとに違うので、志望校の基準は県が公表する「学校別実施予定概要」で確認してください。
この記事では、令和9年度(2027年2月・3月)入試について、県教育委員会の選抜要綱で確認できたことだけを書きます。教科をまとめた前期選抜の学力検査、後期選抜の5教科と10分間の紙上面接、令和9年度の日程と当日の時間割、そして科目別の出題傾向までまとめました。
📅 この記事は、いま中学3年生の人が受ける「令和9年度(2027年2月・3月)入試」の記事です。
令和9年度の資料で確認ずみ:選抜要綱、日程、当日の時間割まで。この記事は全体が令和9年度の資料にもとづいています
1. 前期選抜にも学力検査があります|教科をまとめた独特の形
長野県の前期選抜は「面接だけ」ではありません。教科をまとめた学力検査があります。
| 時限 | 教科 | 検査時間 |
|---|---|---|
| 1 | 検査Ⅰ(国語・社会・英語) | 9:25〜10:10(45分) |
| — | 休憩 | 15分 |
| 2 | 検査Ⅱ(数学・理科) | 10:25〜10:55(30分) |
3教科を45分、2教科を30分でまとめて解きます。1教科あたりに換算すると15分。1問にかけられる時間が、後期選抜とはまるで違います。前期を受けるなら、この形式で練習しておかないと時間切れになります。
前期選抜の選抜資料は、調査書の内容・面接の結果・学力検査の成績です。検査日は令和9年2月8日(月)、入学予定者の発表は2月17日(水)。
前期選抜で入学予定者に決定した人は、後期選抜と再募集には志願できません。決定しなかった人は、後期選抜に進めます。
2. 後期選抜は5教科各50分+全員に面接
後期選抜の学力検査は5教科・各50分です。時間割は次のとおり。
| 時限 | 教科 | 時間 |
|---|---|---|
| 1 | 国語 | 9:25〜10:15(50分) |
| 2 | 数学 | 10:30〜11:20(50分) |
| 3 | 社会 | 11:35〜12:25(50分) |
| — | 昼食 | 60分 |
| 4 | 理科 | 13:25〜14:15(50分) |
| 5 | 英語(リスニングテストを含む) | 14:30〜15:20(50分) |
全日制課程と定時制課程の志願者に対して、同一の問題で一斉に実施されます。
🗣 面接は「対面」か「紙上」|紙上面接はわずか10分
長野県の後期選抜には、全員に面接があります。ただしその形が独特です。
対面による面接は、学力検査実施日の午後3時35分以降から翌日までの期間で実施する。
紙上面接は、長野県教育委員会が定めた面接シートを用い、同一の質問項目で一斉に実施し、学力検査実施日の午後3時35分から午後3時45分までの10分間で実施する。
(令和9年度長野県立高等学校入学者選抜要綱)
紙上面接は、5教科を解き終えた直後の10分間です。理科と英語が終わって、頭が疲れ切ったところで、決められた質問項目に書いて答えることになります。面接シートは県が公表しているので、事前に見て、書く内容を用意しておいてください。10分は、その場で考えて書ける長さではありません。
対面による面接を行う学校では、紙上面接の質問項目を含めて実施されます。
📅 令和9年度の日程
| 選抜 | 志願受付 | 実施日 | 発表 |
|---|---|---|---|
| 前期選抜 | 令和9年1月29日(金)〜2月2日(火) | 令和9年2月8日(月) | 令和9年2月17日(水) |
| 後期選抜 | 令和9年2月24日(水)〜2月26日(金) | 令和9年3月9日(火) | 令和9年3月18日(木) |
| (志望変更) | 令和9年3月1日(月)〜3月3日(水) | — | — |
| 追検査 | — | 令和9年3月15日(月) | 令和9年3月18日(木) |
後期選抜には志望変更の期間があります。3月1日から3日まで、原則1回に限り、志望校・課程・学科を変えられます。倍率を見てから動けるということです。
選抜の資料は調査書と学力検査の成績で、各高校長がそれに準拠して「その高等学校の課程、学科等の特性に応じた選抜基準」を定めます。後期選抜での教科の成績の見かたは、選抜要綱に次のように書かれています。
「(ア) 学科ごとに、受検者全員について、調査書に記載されている中学校第3学年の必修教科の評定合計値(最高45点)を縦軸、学力検査成就率合計値(最高500点)を横軸とする相関図を作成する。(イ) 募集人員を考慮して基準人員を設ける。(ウ) 縦軸について基準人員の数に相当するポイントが区分線の上部の区域に含まれるよう第一区分線を設け、横軸について基準人員の数に相当するポイントが区分線の右側の区域に含まれるよう第二区分線を設けることにより四領域に区分する。」(令和9年度長野県立高等学校入学者選抜要綱)
つまり、内申と当日点を足し算するのではなく、縦軸に内申(最高45点)・横軸に学力検査(最高500点)を取った散らばり図の上で、どの領域に入るかを見る方式です。「内申◯:当日◯」という比率は県として決めていません。基準人員をどこに置くかは高校ごとの選抜基準によるので、志望校の基準は県が公表する「学校別実施予定概要」で確認してください。
3. 【科目別】長野県「後期選抜(各50分)」の出題傾向と対策
長野県の後期選抜(学力検査)は、全教科50分、各100点満点(計500点)です。全国的に見ても「文章量(文字数)」が非常に多く、素早く情報を読み取る力が求められます。
📝 国語:圧倒的な文字数!「対話文」形式の読解に慣れる
- 特徴: 漢字、小説、論説文、古文の構成ですが、問題文の前に「生徒同士の対話文」や「発表の資料」が長々と提示される新傾向の問題が主流です。
- 【対策】 すべての文章をじっくり読んでいると50分では絶対に終わりません。設問を先に読み、「対話文の中で誰がどんな課題を提起しているのか」を素早く見抜くスキミング(拾い読み)の特訓を過去問で徹底してください。
📐 数学:大問1の基本を死守。図形問題は「途中式」を記述する
- 特徴: 大問1の小問集合で配点の約30%を占めます。後半の関数や図形では、答えだけでなく「求める過程(途中式や証明)」を記述させる問題が非常に多いのが長野県の特徴です。
- 【対策】 大問1の計算ミスは即、不合格に繋がります。後半の図形や関数の難問は、部分点を狙う戦略が有効です。わからなくても白紙で出さず、「わかっている角度」や「代入した式」だけでも記述して、1点でも多くもぎ取る執念を見せましょう。
🔤 英語:長文読解の難易度が高く、「自由英作文」がカギ
- 特徴: リスニングテストに加え、長文読解が複数出題されます。また、テーマに対する自分の意見や、グラフを読み取って英語で説明する「条件付きの自由英作文」が配点の鍵を握ります。
- 【対策】 単語力だけでなく、長文を前から塊ごとに訳していく「スラッシュリーディング」のスピードが必須です。英作文は、複雑な文法を使おうとして自滅する受験生が後を絶ちません。確実に書けるシンプルな構文をストックしておきましょう。
🧪 理科:実験の「プロセス」と「結果の理由」を問う
- 特徴: 物理・化学・生物・地学から均等に出題。単なる一問一答は姿を消し、実験の観察記録やデータから「なぜそのような結果になったのか」を記述させる思考力問題がメインです。
- 【対策】 教科書の太字を暗記するだけでは歯が立ちません。「なぜこの対照実験が必要なのか」「グラフの傾きから何が読み取れるか」という『実験の目的と考察』を、自分の言葉で説明できるようにしておく必要があります。
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🗺 社会:大量の資料読解と「複数分野の融合問題」
- 特徴: 地理・歴史・公民の単独問題だけでなく、「歴史的な背景を踏まえて、現代の公民の課題を答える」といった分野横断型の融合問題が頻出します。図表やグラフの読み取りも大量に出題されます。
- 【対策】 一問一答集の暗記だけでは対応できません。歴史は「時代の大きな流れと因果関係」を理解し、地理は「地図帳と統計データをセットで確認する」癖をつけてください。資料から読み取れる事実を短い文章でまとめる記述力も必須です。
4. まとめ&作者とAIの共創による注釈
長野県の公立高校入試は、調査書という土台作りと、教科をまとめた前期の学力検査や後期の面接に対応する情報戦です。
まずは県が公表する「学校別実施予定概要」で、志望校が前期選抜で何を課すか、後期選抜の選抜基準がどうなっているかを確認しましょう。そのうえで、文字量が多くタフな長野県の過去問を本番の時間割どおりに解いて、実践力を鍛えてください。
長野県は、学力検査問題を公式に公開しています。年度ごとの置き場所は 【長野県】公立高校入試の過去問|公式リンク集 にまとめました。まずは無料で手に入るぶんを、本番の時間割どおりに解いてみてください。
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解いたあと、知識を定着させる
過去問を解くと、落とした原因が「知識」なのか「時間」なのかが見えてきます。知識で落としている場合は、同じ問題集をもう一周するより、一問一答の形で潰すほうが早く終わります。
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💡 本記事の作成について(作者&AIの共創) 本記事は、公立高校入試の仕組みや科目別対策を熟知した当サイトの編集者(塾講師経験者)による専門的な視点・実体験と、AIによる全国の最新入試データの解析・構造化技術を掛け合わせて制作された「共創コンテンツ」です。
この記事の出典
この記事の制度・日程・配点は、次の公式資料で確認したものだけを書いています。数値と日程は年度ごとに変わります。受験する年度の資料を必ずご自身でご確認ください。
最終確認日:2026年9月10日
