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広島県の公立高校入試は、令和5年度(2023年度)から制度が大きく変わり、全国のどの都道府県とも違う「超・独自路線」のシステムへと生まれ変わりました。
かつての選抜制度は一本化(一次選抜)され、すべての受験生に「5教科の学力検査」だけでなく、面談形式の「自己表現」という見慣れない検査が課されるようになりました。
また、「中3の成績がなんと3倍に換算される(225点満点)」という極端な内申点ルールや、合否の配点比率が「学力:内申:自己表現 = 6:2:2」に固定されるなど、知らなければ致命傷になる新しいルールが目白押しです。
この記事では、絶対に知っておくべき「225点満点の内申点計算ルール」、合否を分ける「自己表現」の仕組み、そして5教科(各50分・計250点満点)の出題傾向と科目別ピンポイント対策をプロの視点で徹底解説します。
📅 この記事は、いま中学3年生の人が受ける「令和9年度(2027年2月・3月)入試」の記事です。
令和9年度の資料で確認ずみ:基本方針(配点・比重の数値つき)と日程まで。この記事は全体が令和9年度の資料にもとづいています
1. 一般枠は「6対2対2」|自己表現が2割を占めます
広島県の一般枠による選抜は、3つの資料の比重が基本方針にはっきり書かれています。
一般学力検査、調査書及び自己表現の配点の比重は6:2:2とし、一般学力検査、調査書及び自己表現の結果を総合的に判断して決定する。
(令和9年度広島県立高等学校入学者選抜の基本方針)
| 資料 | 比重 | 中身 |
|---|---|---|
| 一般学力検査 | 6 | 国語・社会・数学・理科・英語の5教科。各教科50点満点で合計250点満点、各教科それぞれ50分 |
| 調査書 | 2 | 合計評点225点満点(下で説明します) |
| 自己表現 | 2 | 個人ごとの面談形式。1人当たり10分以内、配点は検査官1人当たり15点満点 |
自己表現が全体の2割です。10分の面談が、5教科の学力検査250点のうち約83点ぶんに相当する重みを持つということです。ここを「おまけ」だと思って準備しないのは、大きな取りこぼしになります。
自己表現は「自己を認識する力、自分の人生を選択する力及び表現する力をみるために」実施される、と基本方針に書かれています。学力の言い換えではありません。自分が何に関心があり、何を選び、それをどう言葉にできるかが見られます。
📊 調査書は225点満点|中3の評定が3倍
調査書の合計評点の出しかたも、基本方針に明記されています。
| 学年 | 扱い | 9教科ぶん |
|---|---|---|
| 中1 | 9教科をそれぞれ5段階で評定 | 45点 |
| 中2 | 同上 | 45点 |
| 中3 | 9教科をそれぞれ5段階で評定した評点を3倍する | 135点 |
| 合計 | — | 225点満点 |
225点のうち135点、6割が中3です。ただし中1・中2も合わせて90点あります。切り捨てられるわけではありません。
調査書の特記事項も選抜の資料として活用されます。
2. 特色枠は入学定員の50%以内|比重は高校が決めます
広島県には一般枠のほかに特色枠があります。
高等学校長は、各高等学校、課程、学科等の特色に応じ、入学定員の50%以内において、次のとおり、合格者を決定することができる。
(ア) 高等学校長は、一般学力検査、調査書及び自己表現の配点の比重を定め、総合的に判断して決定する。
(イ) 一般学力検査及び調査書について、特定の教科のみを活用することができる。また、特定の教科の配点に比重をかける傾斜配点を実施することができる。
特色枠では6対2対2が適用されません。比重は高校が決めますし、特定の教科だけを使うこともあります。志望校が特色枠でどんな比重を使うかは、必ず学校ごとの公表資料で確認してください。ここを知らずに5教科を均等に勉強するのは、時間の使いかたとして損です。
📅 令和9年度の日程
| 選抜 | 検査等 | 合格者発表 |
|---|---|---|
| 一次選抜(併設型高等学校を除く) | 令和9年2月24日(水)〜2月26日(金) 学力検査・自己表現等 | 令和9年3月8日(月) |
| 一次選抜(併設型高等学校) | 令和9年2月3日(水)・4日(木) | 令和9年2月12日(金) |
| 追検査 | 令和9年3月3日(水) | 同上 |
| 二次選抜 | 令和9年3月16日(火) 自己表現等 | 令和9年3月17日(水) |
一次選抜は3日間の枠で行われます。学力検査と自己表現を、この期間の中で実施します。自分がどの日に何を受けるかは、志望校からの指示に従ってください。
過去問と正答は広島県が公開しています。年度ごとの置き場所は 【広島県】公立高校入試の過去問|公式リンク集 にまとめました。
3. 【科目別】広島県の学力検査(各50点・計250点)の出題傾向と対策
試験時間は全教科50分、各教科50点満点(計250点満点)です。近年の広島県は、複数の資料を読み解く問題や、思考プロセスを記述させる問題が増加しています。
📝 国語:「課題作文」と長文のスピード処理
- 特徴: 漢字や語句の基本問題、小説、論説文、古文と続き、最後に「課題作文」が出題されます。全国的に見ても文章量が多く、時間がギリギリになりがちです。
- 【対策】 50分という時間内で、長文を読み解き作文まで書き上げるタイムマネジメントがすべてです。課題作文は「二段落構成で書く」などの指定条件に従い、過去問を使って10分程度でサッと書き上げる特訓を徹底してください。
📐 数学:大問1の計算を死守し、後半の記述で粘る
- 特徴: 大問1の小問集合で確実な計算力が問われ、後半は関数、平面図形、空間図形が出題されます。答えだけでなく「求める過程(途中式や考え方)」を記述させる問題が多いのが特徴です。
- 【対策】 大問1の計算ミスは即、致命傷に繋がります。後半の図形や関数の難問は、部分点を狙う戦略が有効です。基町高校や広島国泰寺高校などの上位校を狙う場合を除き、最後の超難問は捨てて見直しに時間を回す勇気も必要です。
🔤 英語:長文読解の割合が高く、「条件英作文」がカギ
- 特徴: リスニング問題に加え、対話文やまとまった分量の長文読解が出題されます。また、与えられたテーマやイラストについて英語で自分の考えを書く「条件英作文」も頻出です。
- 【対策】 長文は本文を全て読んでから設問を見るのではなく、「設問を先に読んでキーワードを把握してから本文を探す」という解き方を身につけましょう。英作文は難しい単語を避け、確実に書けるシンプルな構文を使うのが鉄則です。
🧪 理科:「なぜそうなるか」を自分の言葉で記述する力
- 特徴: 物理・化学・生物・地学の4分野から出題されます。単なる用語の暗記ではなく、実験結果から「なぜそのような現象が起きたのか」を文章で記述させる問題が非常に多いです。
- 【対策】 教科書の太字を覚えるだけでなく、「なぜこの実験では対照実験が必要なのか」「なぜ化学反応後に質量が変わらないのか」という『理由』を自分の言葉で説明できるようにしておく必要があります。
🗺 社会:全分野まんべんなく出題。資料読解の特訓を!
- 特徴: 地理・歴史・公民からバランスよく出題されます。グラフや表、地形図などの資料が大量に提示され、複数の資料を関連付けて読み解く力が求められます。
- 【対策】 地理の「雨温図と特産品の関連付け」、歴史の「出来事の因果関係(なぜその法律ができたのか)」など、資料を読み解く力が必須です。教科書を読む際は、必ず図表や地図帳とセットで確認する癖をつけましょう。
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4. まとめ&作者とAIの共創による注釈
広島県の公立高校入試は、「中3の成績が3倍(225点満点)」という内申点での大逆転のチャンスと、全受験生に課される「自己表現」という未知の検査への対策が合否を分ける総合戦です。
まずは自分の内申点を計算し、一般枠の「6:2:2」の比率に当てはめて、本番の学力検査(250点満点)で何点取れば合格ラインに届くのかを逆算しましょう。目標点数が決まったら、ひたすら過去問演習で実践力を鍛えるのみです!
広島県は、学力検査問題と正答を公式に公開しています。年度ごとの置き場所は 【広島県】公立高校入試の過去問|公式リンク集 にまとめました。まずは無料で手に入るぶんを、時間を計って解いてみてください。
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解いたあと、知識を定着させる
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💡 本記事の作成について(作者&AIの共創) 本記事は、公立高校入試の仕組みや科目別対策を熟知した当サイトの編集者(塾講師経験者)による専門的な視点・実体験と、AIによる全国の最新入試データの解析・構造化技術を掛け合わせて制作された「共創コンテンツ」です。
この記事の出典
この記事の制度・日程・配点は、次の公式資料で確認したものだけを書いています。数値と日程は年度ごとに変わります。受験する年度の資料を必ずご自身でご確認ください。
最終確認日:2026年9月10日
