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静岡県の公立高校入試は、他県から引っ越してきた受験生が最も驚く「独自のシステム」を持っています。
合否は「学校裁量枠 → 共通枠の3段階」という2段構えで決まります。とくに共通枠の第1段階では、調査書の9教科の評定合計が共通枠定員までの順位に入っていることが条件です。内申が足りないと、当日点がどれだけ高くても第1段階の対象になりません。逆に、内申が定員内に入っていれば、あとは当日点の勝負になります。
この記事では、令和9年度(2027年2月・3月)入試について、県教育委員会の実施要領で確認できたことだけを書きます。学校裁量枠と共通枠の関係、共通枠の3段階それぞれの割合、学力検査の翌日にある面接、令和9年度の日程、そして科目別の出題傾向までまとめました。
📅 この記事は、いま中学3年生の人が受ける「令和9年度(2027年2月・3月)入試」の記事です。
令和9年度の資料で確認ずみ:実施要領(令和8年9月10日)、日程、選抜手順の割合まで。この記事は全体が令和9年度の資料にもとづいています
1. 静岡県の合否は「学校裁量枠 → 共通枠の3段階」で決まります
静岡県は1回の入試ですべての合格者が決まりますが、決めかたが2段構えです。実施要領の順番どおりに書きます。
| 順番 | 枠 | 決めかた |
|---|---|---|
| 1 | 学校裁量枠 | 調査書、学力検査の結果、面接、学校独自選抜資料の結果等を、各実施校が定めた選抜方法により審査して決定 |
| 2 | 共通枠 | 学校裁量枠の合格者を除いたすべての受検者を対象に、次の3段階で決定 |
共通枠の3段階が、静岡県の入試のいちばん大事なところです。
| 段階 | 対象と決めかた | 合格者の割合 |
|---|---|---|
| 第1段階 | 調査書の9教科の評定合計の上位から共通枠定員までの者を対象とし、学力検査5教科の得点合計の上位から順に | 共通枠定員の75%程度 |
| 第2段階 | 第1段階の合格者を除いた対象者から、調査書の学習の記録以外の記載事項および面接の結果により | 共通枠定員の10%程度 |
| 第3段階 | 残った対象者から、調査書の記載事項・学力検査・面接の結果等を総合的に審査して | 共通枠定員の15%程度 |
第1段階がいちばん厳しい関門です。ここに入るには、まず調査書の9教科の評定合計が、共通枠定員までの順位に入っている必要があります。内申が足りないと、当日点がどれだけ高くても第1段階の対象になりません。
逆に言えば、内申が定員内に入っていれば、あとは当日点の勝負です。
ただし例外があります。共通枠倍率(共通枠対象者数を共通枠定員で割った値)が1.1倍以下の学校・学科では、第1段階の対象が「共通枠定員までの者」から「共通枠対象者数の90%までの者」に読み替えられます。定員割れに近い学校では、内申の関門がゆるくなるということです。
また各段階の割合は、共通枠定員の規模や学力検査の結果等により、前後10%の範囲内で各高等学校の裁量とされています。75%・10%・15%はあくまで目安です。
第2段階は、評定以外の記載事項と面接だけで決まります。部活動、生徒会、委員会、資格、ボランティアの記録がここで効きます。共通枠定員の10%程度なので、決して小さくありません。
2. 令和9年度の日程|学力検査の翌日に面接があります
| 期日 | 内容 |
|---|---|
| 令和9年3月3日(水) | 全日制 一般選抜 学力検査(学校独自選抜資料)/定時制 学力検査・面接 |
| 令和9年3月4日(木) | 全日制 一般選抜 面接(学校独自選抜資料) |
| 令和9年3月9日(火) | 追検査 |
| 令和9年3月12日(金)正午以降 | 一般選抜 合格者発表/再募集実施校・募集定員発表 |
| 令和9年3月23日(火) | 再募集 面接等 |
学力検査の翌日に面接がある、というのが実務的にいちばん大事な点です。共通枠の第2段階では、面接の結果が合否を直接決めます。「試験が終わった」と気を抜ける日がありません。3月3日の夜に面接の受け答えを最終確認する時間を、あらかじめ予定に入れておいてください。
学力検査は国語・社会・数学・理科・英語(放送による問題を含む)の5教科で、各教科50点満点(合計250点)です。出題は「中学校までの学習内容を踏まえた、基礎的・基本的なもの」とされています。
専門学科では、高等学校長が必要と認める場合、共通枠の選抜に際して特定の教科に重きを置いた傾斜配点が行われることがあります。
過去問と正答・採点基準は静岡県が公開しています。年度ごとの置き場所は 【静岡県】公立高校入試の過去問|公式リンク集 にまとめました。
3. 【科目別】静岡県の学力検査(各50点・計250点)の出題傾向と対策
試験時間は全教科50分、各教科50点満点(計250点満点)です。近年の静岡県は、図表やグラフなどの資料を読み取る問題や、自分の考えを記述させる問題が増加しています。
📝 国語:「課題作文」と長文のスピード処理
- 特徴: 漢字や語句の基本問題、小説、論説文、古文と続き、最後に「課題作文」が出題されます。文章量が多いため、時間がギリギリになりがちです。
- 【対策】 50分という時間内で作文まで書き上げるタイムマネジメントがすべてです。課題作文は「二段落構成で書く」などの指定条件に従い、過去問を使って10分程度でサッと書き上げる特訓を徹底してください。
📐 数学:大問1の計算を死守し、後半の記述で粘る
- 特徴: 大問1の小問集合で配点の約30%を占めます。後半は関数、平面図形、空間図形が出題され、図形の証明問題など「途中式や考え方」を記述させる問題が多いのが特徴です。
- 【対策】 大問1の計算ミスは即、不合格に繋がります。後半の図形や関数の難問は、部分点を狙う戦略が有効です。わからなくても白紙で出さず、わかっている角度や代入した式だけでも記述して、1点でも多くもぎ取りましょう。
🔤 英語:長文読解の割合が高く、「条件英作文」がカギ
- 特徴: リスニング問題に加え、対話文やまとまった分量の長文読解が出題されます。また、与えられたテーマやイラストについて英語で書く「条件英作文」も頻出です。
- 【対策】 長文は本文を全て読んでから設問を見るのではなく、「設問を先に読んでキーワードを把握してから本文を探す」という解き方を身につけましょう。英作文は難しい単語を避け、確実に書けるシンプルな構文を使うのが鉄則です。
🧪 理科:「なぜそうなるか」を自分の言葉で記述する力
- 特徴: 物理・化学・生物・地学の4分野から均等に出題されます。単なる用語の暗記ではなく、「実験の目的」や「結果から分かること」を文章で記述させる問題が非常に多いです。
- 【対策】 教科書の太字を覚えるだけでなく、「なぜこの実験では対照実験が必要なのか」「なぜ化学反応後に質量が変わるのか」という『理由』を自分の言葉で説明できるようにしておく必要があります。
🗺 社会:全分野まんべんなく出題。資料読解の特訓を!
- 特徴: 地理・歴史・公民からバランスよく出題されます。グラフや表、地形図などの資料が大量に提示され、それらを読み解いて記述する問題が頻出します。
- 【対策】 地理の「雨温図と特産品の関連付け」、歴史の「出来事の因果関係」など、資料を読み解く力が必須です。教科書を読む際は、必ず図表や地図帳とセットで確認する癖をつけましょう。
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4. まとめ&作者とAIの共創による注釈
静岡県の公立高校入試は、調査書の9教科の評定合計という土台づくりと、それを武器に共通枠の第1段階を突破するための総合力が問われる情報戦です。
まずは自分の調査書9教科の評定合計(または目標点)を計算し、志望校のボーダーラインを確認しましょう。どの学年の評定を使うかは実施要領に書かれていないので、通知表は中1のぶんから手元に置いておくのが安全です。目標点数が決まったら、50点満点・50分という静岡県特有のリズムに慣れるため、ひたすら過去問演習で実践力を鍛えるのみです!
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解いたあと、知識を定着させる
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💡 本記事の作成について(作者&AIの共創) 本記事は、公立高校入試の仕組みや科目別対策を熟知した当サイトの編集者(塾講師経験者)による専門的な視点・実体験と、AIによる全国の最新入試データの解析・構造化技術を掛け合わせて制作された「共創コンテンツ」です。
この記事の出典
この記事の制度・日程・配点は、次の公式資料で確認したものだけを書いています。数値と日程は年度ごとに変わります。受験する年度の資料を必ずご自身でご確認ください。
最終確認日:2026年9月10日
