【石川県公立高校入試】出題傾向と対策|2日間の教科の分かれ方

石川県 公立高校入試 出題傾向と対策 1日目に国理英 2日目に社数と面接

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中部・北陸エリアの重要拠点である石川県。 石川県の公立高校入試(一般入学)は、「中3からの大逆転劇」が起こりやすい一方で、本番のテストでは全国トップクラスの「書かせる力(記述力)」が求められる非常にタフな試験です。

内申点(調査書点)は中1から中3までが評価対象となりますが、「中3の成績だけが2倍に換算される(180点満点)」というルールがあるため、受験生になってからの頑張りが大きく合否を左右します。

本番の学力検査は2日間で、1日目に国語・理科・英語、2日目に社会・数学という分かれかたです。2日目には面接や適性検査が入ることもあります。記述量が多く、一朝一夕の暗記では太刀打ちできません。

そして、石川県の受験生にとって最大の壁となるのが、「石川県教育委員会の公式HPには、過去問が一切掲載されていない」という事実です。

この記事では、令和9年度(2027年2月・3月)入試について、県教育委員会の資料で確認できたことだけを書きます。2日に分かれる教科、2教科まで2倍にできる傾斜配点、同一校の第2志望と順位を付けない併願、令和9年度の日程、そして科目別の出題傾向までまとめました。

📅 この記事は、いま中学3年生の人が受ける「令和9年度(2027年2月・3月)入試」の記事です。
令和9年度の資料で確認ずみ:入学者選抜方針、日程、学力検査の教科の分かれかた、傾斜配点、第2志望と併願のしくみ
令和9年度の資料がまだ出ていないため、前年度までの資料で書いている部分:調査書の評定の扱い。令和9年度の募集要綱は、例年秋以降に公表されます。ここでは令和8年度の募集要綱を引用しています

目次

1. 石川県は2日に分けて、3教科と2教科を受けます

石川県の一般入学は2日間です。教科の分かれかたが決まっています。

ウ 学力検査については、1日目に国語、理科及び外国語(英語)の3教科、2日目に社会及び数学の2教科を実施する。
面接及び適性検査については、2日目にいずれか一つ又は両方を実施することができるものとする。
オ 学力検査における傾斜配点は、学校・学科(コース)ごとに実施できるものとする。ただし、比重を高くできる教科は2教科までとし、比重をかける配点は2倍を超えない範囲とする。
(令和9年度石川県公立高等学校入学者選抜方針)

1日目に3教科、2日目に2教科+面接。1日目のほうが重い日程です。
1日目の英語で失敗した気持ちのまま2日目に行くと、社会と数学まで落とします。1日目が終わったら答え合わせをしない、と決めておいてください。
過去問を解くときも、「国語・理科・英語」「社会・数学」の組み合わせで通してみてください。

📐 調査書は中3の評定を2倍します

⑵ 調査書における学習の記録の評定の取り扱いについては、「第1学年及び第2学年の各教科の評定の合計値」と、「第3学年の各教科の評定の合計値を2倍した値」の和を用いることとする。
⑶ 審査は、調査書及び成績一覧表による内申と学力検査の結果との相互関係等を十分考慮して行うものとする。
(令和8年度石川県公立高等学校入学者募集要綱)

学年扱い上限
中1・中2の9教科合計値90点
中3の9教科合計値を2倍90点
合計180点

中3の1年間だけで、中1と中2の2年ぶんと同じ重みになります。
※ 要綱に「180点満点」という書き方はありませんが、9教科5段階で計算するとこの数になります。
学力検査は各教科100点満点です。

📌 同じ学校の中でなら、第2志望を出せます

石川県には、同一校内での第2志望と併願のしくみがあります。

組み合わせ扱い
普通科、職業に関する学科、スポーツ健康科学科、地域産業科、演劇科、総合学科の各学科間第2志望を認める
普通科にコースを設置する学校(七尾高校を除く)のコースと普通科第2志望を認める
普通科(コースを除く)と理数科順位を付けない併願を認める
七尾高校の普通科文系フロンティアコースと普通科順位を付けない併願を認める

「順位を付けない併願」は、どちらが第1志望かを決めずに出せるということです。理数科と普通科で迷っている人には大きい制度です。

2. 令和9年度の日程

選抜出願検査発表
推薦入学令和9年1月28日(木)〜2月1日(月)面接等 2月8日(月)選考結果通知 2月12日(金)/合格者発表 3月17日(水)
一般入学令和9年2月16日(火)〜2月19日(金)学力検査等 3月9日(火)・3月10日(水)3月17日(水)正午
定時制の第2次募集令和9年3月18日(木)〜3月23日(火)学力検査等 3月25日(木)3月29日(月)

志願変更期間は令和9年2月25日(木)〜3月1日(月)。県外からの転勤等でやむを得ず出願できなかった人のために、同じ期間に特例出願期間が設けられています。

推薦入学の合格者発表は、一般入学と同じ3月17日です。2月12日に届くのは「選考結果の通知」で、正式な合格発表ではありません。
推薦で内定しても、3月17日までは気を抜けないと考えておいてください。

過去問と正答は石川県が公開していません。他の県が何を公開しているかは 公立高校入試の過去問|都道府県別リンク集 にまとめてあります。

3. 【科目別】石川県の学力検査(各50分・計500点)の出題傾向

石川県の学力検査は、全国でも類を見ないほど「記述問題(文章で理由を説明させる問題)」の割合が高いのが最大の特徴です。

🗺 社会:驚愕!配点の約半分(50点)が記述問題

  • 特徴: 歴史・地理・公民から幅広く出題されますが、100点満点中、なんと「約50点分(約14問)」が文章で答える記述問題で構成されています。
  • 【対策】 単語を暗記しただけでは10点も取れません。「なぜその法律ができたのか」「雨温図から何が読み取れるか」といった背景や理由を、指定された条件で論理的に説明する特訓が必須です。

🔤 英語:配点の30%を占める「約13分の長いリスニング」

  • 特徴: 大問1のリスニングテストが非常に長く(約13分)、配点も30点(全体の3割)と極めて高く設定されています。
  • 【対策】 リスニングで耳がついていけないと、その時点で上位校合格は絶望的です。毎日英語の音声を聞き、会話の流れや質問の意図を先読みする力を養う必要があります。

📖 国語:80字以内の「理由説明」と論理的読解

  • 特徴: 論説文では「80字以内で理由を説明する」、小説では「50字以内で心情を説明する」といった、かなり文字数の多いヘビーな記述問題が出題されます。
  • 【対策】 本文からキーワードを見つけ出し、それを自分の言葉でつなぎ合わせて指定文字数内に収める「要約力」と「構成力」を過去問で鍛えるしかありません。

🧪 理科:完答必須の厳しい配点と、理由の記述

  • 特徴: 6つの大問から構成され、最後の問題は各分野の融合問題が出やすいです。「すべて選びなさい(完全解答)」の厳しい問題や、理由を記述させる高配点の問題が含まれます。
  • 【対策】 あてずっぽうが通用しないため、基礎知識の正確な定着が不可欠です。また、化学反応や実験結果の理由を自分の言葉で説明できるようにしておく必要があります。

📐 数学:大問1の計算死守と、作図・証明問題

  • 特徴: 大問1の小問集合で確実な計算力が問われ、後半は関数や図形の融合問題が出題されます。
  • 【対策】 記述量が多い他教科に比べると標準的ですが、図形の証明問題では論理的にプロセスを書く力が求められます。前半の計算問題での失点は即、致命傷になります。

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4. 記述・リスニング偏重の今、なぜ「市販の過去問題集」が必須なのか?

ここが石川県の受験生にとって、最も重要な分かれ道です。

石川県教育委員会の公式ホームページには、過去問題やリスニング音声のデータが一切公開されていません。

記述量が多く、しかも2日に分けて5教科を受ける石川県の入試は、「過去問を使った本番さながらの演習」をしなければ本番の感覚がつかめません。それにもかかわらず、公式から問題が提供されていないのです。

そのため、石川県の公立高校入試で合格を勝ち取るためには、市販の「過去問題集(東京学参など)」を購入することが、実質的な必須条件となっています。

  • プロの採点基準がわかる: 社会や国語の記述問題で「どこまで書けば部分点がもらえるのか、何を書いたら減点されるのか」という詳しい解説が手に入ります。
  • リスニング音声付き: 英語のリスニングを、本番と同じ環境・同じスピードでシミュレーションできます。英語は1日目なので、初日の疲れた状態で解く練習をしておいてください。
  • 時間配分のマスター: 記述量の多い石川県のテストを解き切るスピード感覚は、市販の過去問を解きまくることでしか身につきません。

ネット上の情報だけで対策したライバルに圧倒的な差をつけるため、早めに過去問題集を手に入れて、過酷な記述対策をスタートしましょう!

👉 解説つきで演習したい人は、市販の過去問題集もあります

解いたあと、知識を定着させる

過去問を解くと、落とした原因が「知識」なのか「時間」なのかが見えてきます。知識で落としている場合は、同じ問題集をもう一周するより、一問一答の形で潰すほうが早く終わります。

当サイトでは、公立高校入試の過去問を分析してつくった一問一答&両面暗記カード(PDF)を用意しています。石川県版は現在ご用意がないため、全国の頻出問題を横断してまとめた全国版をご覧ください。スマホアプリが付いていて、同じ2,004問をスマホでも解けます。価格は1,480円です。

BOOTHでも購入できます
noteでも販売しています(標準編・初級編)


💡 本記事の作成について(作者&AIの共創) 本記事は、塾講師経験者による専門的視点と、最新の入試データを解析するAI技術を掛け合わせて制作された「共創コンテンツ」です。石川県特有の内申計算システムや異常な記述量を正確に反映しています。

この記事の出典

この記事の制度・日程・配点は、次の公式資料で確認したものだけを書いています。数値と日程は年度ごとに変わります。受験する年度の資料を必ずご自身でご確認ください。

最終確認日:2026年9月11日

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この記事を書いた人

公立進学校から東北大学理学部へ進学。学部卒。
プロ家庭教師、塾講師経験のある40代。
子供は中学生一人。
2026年9月に吉原ビジネスデザイン研究所(YBDL)を開業
2026年10月から「よしわら塾」を開業予定!

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