【佐賀県公立高校入試】出題傾向と対策|令和9年度の日程と選考Ⅰ・Ⅱ

佐賀県 公立高校入試 出題傾向と対策 一般選抜は3月2日3日の2日間

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九州エリアの中でも、独自の入試制度で受験生を悩ませる佐賀県。 佐賀県の公立高校入試(一般選抜)は、他県にはない「2つの特殊なシステム」を持っています。

1つ目は、一般選抜が3月2日・3日の2日間で行われることです。1日で終わる県が多いなか、佐賀県は2日に分かれます。調査書の配点は、学校ごと・選考ごとに違います。県が公表している令和9年度の「評価基準の概要【全日制・定時制(学校別)】」に、志望校の「調査書等」の配点が1校ずつ載っています。調査書は「①学習の記録」と「②学習の記録以外」に分かれ、①の配点は学校・選考によって45点から180点まで開きます。「佐賀県の内申は135点満点」といった一律の説明は成り立ちません。

2つ目は、1回の学力検査の結果を、選考Ⅰと選考Ⅱという2通りの選考方法にかけることです。片方で決まらなくても、もう片方で判定されます。選考Ⅰ・選考Ⅱそれぞれの配点(学力検査・調査書等・面接)は、県が公表した令和9年度の「評価基準の概要(学校別)」で志望校の行を見れば分かります。選考の手順など細かい定めは、県が公表した「令和9年度佐賀県立高等学校入学者選抜実施要項(令和8年8月21日 県教育委員会決定)」に書かれています。

そして、佐賀県の受験生が直面する壁が過去問の入手です。当サイトで47都道府県の公開状況を1つずつ確認しましたが、佐賀県教育委員会のサイトに学力検査の問題は見つかりませんでした。問題を手に入れる方法は、いまのところ市販の過去問題集にほぼ限られます。

この記事では、令和9年度(2027年2月・3月)入試について、県教育委員会が公表した資料で確認できたことだけを書きます。特別選抜と一般選抜の日程と時間割、選考Ⅰ・Ⅱのしくみと学力検査の割合、そして市販の過去問題集が必要になる理由までまとめました。

📅 この記事は、いま中学3年生の人が受ける「令和9年度(2027年2月・3月)入試」の記事です。
令和9年度の資料で確認ずみ:選抜の日程、学校ごとの配点(学力検査・調査書等・面接)、時間割、選考の手順(令和9年度佐賀県立高等学校入学者選抜実施要項(令和8年8月21日 県教育委員会決定))

目次

1. 令和9年度の日程|一般選抜は3月2日・3日の2日間

佐賀県教育委員会は、令和8年4月28日の報道発表で令和9年度の日程を公表しました。

選抜出願期間検査等合格者発表
特別選抜(全日制)令和9年1月26日(火)・27日(水)令和9年2月2日(火)令和9年2月8日(月)
一般選抜(全日制・定時制)令和9年2月15日(月)・16日(火)令和9年3月2日(火)・3月3日(水)令和9年3月10日(水)
(志願変更)2月19日(金)・22日(月)に志願変更願、24日(水)に変更先へ出願——
追検査—令和9年3月8日(月)同上
再募集(実施する場合)令和9年3月11日(木)・12日(金)令和9年3月16日(火)面接等令和9年3月17日(水)

一般選抜が2日間だという点を、まず押さえてください。3月2日と3日の連続です。1日目が終わった夜の過ごしかたを、あらかじめ決めておく価値があります。

令和9年度の時間割は次のとおりです(令和9年度実施要項)。1日目は国語・理科・英語、2日目は社会・数学で、どの教科も50分です。

日時間教科
3月2日(火)9:20〜10:10国語
3月2日(火)10:30〜11:20理科
3月2日(火)11:40〜12:30外国語(英語)
3月3日(水)9:20〜10:10社会
3月3日(水)10:30〜11:20数学

特別選抜は2月2日で、合格者発表は2月8日。ここで決まらなかった場合、一般選抜の出願は2月15日から。1週間で気持ちを切り替えることになります。

2. 1回の学力検査で「選考Ⅰ」と「選考Ⅱ」の2通りの選考

佐賀県の一般選抜の特徴は、1度の学力検査の結果を、2つの異なる選考方法にかけることです。片方で決まらなくても、もう片方で判定されます。

⚠ 具体的な選考のしかたは、「令和9年度佐賀県立高等学校入学者選抜実施要項(令和8年8月21日 県教育委員会決定)」で定められています。
・選考Ⅰの募集人員は、募集定員の10〜50%の範囲で高校ごとに決めます。
・選抜に使う配点のうち学力検査の割合は、選考Ⅰが40〜80%(実技検査を除く)の範囲、選考Ⅱが70%程度で、高校ごとに決めます。
・選考Ⅰと選考Ⅱのどちらを先に行うかも、高校ごとに決めます。
志望校の数字は、県の「評価基準の概要(学校別)」で確かめてください。

令和9年度の実施要項は 佐賀県教育委員会のページ から開けます。選考の割合や配点は年度ごとに見直されることがあるので、受験する年度の要項を必ず読んでください。

選抜の資料になるのは、調査書とその他必要な書類、学力検査、実技検査、面接です。学力検査は国語・社会・数学・理科・英語の5教科で行われます。面接は受検者全員が対象で、2日目の3月3日(水)に行われます(時間割は各高校が決めます)。

📄 佐賀県の過去問について

当サイトで47都道府県の公開状況を1つずつ確認しましたが、佐賀県教育委員会のサイトに学力検査の問題は見つかりませんでした。問題を手に入れる方法は、いまのところ市販の過去問題集にほぼ限られます。他の県の状況は 公立高校入試の過去問|都道府県別リンク集 にまとめてあります。

3. 【科目別】佐賀県の学力検査(各50分・各50点)の出題傾向

佐賀県の学力検査は、国語・社会・数学・理科・英語の5教科で行われます。一般選抜(選考Ⅰ・Ⅱ)の学力検査は各教科50点・計250点が標準で、学校ごとの配点は県の「評価基準の概要(学校別)」で確認できます。令和9年度の実施要項にも「学力検査の各教科の配点は50点満点」とあり、選考Ⅰでは傾斜配点を行う場合があります。

⚠️ 要注意:上位校では検査が追加されることがあります

進学校や理数科では、通常の学力検査に加えて英語と数学の「追加問題」が課される場合があります。令和9年度の実施要項では、追加問題は各15分・各15点満点です。どの高校が追加問題や実技検査を行うかは、実施要項の付表4に載っています。志望校の欄を必ず確認してください。標準問題だけを解いて満足していては、上位校のボーダーラインには届きません。

🔤 英語:条件英作文と「スピーチ原稿」の作成

  • 特徴: リスニング、対話文、長文読解に加え、毎年「スピーチ原稿を完成させる」といった実践的な条件付き英作文が出題されます。
  • 【対策】 英作文は難しい単語を使う必要はありません。自分の知っている表現を使い、文法ミスなく英文を構成する力が求められます。追加問題では、さらに長く複雑な長文が出題されます。

📐 数学:大問1の計算死守と、図形の証明問題

  • 特徴: 大問1の小問集合(基礎問題)で確実な計算力が問われます。後半は関数、そして記述式の「図形の証明問題」が必ず出題されます。
  • 【対策】 50点満点のうち、大問1などの基本問題でのケアレスミスは命取りです。証明問題は白紙にせず、仮定やわかっている条件だけでも書いて部分点を拾いましょう。

📖 国語:漢字・古典の基礎固めと課題作文

  • 特徴: 現代文、古文に加え、最後には自分の意見を指定の条件でまとめる課題作文が出題されます。
  • 【対策】 50分の中で作文まで書き上げる時間配分が鍵です。古文や漢字などの知識問題は即答できるようにし、作文は10分程度で仕上げる型を身につけてください。

🧪 理科・🗺 社会:図表の読み取りと記述力の勝負

  • 特徴: 実験結果のグラフや、地形図・歴史資料を用いた問題が中心です。「なぜその結果になったのか」を文章で説明させる記述問題が出題されます。
  • 【対策】 単語の一問一答形式の暗記だけでは通用しません。「この現象は〇〇という理由で起きる」と、自分の言葉で論理的に説明できるレベルまで深く理解しておく必要があります。

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4. なぜ佐賀県対策には「市販の過去問題集」が必須なのか?

ここが佐賀県の受験生にとって、最も重要な分かれ道です。

佐賀県教育委員会の公式ホームページには、過去問題やリスニング音声のデータが(完全に充実した形では)公開されていません。

「選考Ⅰ・選考Ⅱ」という複雑な判定基準、各50点満点という1問の重みが大きいテスト、そして上位校の「追加問題」。これらを攻略するには、ネット上の不完全な情報ではなく、本番と全く同じ形式の過去問を実際に時間を測って解くことが唯一の解決策です。

そのため、佐賀県の公立高校入試で合格を勝ち取るためには、市販の「過去問題集(東京学参など)」を購入することが、実質的な必須条件となっています。

  • 「追加問題」の対策ができる: 難易度の高い数学・英語の追加問題の過去問と詳しい解説は、市販本でしか手に入りません。
  • リスニング音声が手に入る: 配点の高い英語のリスニング対策を、本番と全く同じ環境で何度もシミュレーションできます。
  • 50点満点のペース配分を掴める: 100点満点の模試とは違う、佐賀県特有の「1問の重み」と時間感覚を体に叩き込めます。

公式HPに頼ることができない佐賀県の入試では、早めに過去問題集を手に入れた人ほど、演習に使える時間が長くなります。一般選抜は2日間なので、2日続けて解く練習も一度はしておいてください。他の県の公開状況は 公立高校入試の過去問|都道府県別リンク集 にまとめてあります。

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解いたあと、知識を定着させる

過去問を解くと、落とした原因が「知識」なのか「時間」なのかが見えてきます。知識で落としている場合は、同じ問題集をもう一周するより、一問一答の形で潰すほうが早く終わります。

当サイトでは、公立高校入試の過去問を分析してつくった一問一答&両面暗記カード(PDF)を用意しています。佐賀県版は現在ご用意がないため、全国の頻出問題を横断してまとめた全国版をご覧ください。スマホアプリが付いていて、同じ2,004問をスマホでも解けます。価格は980円です。

・BOOTHでも購入できます
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💡 本記事の作成について(作者&AIの共創) 本記事は、塾講師経験者による専門的視点と、最新の入試データを解析するAI技術を掛け合わせて制作された「共創コンテンツ」です。県が公表した令和9年度の「評価基準の概要(学校別)」で、学校ごとに違う選考Ⅰ・Ⅱの配点と判定方式を確認して反映しています。

この記事の出典

この記事の制度・日程・配点は、次の公式資料で確認したものだけを書いています。数値と日程は年度ごとに変わります。受験する年度の資料を必ずご自身でご確認ください。

最終確認日:2026年10月26日

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この記事を書いた人

公立進学校から東北大学理学部へ進学。学部卒。
プロ家庭教師、塾講師経験のある40代。
子供は中学生一人。
2026年9月に吉原ビジネスデザイン研究所(YBDL)を開業
2026年10月に「よしわら塾」を開業しました!

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