【埼玉県公立高校入試】出題傾向と対策|令和9年度から全員に面接

埼玉県 公立高校入試 出題傾向と対策 令和9年度から全員に面接 マークシート

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埼玉県の公立高校入試は、令和9年度(2027年2月)から大きく変わります。選抜が共通選抜と特色選抜の2種類になり、全受検生に面接が実施され、学力検査は5教科すべてでマークシート方式と記述式の併用になります。

従来からの「学校選択問題」(数学と英語を難しい問題に差し替える方式)も続きます。令和9年度は23校で実施され、浦和・浦和第一女子・浦和西・大宮・春日部などが含まれます。さらに、調査書の学年比率も高校が選ぶため、志望校ごとに戦い方が変わります。

この記事では、令和9年度(2027年2月・3月)入試について、県教育委員会の実施基本方針・実施要項・日程表で確認できたことだけを書きます。共通選抜と特色選抜のちがい、全員に課される面接と「My Voice」、マークシート方式の中身、令和9年度の日程、そして科目別の出題傾向までまとめました。

📅 この記事は、いま中学3年生の人が受ける「令和9年度(2027年2月・3月)入試」の記事です。
令和9年度の資料で確認ずみ:実施基本方針、実施要項・選抜要領、日程表、学校選択問題の実施校まで。この記事は全体が令和9年度の資料にもとづいています

目次

1. 令和9年度から、埼玉県の入試は大きく変わります

いま中学3年生の人が受ける令和9年度入試から、埼玉県の選抜のしくみが変わります。去年までの情報で準備すると、そのままでは足りません。変わるところは大きく3つです。

変わること中身
選抜の種類共通選抜特色選抜の2種類になります
面接全受検生に個人面接または集団面接を実施します
学力検査の解答方法5教科すべてでマークシート方式と記述式を併用します

面接は学力検査の翌日です。令和9年2月25日(木)に学力検査、2月26日(金)に面接。1日で終わりません。
出願のときに「自己評価資料」を提出します。自己評価資料そのものは評価されず、面接の際の参考として使われます。

📌 共通選抜と特色選抜のちがい

実施基本方針に、それぞれの定義が書かれています。

(1) 共通選抜 学力検査、調査書及び面接について、県教育委員会が定める方法によって得点を算出し、選抜する。
(2) 特色選抜 学力検査、調査書、面接及び特色検査について、学科、コース等の特色に応じて各高等学校が定める方法によって得点を算出し、選抜する。
(令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜実施基本方針)

両方を実施する学科では、先に特色選抜で合格者を決め、そのあと共通選抜で決めます。人数の割合は特色選抜が募集人員の20〜80%(10%刻み)、共通選抜が残りです。学科ごとに公表されています。

共通選抜だけ、または特色選抜だけの学科では、第1次選抜(募集人員の60〜80%)と第2次選抜の段階に分かれます。第1次と第2次では、得点の扱いに差を設けると定められています。

2. 共通選抜の点数のつけかた

共通選抜は、県が決めた選択肢の中から各高校が選ぶ形になっています。

資料点数
学力検査各教科100点、5教科合計500点満点
調査書9教科×5段階=45点を各学年ぶん、学年の比率をかけて合計。
比率は1:1:1(135点)/1:1:2(180点)/1:1:3(225点)から高校が選ぶ
→ さらに200点・300点・400点のいずれかに換算
面接30点を基本点とし、1倍(30点)か2倍(60点)を高校が選ぶ

調査書の学年比率は3通りです。1:1:1の高校なら中1の成績も中3と同じ重みですが、1:1:3の高校なら中3が3倍です。
どれを採るかは志望校しだいなので、県が公表している「選抜実施内容」を必ず見てください。

特色選抜では、各高校が独自に決めます。学力検査は3教科を超えない範囲で傾斜配点ができ、その教科の配点は1教科150点または200点です。調査書と面接の得点の合計には上限があり、学力検査の基本点500点の1.5倍を超えないと定められています。

特色検査(実技検査または作文(小論文))を行う高校もあります。追検査では面接と特色検査は行いません。

📝 面接は「My Voice」から始まります

県のリーフレットに、面接の流れが具体的に書かれています。

流れ目安の時間
入室
My Voice(マイボイス) これまでの経験を振り返り、力を注いだことや将来取り組んでみたいことを自分の言葉で話す1分30秒〜2分程度
質問・応答3分30秒〜6分程度
退室

評価の観点は県が共通で定めています。「主体的・協働的な学びの力」と「自らの人生や社会の未来を切り拓く力」の2つで、高校が独自の観点を足すこともできます。
リーフレットには「大切なのは、どんな成果を出したか、ではなく、なぜそのことに取り組んだのか」と書かれています。実績を並べる場ではありません。

🖊 マークシートは「9割程度」

出題の基本方針に、割合まで書かれています。

出題形式は令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜より、解答方法にマークシート方式を導入する。各教科での出題形式の割合は、得点に換算して、マークシート方式の問題が9割程度、記述式の問題が1割程度とする。
(令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における学力検査問題の出題の基本方針)

マーク欄はHBまたはBの鉛筆(シャープペンシルも可)で塗りつぶします。解答用紙の裏面が記述式です。消しくずが残ると読み取りエラーが起きることがある、と県が注意を出しています。

数学と英語は「学校選択問題」に変えられます。令和9年度に学校選択問題を実施するのは23校で、浦和・浦和第一女子・浦和西・大宮・春日部・川口北などが含まれます。

📅 令和9年度の日程

期日内容
令和9年2月3日(水)〜2月9日(火)12時出願期間
令和9年2月17日(水)〜2月18日(木)16時志願先変更期間
令和9年2月25日(木)学力検査
令和9年2月26日(金)面接
令和9年3月1日(月)特色検査(一部の学校。2月26日に実施する場合もあります)
令和9年3月2日(火)追検査
令和9年3月5日(金)9時入学許可候補者発表
令和9年3月16日(火)欠員補充開始

過去問と正答は埼玉県が公開しています。年度ごとの置き場所は 【埼玉県】公立高校入試の過去問|公式リンク集 にまとめました。ただし令和8年度までの問題は、マークシート方式ではありません。解答の書き方だけは本番と違うので、そこは県のリーフレットで確認してください。

3. 【科目別】埼玉県「学校選択問題・通常問題」の出題傾向とピンポイント対策

埼玉県の入試問題は5教科・各100点満点です。以下の攻略法をまとめます。ただし、ここに挙げた大問ごとの配点は、令和8年度までの問題を見たものです。令和9年度からマークシート方式(得点にして9割程度)と記述式(1割程度)の併用に変わるため、大問の構成や配点は変わる可能性があります。解き方の考え方として読んでください。

📝 国語:作文の配点「12点」!自分の意見を論理的にまとめる

  • 特徴: 漢字・語句、論説文、小説文、古文、そして11段〜13行程度(約200〜240字)の作文という構成です。文章量が多いため、速読力が求められます。
  • 【ピンポイント対策】 最大の得点源であり、差がつくのが大問5の「条件作文(配点12点)」です。与えられたテーマや資料に対し、「自分の意見」と「その理由・具体的な体験」を、文法ミスなく指定の行数内に書き切る訓練が必要です。過去問演習の段階から、必ず時間を計って10分以内で書き上げる型を身につけましょう。

📐 数学:【通常】大問1で8割死守 / 【選択】大問1の小問集合が勝負所

  • 【通常問題の対策】 大問1(計算・基本一行問題)の配点が「65点分」もあります。ここをノーミスでクリアするだけで、合格ラインに大きく近づきます。難問が集まる大問2〜4の(1)を確実に拾えば、80点以上を狙えます。
  • 【学校選択問題の対策】 通常問題の大問1にあたる部分が難化しており、ここでいかにスピードを落とさず正確に解けるかが命です。後半には、非常に難解な「幾何の証明」や「関数の応用(動点・面積比)」が並びます。満点を狙う必要はありません。解ける問題を確実に見極め、「部分点をかき集める泥臭さ」が合否を分けます。

🔤 英語:【通常】リスニングで稼ぐ / 【選択】膨大な英文を裁く速読戦

  • 【通常問題の対策】 リスニングの配点が「28点分」と非常に高いのが埼玉の特徴です。放送のスピードは標準的なので、過去問を使って耳を慣らし、ここで20点以上を確実にキープしましょう。
  • 【学校選択問題の対策】 リスニングの配点は同じく高いですが、筆記試験に入ると英文の量が劇的に増えます。語彙レベルも英検準2級〜2級に近いものが登場し、のんびり読んでいると最後の長文に辿り着きません。さらに、自分の意見を記述する「自由英作文」の配点も高いため、頻出の表現(I think ~, because ~ など)のテンプレートを暗記し、ノータイムでアウトプットできるようにしておくことが必須です。

🧪 理科:一問一答は通用しない!「実験の目的・理由」の記述対策を

  • 特徴: 物理・化学・生物・地学から均等に出題されます。全員共通の問題ですが、教科書の実験・観察をベースにした「理由を説明させる記述問題」や、グラフを読み解く計算問題の比率が非常に高いです。
  • 【ピンポイント対策】 「〇〇の名称を答えよ」という問題は減っています。「なぜこの手順を踏むのか」「なぜこの結果になるのか」を、「〜のため」「〜だから」という言葉を使って論理的に説明する記述問題を重点的に練習してください。特に化学の計算(質量保存の法則など)や、物理の計算(電流・凸レンズ)は過去問で徹底的にパターンを頭に叩き込みましょう。

🗺 社会:地形図の読み取りと、歴史の「時代をまたぐ記述」が鍵

  • 特徴: 地理・歴史・公民の3分野からバランスよく出題。複数の統計資料や年表を組み合わせた問題が多く、思考力を試されます。
  • 【ピンポイント対策】 地理では、実際の地図を使った「地形図の読み取り(等高線や実際の距離・方位の計算)」が頻出です。歴史では、特定の時代だけでなく「古代から近代にかけての外交の歴史」のように、複数の時代を横断して社会の変化を説明させる記述問題が出題されます。教科書の流れをストーリーとして理解する勉強を意識してください。

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4. まとめ&作者とAIの共創による注釈

埼玉県の公立高校入試は、令和9年度から学力検査・調査書・面接の3つで決まります。上位校では「学校選択問題」によるハイレベルな当日実力勝負になる点は、これまでどおりです。

まずは県が公表している「選抜実施内容」で、志望校が学校選択問題を使うか調査書の学年比率と換算点はどれか面接は1倍か2倍かを確かめてください。そのうえで過去問演習に入るのが、いちばん早い道です。

埼玉県は、学力検査問題と正答を公式に公開しています。年度ごとの置き場所は 【埼玉県】公立高校入試の過去問|公式リンク集 にまとめました。令和8年度までの問題はマークシート方式ではありませんので、解答の書き方だけは県のリーフレットで別に確認してください。

👉 解説つきで演習したい人は、市販の過去問題集もあります

解いたあと、知識を定着させる

過去問を解くと、落とした原因が「知識」なのか「時間」なのかが見えてきます。知識で落としている場合は、同じ問題集をもう一周するより、一問一答の形で潰すほうが早く終わります。

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💡 本記事の作成について(作者&AIの共創) 本記事は、公立高校入試の仕組みや科目別対策を熟知した当サイトの編集者(塾講師経験者)による専門的な視点・実体験と、AIによる全国の最新入試データの解析・構造化技術を掛け合わせて制作された「共創コンテンツ」です。 人間の知見による正確性と、AIの網羅性を融合させることで、受験生や保護者の皆様へ最も信頼性が高く、分かりやすい攻略情報をお届けすることを目指しています。

この記事の出典

この記事の制度・日程・配点は、次の公式資料で確認したものだけを書いています。数値と日程は年度ごとに変わります。受験する年度の資料を必ずご自身でご確認ください。

最終確認日:2026年9月11日

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この記事を書いた人

公立進学校から東北大学理学部へ進学。学部卒。
プロ家庭教師、塾講師経験のある40代。
子供は中学生一人。
2026年9月に吉原ビジネスデザイン研究所(YBDL)を開業
2026年10月から「よしわら塾」を開業予定!

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