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【重要】令和9年度から「中期選抜」がなくなります
2027年春(令和9年度)に受験する方へ。京都府の選抜制度が変わりました。これまでの「前期選抜(2月)+中期選抜(3月)」から、「前期選抜+後期選抜」の2回制になります。
- 前期選抜…統一学力検査(国語・数学・英語(筆記、リスニング)・理科・社会の5教科、各40点)。令和9年2月18日(木)実施
- 後期選抜…学力検査(国語・数学・英語(筆記))と面接。令和9年3月16日(火)実施
この記事の3章以降で解説している「中期共通問題(各40点)」の内容は、そのまま使えます。新しい統一学力検査も5教科・各40点で、教科の構成が同じです。練習に使う過去問も「中期選抜」のものを選んでください。
年度別の過去問リンクと、新制度での過去問の選び方はこちらにまとめました。
→ 京都府公立高校入試の過去問|公式5年分と制度改革への備え
出典:令和9年度京都府公立高等学校入学者選抜について(京都府教育委員会・令和8年8月28日発表)および同選抜要項。2026年9月10日確認。
京都府の公立高校入試(一般入学者選抜)は、関西圏の中でも特に「日頃の学校生活(内申点)」の重みが合否を真っ直ぐ直撃するシステムを採用しています。
「テストの点数さえ良ければ、当日の実力でトップ校に滑り込める」と思っているなら、京都の入試では非常に危険です。2回用意されている「前期選抜」と「中期選抜」の判定基準の違いや、京都独自の「副教科の驚異的な配点比率」を完全にハックしておかなければ、スタートラインに立つことすら難しくなります。
この記事では、京都府公立高校入試の仕組み、合否を分ける内申点の計算方法、データに基づいた科目別の具体的な出題傾向とピンポイント対策をプロの視点で徹底的に解説します!
📅 この記事は、いま中学3年生の人が受ける「令和9年度(2027年2月・3月)入試」の記事です。
令和9年度の資料で確認ずみ:選抜要項(令和8年8月28日公表)、日程、時間割、配点まで。この記事は全体が令和9年度の資料にもとづいています
1. 令和9年度から一本化|「独自枠」と「共通枠」になります
⚠ 制度が変わります。令和9年度から、これまでの前期選抜と中期選抜が統合され、前期選抜に一本化されます。そのうえで独自枠と共通枠が設けられます。
選抜要項には「入学者選抜として前期選抜を実施する。前期選抜においては、独自枠及び共通枠を設ける」と明記されています。
| 独自枠 | 共通枠 | |
|---|---|---|
| 検査項目 | 報告書、統一学力検査、個別学力検査、面接、作文・小論文、活動実績報告書、実技検査の中から、高校が選んで定める | 報告書と統一学力検査(5教科)(定時制では面接を加えられる) |
| 志願 | 1高等学校の1学科・系統等に限り | 全日制は第2志望まで。第1志望には順位を付けられる |
| 落ちたら | 共通枠で改めて選抜されます | — |
独自枠で不合格でも、共通枠でもう一度判定されます。独自枠に出したことで不利になることはありません。ただし独自枠に志願する人は、特別入学者選抜に志願できません。
2. 共通枠の選抜|報告書と学力検査の「両方の順位」が問われます
共通枠の決めかたは、選抜要項に順を追って書かれています。
| 段階 | 中身 |
|---|---|
| (a) | 報告書の第1・第2・第3学年における必修教科の評定を合計する。その際、「音楽」「美術」「保健体育」「技術・家庭」の評定は2倍する |
| (b) | 統一学力検査の配点は各教科40点とし、それぞれの得点の合計値を求める |
| (c) | (a)と(b)をそれぞれ高得点順に並べ、その順位が双方ともに募集人員の90%の数以内に位置する者について、報告書の評定以外の記載内容と面接の結果を資料として総合的に判断し、合格者を決定する |
| (d) | (c)で合格にならなかった者の中から、(a)と(b)の値の合計を高得点順に並べ、報告書の記載内容・統一学力検査の成績・面接の結果を資料として総合的に判断し、合格者を決定する |
(c)がいちばん大事です。報告書の順位と学力検査の順位が、どちらも募集人員の90%以内でなければなりません。片方だけが高くても、この段階では合格になりません。
そのあとの(d)で初めて合計点の勝負になります。「内申が低いから当日点で逆転する」という作戦は、(d)まで持ち越されるということです。
報告書では実技4教科の評定が2倍になります。5教科×5+実技4教科×5×2=1学年あたり65点、3学年で195点という計算です。実技4教科を捨てられません。
📊 第1志望には「順位」を付けられます
共通枠の全日制では、第1志望に第1順位・第2順位という順位を付けられ、さらに第2志望まで出せます。
- 第1志望第1順位の希望者の中から、募集人員の90パーセント以内の合格者を先に決定する
- そこで合格にならなかった者について、第1志望第1順位と第1志望第2順位の希望者を合わせて合格者を決定する。両方が合格範囲になる者は第1順位校の合格者とする
- 第2志望は、第1志望優先で合格者を決めたあと、なお欠員がある場合に選抜される
📅 令和9年度の日程と、当日の時間割
| 期日 | 内容 |
|---|---|
| 令和9年2月18日(木) | 統一学力検査 |
| 令和9年2月19日(金) | 学校個別検査(原則) |
| 令和9年2月24日(水)・25日(木) | 追検査 |
| 令和9年3月5日(金)午後2時 | 合格者の発表(WEB出願システム) |
統一学力検査の時間割は次のとおりです。
| 時限 | 教科 | 時間 |
|---|---|---|
| 第1 | 国語 | 9:20〜10:00 |
| 第2 | 数学 | 10:20〜11:00 |
| 第3 | 英語(筆記) | 11:20〜11:50 |
| 第4 | 英語(リスニング) | 12:00〜12:10 |
| 第5 | 理科 | 13:05〜13:45 |
| — | 社会 | 14:05〜14:45 |
1教科40分(英語は筆記30分+リスニング10分)です。50分の県が多いなか、京都府は短い。しかも配点も40点なので、1問あたりの重みが大きく、スピードが要求されます。過去問は必ずこの時間で計って解いてください。
過去問と正答は京都府が公開しています。年度ごとの置き場所は 【京都府】公立高校入試の過去問|公式リンク集 にまとめました。
3. 【科目別】京都府「中期共通問題(各40点満点)」の出題傾向とピンポイント対策
令和9年度からの「統一学力検査」も、5教科・各40点で教科の構成は同じです。下の科目別対策は、そのまま新制度の対策として使えます。
時間割は、国語9:20〜10:00/数学10:20〜11:00/英語(筆記)11:20〜11:50・(リスニング)12:00〜12:10/理科13:05〜13:45/社会14:05〜14:45です(令和9年2月18日)。
京都府の中期選抜(5教科・各40点、合計200点満点)を突破するための、科目別攻略ポイントを解説します。
📝 国語:40分で大長文2題を処理する。15〜20字の「部分点」記述が定番
- 特徴: 論説文、小説文、古文の3構成(または資料融合問題)。とにかく「40分に対して文章が長い」のが最大の壁です。
- 【ピンポイント対策】 設問の随所に「本文の言葉を使って15字以内で抜き出せ」「20字程度で説明せよ」といった短めの記述問題が並びます。一言一句を綺麗に読んでいると時間が足りなくなるため、設問を先に読んでから「答えの該当エリア」を本文中からスキャンする速読技術を極めましょう。古文は基本動作の主語を補う練習が効果的です。
📐 数学:大問1(基本小問)で全体の4割「16点分」!ここを絶対死守
- 特徴: 大問1(基本計算・独立小問)の配点が「16点分」もあります。全体の4割の配点が最初の1ページに集中しているのが京都の大きな特徴です。大問2以降は関数、確率、平面・空間図形が並びます。
- 【ピンポイント対策】 何が何でも「大問1で満点(16点)を確実に取ること」が最優先です。これだけで平均点をクリアできます。上位校を目指す場合は、大問3以降の関数のグラフ問題や図形の計量において、最初の設問(1)を確実に拾うこと。制限時間が短いため、解けない難問はきっぱりと後回しにする「見切りの速さ」が勝負を分けます。
🔤 英語:リスニングが「12点分(3割)」!長文は対話文の状況把握が命
- 特徴: 40点満点中、「12点分」がリスニングです。筆記試験に入ると、大問2〜3で長文読解が出題され、最後には簡単な条件英作文が用意されています。
- 【ピンポイント対策】 配点の3割を占めるリスニングは、過去問の音源を2倍速などで聴く訓練をして耳を慣らし、確実に9点以上をキープしましょう。筆記の長文は、複数人の対話文や、メール・資料を読み込ませる「実用的な英語」が頻出です。日本語に訳さず、英語のまま前から块(スラッシュ)で意味を掴む速読力を身につけて時間を浮かせ、最後の英作文に3分以上を残すタイムマネジメントを徹底してください。
🧪 理科:4分野から広く浅く、ただし「実験の理由」を的確に選ぶ
- 特徴: 物理・化学・生物・地学からバランスよく出題(小問数は約20問前後)。難解な計算問題は少ないですが、教科書に載っている実験の手順や観察の注意点が細かく問われます。
- 【ピンポイント対策】 「〇〇の名称を答えよ」という単純暗記だけでなく、「なぜこの実験では蓋をするのか」「なぜこの物質を混ぜるのか」という理由を選択肢から正確に選ばせる問題が定番です。過去問を解く際は、間違えた問題の周辺にある教科書の実験ページを必ず開き、実験の「目的」と「結果」をセットでノートにまとめる勉強が効果的です。
🗺 社会:地形図・日本地理のデータ比較と、歴史の「世紀・時代区分」
- 特徴: 地理・歴史・公民から満遍なく出題。京都らしく、実際の「地形図(地図記号や等高線の読み取り)」が頻出です。
- 【ピンポイント対策】 歴史では、特定の出来事が「何世紀の出来事か」や「どの並び順が正しいか」といった時代感覚の正確さが問われます。地理では、日本の各地域の雨温図や農産物出荷額などの統計データを比較させ、正解を選ばせる問題が定番です。社会も他県に比べて一問一答の知識が通用しにくいため、過去問を通じて「資料の着眼点」を養いましょう。
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4. まとめ&作者とAIの共創による注釈
京都府の公立高校入試は、実技4教科の内申点が3倍になるため、中1からの日頃の学校生活が何よりも強力な武器(または枷)になります。その上で、中期選抜の学力検査は「40分・40点満点」という超スピード&高密度な戦いが繰り広げられます。
「自分の内申点は副教科を含めて何点あるか」「本番の短い時間でミスなく解き切る準備はできているか」を早めに確認し、戦略的な過去問演習をスタートさせましょう!
京都府は、学力検査問題と正答を公式に公開しています。年度ごとの置き場所は 【京都府】公立高校入試の過去問|公式リンク集 にまとめました。ただし令和8年度までの問題は前期・中期選抜のものです。令和9年度からは一本化されるので、形式が変わる可能性があります。
👉 解説つきで演習したい人は、市販の過去問題集もあります
解いたあと、知識を定着させる
過去問を解くと、落とした原因が「知識」なのか「時間」なのかが見えてきます。知識で落としている場合は、同じ問題集をもう一周するより、一問一答の形で潰すほうが早く終わります。
当サイトでは、公立高校入試の過去問を分析してつくった一問一答&両面暗記カード(PDF)を用意しています。京都府版は現在ご用意がないため、全国の頻出問題を横断してまとめた全国版をご覧ください。スマホアプリが付いていて、同じ2,004問をスマホでも解けます。価格は1,480円です。。
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・noteでも販売しています(標準編・初級編)
💡 本記事の作成について(作者&AIの共創) 本記事は、公立高校入試の仕組みや科目別対策を熟知した当サイトの編集長(塾講師経験者)による専門的な視点・実体験と、AIによる全国の最新入試データの解析・構造化技術を掛け合わせて制作された「共創コンテンツ」です。 人間の知見による正確性と、AIの網羅性を融合させることで、受験生や保護者の皆様へ最も信頼性が高く、分かりやすい攻略情報をお届けすることを目指しています。
この記事の出典
この記事の制度・日程・配点は、次の公式資料で確認したものだけを書いています。数値と日程は年度ごとに変わります。受験する年度の資料を必ずご自身でご確認ください。
最終確認日:2026年9月10日
