【福岡県公立高校入試】出題傾向と対策|内申は中3のみ・A群B群判定

福岡県 公立高校入試 出題傾向と対策 内申は中3の評定だけ A群B群で判定

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福岡県の公立高校入試は、「中1・中2で出遅れた生徒への究極の救済」と「中3での一発勝負の恐ろしさ」が同居する独自のシステムを持っています。

内申点(調査書点)の計算に使われるのは「中学3年生の成績のみ(9教科×5段階なので計算上45点)」です。中1・中2の成績は点数化されません。 「じゃあ中3から頑張れば余裕だ!」と思うかもしれませんが、それは大きな間違いです。入試本番の合否判定では、この内申点と当日の学力検査点の「両方」が揃っていないと優先的に合格できない「A群・B群」というシビアな合否判定ルールが待ち構えています。

この記事では、絶対に知っておくべき「中3の評定の合計(計算上45点)で決まる内申点のルール」、合否を分ける「A群・B群」の仕組み、そして英語だけ時間が異なる5教科(各60点・計300点満点)の出題傾向と科目別ピンポイント対策をプロの視点で徹底解説します。

📅 この記事は、いま中学3年生の人が受ける「令和9年度(2027年2月・3月)入試」の記事です。
令和9年度の資料で確認ずみ:選抜の日程
令和9年度の資料がまだ出ていないため、令和8年度の要領で書いている部分:A群・B群の判定方法、学力検査の配点と時間割。令和9年度の選抜要項は10月下旬に公表予定と福岡県教育委員会が案内しています。出たら必ずそちらを確認してください

目次

1. 中1・中2は関係ない|福岡県の内申は中3の評定だけ

福岡県の調査書は、とてもすっきりしています。選抜要項には、こう書かれています。

調査書の「各教科の学習の記録」の第3学年における各教科の評定の数値の合計によって序列を定めるとともに、学力検査の総点によって序列を定める。
(令和8年度福岡県立高等学校入学者選抜要項)

つまり9教科×5段階=45点、それも中3の評定だけです。中1・中2の成績は使われません。

中1・中2でつまずいた人にとって、福岡県はやり直しがきく県です。いま中3なら、2学期の評定に全力を注ぐ価値があります。逆に、中1・中2の内申がよくても、それだけでは有利になりません。

📌 欠席日数は、原則として差をつける材料にしません

要項には、見落とされがちな一文があります。

調査書の「出欠の記録」については、修学上はなはだしい支障のない限り、等差をつける資料としない。

欠席が多いことを不安に思っている人は、まずこの一文を知っておいてください。

📈 一部の学校では、特定の教科を1.5倍にします

体育コースなど一部の学科・コースでは、調査書の特定教科の評定、または学力検査の特定教科の得点1.5倍にする「加重」が行われます。対象校は要項に一覧があります。

2. A群・B群のルールは「2つの順位が、両方とも定員内か」

福岡県の合否判定でよく話題になるA群・B群ですが、要項の定義は、内申の高さそのものではありません。

調査書及び学力検査の序列が、ともに校長が定める一定数(入学定員以内)に入っている者をA群とし、その他の者をB群とする。

条件扱い
A群内申の順位当日点の順位が、どちらも定員内調査書その他の資料に特に支障がなければ、入学予定者とする
B群どちらか一方でも定員から外れている評定の数値以外の記載事項を重視しながら、序列とその他の資料を精査して総合的に選考

ここから読み取れることは、はっきりしています。内申と当日点の、どちらか片方だけが高くてもA群には入れません。「内申が低いから当日点で逆転する」という作戦は、B群での勝負を選ぶということです。

B群では評定の数値以外の記載事項が重く見られます。部活動、生徒会、資格、特別活動の記録です。さらに各高校は「その特色等に応じ、調査書の記載事項のうち特に重視する部分を定め、選考する」と要項にあります。志望校が何を重く見るかは、学校説明会で聞くのがいちばん確実です。

📅 令和9年度の日程|学力検査は3月9日(火)

期日内容
令和9年2月10日(水)〜2月19日(金)正午入学願書受付
令和9年2月22日(月)〜2月26日(金)正午志願先変更受付
令和9年3月9日(火)学力検査
令和9年3月9日(火)または10日(水)個性重視の特別試験
令和9年3月18日(木)午前9時合格発表

学力検査は5教科を1日で解きます。参考までに、令和8年度の時間割は次のとおりでした。

教科時間配点
国語9:40〜10:30(50分)60点
数学10:50〜11:40(50分)60点
社会12:00〜12:50(50分)60点
理科13:55〜14:45(50分)60点
英語15:05〜16:00(55分)60点
合計1日300点

英語だけ5分長いのは、リスニングを含むためです。リスニングは検査場ごとに録音音源を校内放送で一斉に流します。そして英語は最後の教科で、開始は15時5分。集中力がいちばん落ちる時間帯に、いちばん長い検査があります。

過去問を解くときは、この時間割どおりに並べて解く日を1回つくってください。「夕方に英語のリスニング」を体験しておくかどうかで、本番の手応えが変わります。

なお学力検査の教科別得点と総合得点は、合格発表の翌日から1か月間、志願先の高校で開示してもらえます。

3. 【科目別】福岡県の学力検査(各60点・計300点)の出題傾向と対策

福岡県の配点は各教科60点(計300点満点)。そして最大の特徴は、英語のみ「55分」、その他の教科は「50分」と試験時間が異なることです。

📝 国語(50分):長文のスピード処理と「作文」

  • 特徴: 漢字や語句の基本問題、小説、論説文、古文と続き、最後に「課題作文」が出題される王道の構成です。
  • 【対策】 50分で作文まで書き上げるには、読解スピードが不可欠です。課題作文は「二段落構成で書く」「体験を交える」などの指定条件に従い、過去問を使って10分程度でサッと書き上げる特訓を徹底してください。

📐 数学(50分):大問1の計算を死守し、後半の記述で粘る

  • 特徴: 大問1・2の小問集合で配点の約40%を占めます。後半は関数、平面図形、空間図形が出題され、図形の証明問題など「途中式や考え方」を記述させる問題が出題されます。
  • 【対策】 各60点満点のうち、大問1・2の基本問題を全問正解できればかなりのアドバンテージになります。後半の図形や関数の難問は、(1)を確実に取り、(2)以降の超難問は捨てて見直しに時間を回す戦略が有効です。

🔤 英語(55分!):リスニング重視と「条件英作文」

  • 特徴: 福岡県の英語は、リスニングテスト(約15分)+ 筆記テスト(40分)の計55分で行われます。対話文やまとまった分量の長文読解、そして与えられたテーマについて英語で書く「条件英作文」が頻出です。
  • 【対策】 リスニングの配点が高いため、日頃から英語の音声に慣れておくことが必須です。長文は「設問を先に読んでキーワードを把握してから本文を探す」という解き方を身につけましょう。英作文は難しい単語を避け、確実に書けるシンプルな構文を使うのが鉄則です。

🧪 理科(50分):「なぜそうなるか」を自分の言葉で記述する力

  • 特徴: 物理・化学・生物・地学の4分野から出題されます。単なる用語の暗記だけでなく、実験結果から「なぜそのような現象が起きたのか」を文章で記述させる問題が非常に多いです。
  • 【対策】 教科書の太字を覚えるだけでなく、「なぜこの実験では対照実験が必要なのか」「なぜ化学反応後に質量が変わらないのか」という『理由』を自分の言葉で説明できるようにしておく必要があります。

🗺 社会(50分):全分野まんべんなく出題。資料読解の特訓を!

  • 特徴: 地理・歴史・公民からバランスよく出題されます。グラフや表、地形図などの資料が提示され、複数の資料を関連付けて読み解く力が求められます。
  • 【対策】 地理の「雨温図と特産品の関連付け」、歴史の「出来事の因果関係(なぜその法律ができたのか)」など、資料を読み解く力が必須です。教科書を読む際は、必ず図表や地図帳とセットで確認する癖をつけましょう。

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4. まとめ&作者とAIの共創による注釈

福岡県の公立高校入試は、「中3の成績のみ(45点満点)」という内申点作りで絶対に妥協しないことと、それを武器に「A群」に入り込むための総合力が問われる情報戦です。

まずは自分の現在の中3の内申点(または目標点)を計算し、志望校のボーダーラインを確認しましょう。目標点数が決まったら、英語だけ55分という福岡県特有のリズムに慣れるため、ひたすら過去問演習で実践力を鍛えるのみです!

福岡県は、過去3年分の問題とリスニング音源を公式に公開しています。音源まで出している県は全国でもわずかです。年度ごとの置き場所は 【福岡県】公立高校入試の過去問|公式リンク集 にまとめました。まずは無料で手に入るぶんを、時間を計って解いてみてください。

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解いたあと、知識を定着させる

過去問を解くと、落とした原因が「知識」なのか「時間」なのかが見えてきます。知識で落としている場合は、同じ問題集をもう一周するより、一問一答の形で潰すほうが早く終わります。

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💡 本記事の作成について(作者&AIの共創) 本記事は、公立高校入試の仕組みや科目別対策を熟知した当サイトの編集者(塾講師経験者)による専門的な視点・実体験と、AIによる全国の最新入試データの解析・構造化技術を掛け合わせて制作された「共創コンテンツ」です。

この記事の出典

この記事の制度・日程・配点は、次の公式資料で確認したものだけを書いています。数値と日程は年度ごとに変わります。受験する年度の資料を必ずご自身でご確認ください。

最終確認日:2026年9月10日

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この記事を書いた人

公立進学校から東北大学理学部へ進学。学部卒。
プロ家庭教師、塾講師経験のある40代。
子供は中学生一人。
2026年9月に吉原ビジネスデザイン研究所(YBDL)を開業
2026年10月から「よしわら塾」を開業予定!

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