【奈良県公立高校入試】出題傾向と対策|一次選抜と調査書144点

奈良県 公立高校入試 出題傾向と対策 調査書144点 第2希望校まで出願できる

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奈良県の公立高校入試は、令和8年度(2026年度)から歴史的な大改革(新制度)へと移行しました。

これまで「特色選抜(2月)」と「一般選抜(3月)」に分かれていた入試が一本化され、全受験生が1回のテストに挑む形へ変更。さらに、内申点(調査書点)の計算方法も、「中2・中3の成績のみ」から「中1〜中3までの全学年が対象(144点満点)」へと根本からルールが変わりました。

過去の先輩たちの経験談や、古い受験情報は全くアテにならないため注意が必要です。

この記事では、令和9年度(2027年2月・3月)入試について、県教育委員会の一次選抜実施要項で確認できたことだけを書きます。144点満点の調査書の計算、第2希望校まで出願できるしくみ、令和9年2月24日・25日の日程と時間割、そして各50点満点(計250点)の学力検査の出題傾向までまとめました。

📅 この記事は、いま中学3年生の人が受ける「令和9年度(2027年2月・3月)入試」の記事です。
令和9年度の資料で確認ずみ:一次選抜実施要項、日程、時間割、調査書の作成要領まで。この記事は全体が令和9年度の資料にもとづいています

目次

1. 奈良県の調査書は144点満点|中1・中2は「態度」だけが点になります

奈良県の調査書(学習成績)は、他県とは計算のしかたがまったく違います。

学年何が点数になるか満点
中1第3観点「主体的に学習に取り組む態度」のA・B・Cを3・2・1に読み替え(9教科)27点
中2同上(9教科)27点
中31学期・2学期を総括した5段階評定を2倍(9教科)90点
合計144点

ここが奈良県の最大の特徴です。中1と中2は、通知表の「5」や「4」という数字そのものは使われません。使われるのは観点別評価の3つ目、「主体的に学習に取り組む態度」だけです。1教科あたり最大3点、9教科で27点。
提出物・振り返り・授業への向かい方が、そのまま点になります。

いっぽう中3は5段階評定が2倍されて90点。144点のうち約6割が中3です。

📈 学校によっては、この144点の重みが変わります

各高校は加重配点(学習成績や学力検査の扱いを変えること)を行うことができます。中3をさらに2倍にする、中1・中2を2倍にする、中1・中2を加えない、といったパターンがあり、どのパターンを使うかは高校ごとに決まっています。県が公表している「入学者選抜概要」の高校別概要で確認してください。

体育に関する記録(「特技に関する記録〔体育〕」)を点数化して加算する学科もあります。

2. 一次選抜は「第2希望校」まで出願できます

奈良県は令和8年度から、それまでの特色選抜と一般選抜を一本化して「一次選抜」にしました。あわせて、他県にはない出願のしくみがあります。

第一出願期間に出願する高等学校を第1希望校とし、出願は1校1学科(コース)に限ります。第一出願期間に出願した者に限り、第二出願期間に第2希望校として1校1学科(コース)に出願できます。
ただし、第二出願期間に出願できるのは、第一出願期間における出願者数が募集人員に満たない学科(コース)に限ります。
(令和9年度奈良県立高等学校入学者一次選抜実施要項)

ここは正しく理解しておいてください。「必ず2校受けられる」わけではありません。第2希望として出願できるのは、第一出願期間の締切時点で定員割れしている学科だけです。人気校は対象になりません。

第一出願期間の最終日には出願者数が公表されるので、そこを見てから第2希望を決めるという動きかたになります。

📅 令和9年度の日程

期日内容
令和9年2月8日(月)〜2月16日(火)15時第一出願期間(第1希望校)
令和9年2月17日(水)〜2月19日(金)15時第二出願期間(第2希望校)
令和9年2月24日(水)検査 第1日
令和9年2月25日(木)検査 第2日(実施する学校のみ)
令和9年3月9日(火)追検査(奈良県立教育研究所)
令和9年3月8日(月)14時合格発表(Web出願システムで本人に通知)

📝 学力検査は各50点|5教科か、3教科+学校独自検査か

奈良県の学力検査は1教科50点満点です。100点ではありません。学校・学科によって、次の2つに分かれます。

パターン検査の中身満点
5教科国語・社会・数学・理科・英語(聞き取り検査を含む)250点
3教科+学校独自検査国語・数学・英語(聞き取り検査を含む)+独自問題・口頭試問・作文・面接など150点+独自検査

第1日の時間割は次のとおりです。

時間教科
9:15〜10:05国語(50分)
10:25〜11:15英語(50分・聞き取り検査あり)
11:35〜12:25数学(50分)
13:15〜14:05社会(50分)※5教科の場合
14:25〜15:15理科(50分)※5教科の場合

英語が2番目、午前中の10時25分からです。聞き取り検査が朝のうちに終わるのは、全国的にはめずらしい並びです。過去問を解くときは、この順番で通してみてください。

合否は資料Ⅰ(調査書成績144点)資料Ⅱ(検査成績)を合計し、点数の高い順に決めます。そのうえで資料Ⅲ(学習活動・特別活動・行動・スポーツ文化活動の記録)が顕著な人には配慮が入ります。

3. 【科目別】奈良県の学力検査(各50点・各50分)の出題傾向と対策

試験時間は全教科50分、配点は各教科50点満点(計250点満点)です。新制度になっても、奈良県特有の「記述力の重視」という傾向は変わりません。

📝 国語:「条件作文」と古文・漢文のスピード処理

  • 特徴: 漢字や語句、現代文、古文(漢文が含まれることも)が出題され、最後に「条件作文」が出題される王道の構成です。
  • 【対策】 50分で作文まで書き上げる読解スピードが不可欠です。作文は「自分の体験や考えを、指定された段落構成で書く」という条件に従い、過去問を使って10分程度でサッと書き上げる特訓を徹底してください。

📐 数学:小問集合を死守し、後半の記述で粘る

  • 特徴: 大問1の小問集合で確実な計算力が問われ、後半は関数、平面図形、空間図形が出題されます。図形の証明問題など、答えだけでなく「考え方の過程」を記述させる問題が頻出します。
  • 【対策】 各50点満点のうち、前半の基本問題を全問正解できればかなりのアドバンテージになります。トップ校を狙う場合を除き、後半の(2)以降の超難問は捨てて、見直しに時間を回す戦略が有効です。

🔤 英語:リスニングと長文読解、そして「英作文」

  • 特徴: リスニングテスト(聞き取り検査)があり、対話文や長文読解が出題されます。また、与えられたテーマについて英語で書く英作文も配点の鍵を握ります。
  • 【対策】 リスニングの配点を落とさないため、日頃から英語の音声に慣れておくことが必須です。長文は「設問を先に読んでキーワードを把握してから本文を探す」という解き方を身につけましょう。英作文は確実に書けるシンプルな構文を使うのが鉄則です。

🧪 理科:「なぜそうなるか」を自分の言葉で記述する力

  • 特徴: 物理・化学・生物・地学の4分野から出題されます。単なる用語の暗記だけでなく、実験結果から「なぜそのような現象が起きたのか」を文章で記述させる問題が非常に多いです。
  • 【対策】 教科書の太字を覚えるだけでなく、「なぜこの実験では対照実験が必要なのか」「グラフの傾きから何が読み取れるか」という『理由』を自分の言葉で説明できるようにしておく必要があります。

🗺 社会:全分野まんべんなく出題。資料読解の特訓を!

  • 特徴: 地理・歴史・公民からバランスよく出題されます。グラフや表、地形図などの資料が提示され、複数の資料を関連付けて読み解く力が求められます。
  • 【対策】 地理の「雨温図と特産品の関連付け」、歴史の「出来事の因果関係(なぜその法律ができたのか)」など、資料を読み解く力が必須です。教科書を読む際は、必ず図表や地図帳とセットで確認する癖をつけましょう。

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4. まとめ&作者とAIの共創による注釈

奈良県の公立高校入試は、中1から始まる「主体的な学習態度」を含む144点満点の新・内申点システムへの対応と、一本化された一次選抜での一発勝負を戦い抜く総合力が問われます。

まずは自分の内申点を新しい計算式で割り出し、志望校の判定パターンを確認しましょう。目標点数が決まったら、各教科50点満点という配点に慣れるため、ひたすら過去問演習で実践力を鍛えるのみです!

奈良県は、学力検査問題を公式に公開しています。年度ごとの置き場所は 【奈良県】公立高校入試の過去問|公式リンク集 にまとめました。まずは無料で手に入るぶんを、本番の時間割どおりに解いてみてください。

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解いたあと、知識を定着させる

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💡 本記事の作成について(作者&AIの共創) 本記事は、公立高校入試の仕組みや科目別対策を熟知した当サイトの編集者(塾講師経験者)による専門的な視点・実体験と、AIによる全国の最新入試データの解析・構造化技術を掛け合わせて制作された「共創コンテンツ」です。

この記事の出典

この記事の制度・日程・配点は、次の公式資料で確認したものだけを書いています。数値と日程は年度ごとに変わります。受験する年度の資料を必ずご自身でご確認ください。

最終確認日:2026年9月10日

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この記事を書いた人

公立進学校から東北大学理学部へ進学。学部卒。
プロ家庭教師、塾講師経験のある40代。
子供は中学生一人。
2026年9月に吉原ビジネスデザイン研究所(YBDL)を開業
2026年10月から「よしわら塾」を開業予定!

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