【2027年入試】鹿児島県公立高校入試の過去問|公式4年分・大問別の正答率つき

鹿児島県の過去問は、「過去問」という名前では公開されていません。県教育委員会が毎年出している「入学者選抜学力検査結果の概要」という冊子(PDF)の中に、5教科の問題と解答例がまるごと入っています。「過去問」で探しても行き当たらないのは、このためです。

令和5年度から令和8年度までの4年分が、同じ形で公開されています。

この冊子のいちばんの強みは、大問・小問ごとの「県の正答率」が載っていることです。
教科ごとに(1)正答率の表のページ →(2)問題のページの順で載っていて、「この問題は県全体で何割が解けたか」が分かります。「落としてはいけない問題」と「落としても大きく差がつかない問題」が、自分で判断できます。

年度別|鹿児島県公立高校入試の過去問(公式)

年度実施問題・解答例(5教科)大問・小問別の正答率PDFの大きさ
令和8年度2026年春国・社・数・理・英あり約4.7MB・46ページ
令和7年度2025年春国・社・数・理・英あり約4.1MB
令和6年度2024年春国・社・数・理・英あり約4.4MB
令和5年度2023年春国・社・数・理・英あり約4.2MB
出典:鹿児島県教育委員会「入学者選抜学力検査結果の概要」各年度版(2026年10月13日確認)。1年分が1つのPDFにまとまっています。教科ごとに分かれてはいません。

公式ページへのリンクです。各ページの中にPDFがあります。

PDFのどこに問題が載っているか

PDFを開いたら、うしろのほうへ飛んでください。前半は統計、後半が問題と解答例です。令和8年度版(46ページ)だと、だいたい次の場所にあります。

ページ中身
12〜国語 正答率 → 問題 → 解答例
16〜社会 正答率 → 問題 → 解答例
24〜数学 正答率 → 問題 → 解答例
31〜理科 正答率 → 問題 → 解答例
38〜英語 正答率 → 問題 → 解答例
出典:令和8年度「入学者選抜学力検査結果の概要」の目次。年度によってページ番号は少し前後します。目次の「6 国語について」から先が問題です。

公式で手に入るもの

  • 4年分の問題(令和5〜8年度/国語・社会・数学・理科・英語)
  • 解答例が全教科・全年度に付いています
  • 大問・小問別の県の正答率。「教科指導上の参考」として、どこでつまずいたかの説明も付いています
  • 「今年の特徴的な問題」。5教科それぞれについて、県が問題のねらいと指導上のポイントを書いています
  • 受検者の得点分布と平均点(年度別の推移つき)。自分の自己採点が、県の中でどのあたりかが分かります
  • 「目安点」をめぐる状況。基本的な「読み・書き・算」がどれくらいできているかの集計です

公式では手に入らないもの

  • 🔴 国語の大問2と4。PDFに「国語の問題(著作権法に基づき,掲載は1,3,5とします。)」と書かれています。文章を読ませる大問は載っていません
  • 🔴 英語の聞き取りテストの音声と台本。問題用紙(絵・選択肢)は載っていますが、音源と読み上げ台本は見あたりません
  • 解答用紙。本番と同じ形の用紙は公開されていません
  • 独立した問題冊子。年度ごとに1つのPDFの中に入っています

当サイトは過去問のPDFや音声を配布していません。上のリンク先は、すべて鹿児島県の公式ページです。

※この記事はプロモーション広告を含みます。

三者面談で受ける学校が決まったら、鹿児島県の過去問題集はもう用意しましたか?解説や、公式に無い年度・音声などを補えるのが、市販の過去問題集です(何年分・何がつくかは本ごとに違うので、お店のページで確かめてください)。

過去問題集は年度ごとに作られる本で、出版社によっては増刷しません。たとえば英俊社(赤本)は「入試の時期が近づくと売り切れになる書籍も出てきます」「年度版の書籍のため増刷はおこないません」と案内しています(英俊社 よくあるご質問)。上の本の在庫は、お店のページで確かめてください。

探すときのコツ

鹿児島県のサイトで「過去問」と検索しても出てきません。探すときは次の言葉を使ってください。

  • 「学力検査結果の概要」 ← これがいちばん確実です
  • 「入学者選抜」+年度(例:令和8年度)

ページの題名は「学力検査結果の概要」なので、統計資料だと思って閉じてしまいがちです。中に問題が入っています。最後まで開いてみてください。

鹿児島県の入試を、過去問でどう準備するか

試験の形

令和9年度の学力検査は2日間です。3月3日(水)に国語・理科・英語、3月4日(木)に社会・数学。どの教科も50分・90点満点、合計450点で、英語には12分間程度の聞き取りテストが入ります。合格発表は3月12日(金)です。

当日点はどれくらい効くか

一般入学者選抜は、調査書の「学習の記録」の換算点と学力検査の成績との相関に、総合所見や面接などを合わせて判断します。換算は中3の記録だけで、5教科が各10点、音楽・美術・保健体育・技術家庭が各100点です。

合計の比率は決められていないので、「当日点が何割」とは言えません。ただ学力検査は1教科90点と配点が大きく、高校によっては2教科まで、満点を2倍以内で増やす傾斜配点もあります。出願時に自分で教科を申し出る形もあるので、得意教科がある人は志望校の扱いを確かめてください。

公式の資料から分かること

「学力検査結果の概要」には、教科別平均点と、大問・小問ごとの県の正答率が載っています。令和8年度の受検者平均は216.3点(前年度234.6点)、教科別は国語45.7・社会46.9・数学36.7・理科44.1・英語42.9点で、数学がいちばん低い年でした。

正答率の表には、その設問の内容を初めて習う学年と、☆印(基礎的な設問である「目安点」の対象)が付いています。令和8年度は、数学で目安点(18点)に届かなかった受検者が19.8%いました。

この県の過去問の進めかた

令和5〜8年度の4冊があります。正答率の表を見ないよう問題のページから解き、解答例で丸つけしたら、次の順で使います。

  • 自分の○×を正答率の表に書き込み、☆印の設問の取りこぼしを最初に直す
  • ☆以外では、正答率の高い順に、落とした設問を並べて直す
  • 「学年」の欄で、つまずいた内容を何年生(小学校の内容もあり)の教科書まで戻ればよいかを確かめる
  • 国語の載っていない大問を除いて、教科ごとの自分の点を県の平均点と並べ、4年分で比べる(平均は令和5年度247.1点から令和8年度216.3点まで動いている)。国語は冊子に載っていない大問がある(令和8年度は大問1・3・5だけ掲載)ので、国語は平均点と比べる対象から外す

出典:
令和9年度鹿児島県公立高等学校入学者選抜実施要綱 p.10〜11(選抜の方法・調査書の換算・学力検査の日程・配点・傾斜配点)(2026-11-03確認)
令和9年度鹿児島県公立高等学校入学者選抜実施要綱(2026年10月30日更新)(2026-11-03確認)
令和9年度鹿児島県公立高等学校入学者選抜日程(学力検査・合格発表)(2026-11-03確認)
令和8年度 入学者選抜学力検査結果の概要 p.2(総得点)、p.3(教科別平均・年度別推移)、p.5(目安点)、p.12〜(国語の大問・小問別正答率)(2026-11-03確認)
令和8年度 学力検査結果の概要(掲載ページ)(2026-11-03確認)

過去問の使い方(鹿児島県の場合)

  • 正答率の表のページを飛ばして、問題から解く。各教科とも正答率の表が問題より前にあるので、先に見ると答えの手がかりになってしまいます。問題のページから印刷するか、そこだけ表示してください
  • 解いたあと、正答率と自分の○×を並べる。これが鹿児島県でいちばん価値のある使い方です。正答率が高いのに落とした問題=まわりは取れている問題なので、最優先でつぶします
  • 正答率が低い問題は、後回しでかまいません。県全体で2〜3割しか取れていない問題に時間を使うより、7割が取れている問題を確実にするほうが、合計点は伸びます
  • 「今年の特徴的な問題」を先に読む。県が「どこを見ているか」を自分の言葉で書いています。出題者の考えがそのまま読めるのは大きい
  • 国語は大問1・3・5だけで練習する。大問2・4(文章を読む問題)は載っていないので、そこは市販の問題集で補ってください
  • 英語の聞き取りは、問題用紙はあるが音声と台本が無いので、別に用意します。音声つきの市販問題集か、ほかの県の公開音源で代用してください

自己採点したら、県の平均点と並べてみてください。
令和8年度の受検者の平均点は216.3点でした(5教科・450点満点)。前の年より18.3点下がっています(令和7年度は234.6点)。
100点未満だった受検者も令和7年度の284人(3.46%)から、令和8年度は712人(9.22%)へ増えました。
年度によって難しさが動くということです。1年分だけ解いて「取れた・取れない」と判断せず、4年分を通して見てください。
出典:令和8年度「入学者選抜学力検査結果の概要」2〜3ページ

【無料】まず、いまの実力を4択で確かめる
公立高校入試を分析してつくった一問一答から、5教科100問を4択にしました。スマホのブラウザだけで解けて、最後に点数が出ます。メールアドレスだけで受け取れます。

解いたあと、知識を定着させる

過去問を解くと、落とした原因が「知識」なのか「時間」なのかが見えてきます。知識で落としている場合は、同じ問題集をもう一周するより、一問一答の形で潰すほうが早く終わります。鹿児島県は正答率が公開されているので、「まわりは取れているのに自分は落とした問題」から順に潰せます。

鹿児島県版は、いまのところ用意がありません。全国の公立高校入試を分析してつくった全国版の一問一答&両面暗記カード(PDF)+スマホアプリをお使いください。赤シート対応のシート版と、持ち歩ける暗記カード版のセットです。

→ 都道府県別・全国版の一覧を見る

ダウンロードするときの注意

  • 🔴 1つのPDFが4MB前後あります。5教科ぶんが1つに入っているためです。スマホの通信量が気になる場合は、Wi‑Fiのある場所でダウンロードしてください
  • 印刷して解くことをおすすめします。画面で解くと、本番の書き込みや時間感覚と大きくずれます。鹿児島県の場合は先に正答率の表のページがあるので、問題のページから印刷したほうが確実です
  • 公式ページのURLや構成は変わることがあります。開けないときは、鹿児島県のサイト内で「学力検査結果の概要」を検索してみてください
  • このページの内容は2026年10月13日に公式ページを確認して書いています。その後に変わっている可能性があります

都道府県から過去問を探す

【過去問】が付いている県は、年度別の公式リンクをまとめたページがあります。それ以外の県は、出題傾向と対策のページへ移動します。過去問ページは順次増やしています。

北海道・東北 北海道【過去問】・青森県【過去問】・岩手県・宮城県【過去問】・秋田県【過去問】・山形県・福島県

関東 茨城県・栃木県・群馬県【過去問】・埼玉県【過去問】・千葉県・東京都【過去問】・神奈川県【過去問】

中部・北陸 新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県【過去問】・岐阜県【過去問】・静岡県【過去問】・愛知県【過去問】

近畿 三重県【過去問】・滋賀県【過去問】・京都府【過去問】・大阪府【過去問】・兵庫県・奈良県【過去問】・和歌山県【過去問】

中国・四国 鳥取県・島根県・岡山県・広島県【過去問】・山口県・徳島県・香川県・愛媛県・高知県【過去問】

九州・沖縄 福岡県【過去問】・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県(このページ)・沖縄県

→ 公立高校入試の過去問|都道府県別リンク集

関連ページ