【2027年入試】京都府公立高校入試の過去問|公式5年分と制度改革への備え

京都府公立高校入試の過去問・正答表は、京都府教育委員会が令和4年度から令和8年度までの5年分を公開しています。1つのPDFに、問題・答案用紙・正答表・配点までまとまっています(国語は各年度、一部の大問が著作権の関係で掲載されていません)。リスニングの音声も公式にあります。

ただし、2027年春に受験する人は注意が必要です。令和9年度から選抜制度が変わり、これまでの「中期選抜」がなくなります。過去問をどう使えばよいかも変わるので、まずそこから説明します。

すべて京都府教育委員会の公式ページへのリンクです。当サイトが問題や音声を配布することはありません。リンクは2026年9月10日に確認しています。

令和9年度から「中期選抜」がなくなります

京都府はこれまで、前期選抜(国・数・英の3教科+学校ごとの検査)と中期選抜(国・社・数・理・英の5教科)の2回制でした。多くの受験生の本番は中期選抜でした。

令和9年度(2027年春)からは、中期選抜がなくなり、前期選抜(独自枠・共通枠)が中心になります。後期選抜は、前期選抜のあとに相当の欠員がある学校で行うことがあるものです。

検査教科
前期選抜
(独自枠・共通枠)
統一学力検査+学校個別検査など共通枠は国語・数学・英語(筆記、リスニング)・理科・社会の5教科。独自枠は学校が検査を選ぶ
後期選抜学力検査+面接(前期選抜のあとに欠員がある学校で行うことがある)国語・数学・英語をまとめて50分・各30点
出典:令和9年度京都府公立高等学校入学者選抜について(京都府教育委員会・令和8年8月28日発表)

新しい前期選抜の共通枠では、「統一学力検査」は5教科です。これは、これまでの中期選抜と同じ教科構成です。

つまり、練習に使うのは「中期選抜」の過去問です

制度が変わると「過去問は使えないのでは」と思いがちですが、そうではありません。新しい前期選抜の統一学力検査(5教科)に最も近いのは、これまでの中期選抜の問題です。教科の構成が同じです。

一方、これまでの前期選抜(3教科)の過去問は、性格が違います。学校ごとの独自検査と組み合わせるもので、共通の5教科検査ではありませんでした。5教科の練習をしたいなら、中期選抜の過去問を選んでください。

制度見直しの資料は京都府が公開しています。
→ 京都府公立高等学校の新しい入学者選抜制度について(京都府教育委員会)

年度別|京都府公立高校入試の過去問・正答表(公式)

前期選抜と中期選抜の両方が、令和4年度から令和8年度までの5年分そろっています。5教科の練習には「中期選抜」を選んでください。

年度実施中期選抜(5教科)前期選抜(3教科)
令和8年度2026年2月国・社・数・理・英国・数・英
令和7年度2025年2月国・社・数・理・英国・数・英
令和6年度2024年2月国・社・数・理・英国・数・英
令和5年度2023年2月国・社・数・理・英国・数・英
令和4年度2022年2月国・社・数・理・英国・数・英
出典:学力検査問題(京都府教育委員会 高校改革推進室・高校教育課)(2026年9月10日確認)

ダウンロードは公式ページからどうぞ。年度と選抜の区分ごとにリンクが並んでいます。
→ 学力検査問題(京都府教育委員会)

京都府は「配点」まで公開しています

京都府の問題PDFは、1つのファイルに問題・答案用紙・正答表・配点がまとまっています。正答表には設問ごとの点数が書かれていて、「完全解答」と指定された設問まで示されています。

これがあると、自分の答案を自分で採点できます。解いたあとに何点だったかが分かるので、点数の推移を追えます。ここまで公開している県は多くありません。

英語のリスニングも、音声(MP3)が公式で無料で聴けます。本番と同じ音で練習できるので、音声のために問題集を買う必要はありません。

公式サイトで「手に入らないもの」

  • 解説がありません。正答と配点は分かりますが、なぜその答えになるのかは書かれていません
  • 令和3年度以前の過去問がありません。公開は5年分です
  • 新制度(令和9年度)の問題はまだありません。初回は2027年2月に実施されます

※この記事はプロモーション広告を含みます。

京都府で市販の過去問題集を買う理由は、ほぼ「解説」だけです。問題(国語の一部の大問を除く)も正答も配点も音声も公式にあるので、ほかに足りないのは国語の非掲載の大問くらいです。
記述問題の考え方や、数学の途中式の組み立てまで知りたい人は、解説つきの問題集で補ってください。

京都府の入試を、過去問でどう準備するか

試験の形

令和9年度の要項では、前期選抜の中に独自枠と共通枠が設けられています(令和8年度までは前期選抜と中期選抜がありました)。統一学力検査は令和9年2月18日(木)で、配点は各教科40点です。共通枠では国語・数学・英語・理科・社会の5教科の統一学力検査を受けます。独自枠では、統一学力検査・個別学力検査・面接などの中から学校ごとに検査項目が決まります。英語は筆記30分のあとにリスニング10分。学校個別検査は原則2月19日(金)です。後期選抜(3月16日)は、前期選抜のあとに相当の欠員がある学校で行うことがあるもので(実施する学校は3月5日に発表)、国語・数学・英語をまとめて50分(各30点)と面接です。

  • 国語 9:20〜10:00
  • 数学 10:20〜11:00
  • 英語(筆記)11:20〜11:50/(リスニング)12:00〜12:10
  • 理科 13:05〜13:45
  • 社会 14:05〜14:45

当日点はどれくらい効くか

共通枠では、報告書の中1〜中3の評定合計(音楽・美術・保健体育・技術・家庭は2倍)と、統一学力検査の合計を別々に順位づけし、両方とも募集人員の90%以内に入った人から合格者を決めます。決まらなかった人は、二つの値の合計で判定されます。報告書の順位が十分でも、学力検査の順位が90%の線から外れると最初の段階では合格になりません。過去問の点を安定させることが、最初の段階に残るための練習になります。

公式の資料から分かること

府教育委員会は年度ごとに「出題について」という資料を出し、出題方針と教科ごとのねらいを説明しています。令和8年度の中期選抜では、社会の4つの大問すべてを地理・歴史・公民の融合問題にしたと書かれています。問題PDFの正答表には設問ごとの配点と「完全解答」の指定があり、令和8年度中期の数学は大問1だけで16点でした。平均点の公表は、今回の確認では見つかりませんでした。

この県の過去問の進めかた

公式には令和4〜8年度の前期・中期選抜があり、5教科そろっているのは中期選抜です。英語のリスニングは音声(MP3)も公開されています。1年分を令和9年度の時間割どおりに解き、英語は筆記30分のあとに音声を流します。正答表の配点で採点し、落とした設問の配点と完全解答の指定を書き出してから、同じ年度の「出題について」で、その問題が何を見ようとしたかを確かめます。

なお国語は、各年度の一部の大問が著作権の関係で掲載されていないので、国語だけは全問はそろわない前提で計画します。

出典:
令和9年度京都府公立高等学校入学者選抜要項(本文)p.6〜7(独自枠・共通枠の検査項目、統一学力検査の期日・時間割・選抜方法)、p.19〜20(後期選抜・実施校の発表)(2026-11-03確認)
令和9年度入学者選抜に関すること(京都府教育委員会)(2026-11-03確認)
学力検査問題(年度別の問題・音声・出題について、国語の一部非掲載の注記)(2026-11-03確認)
令和8年度 中期選抜における学力検査の出題について(2026-11-03確認)
令和8年度 中期選抜 数学(問題・正答表・配点)(2026-11-03確認)

過去問の使い方(京都府の場合)

  1. 中期選抜の問題を、時間を計って1年分通しで解く。英語は必ず公式の音声を再生してください
  2. 同じPDFに入っている正答表と配点で、自分で採点する。何点取れたかを記録します
  3. 落とした設問の配点を見る。2点の設問と、完全解答が必要な設問では、優先順位が変わります

いつから始めるか、何年分やるかは、こちらで詳しく解説しています。
→ 公立高校入試の過去問はいつから始める?
→ 過去問の復習方法を徹底解説

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解いたあと、知識を定着させる

過去問を解くと「解けなかった原因が、知識なのか時間なのか」が見えてきます。知識で落としている場合は、一問一答の形で潰すほうが早く終わります。

当サイトでは、公立高校入試の過去問を分析してつくった一問一答&両面暗記カード(PDF)を用意しています。京都府版は現在準備中のため、まずは全国版をご覧ください。スマホアプリが付いていて、同じ問題をスマホでも解けます。

・BOOTHでも購入できます

→ 都道府県別・全国版の一覧を見る
→ noteでも販売しています

令和9年度(2027年春)入試の日程

出願期間2027年2月3日(水)〜5日(金)
前期選抜 統一学力検査2027年2月18日(木)9時20分〜14時45分
前期選抜 学校個別検査2027年2月19日(金)※時間は高校が定める
追検査2027年2月24日(水)・25日(木)
前期選抜 合格発表2027年3月5日(金)午後2時
後期選抜 学力検査・面接2027年3月16日(火)9時30分〜10時20分
後期選抜 合格発表2027年3月18日(木)午後2時
出典:令和9年度京都府公立高等学校入学者選抜について(京都府教育委員会・令和8年8月28日発表)

出願はWEB出願システムで行います。京都堀川音楽高校は日程が別なので、志望する場合は公式で確認してください。

ダウンロードするときの注意

京都府の学力検査問題のページには、次の記載があります。

これらのファイルを無断で他のホームページに掲載することや、営利目的で利用することを固く禁じます。

ダウンロードは自分の学習のためだけに使ってください。配付や刊行物への掲載には、京都府教育庁指導部高校教育課への許諾申請が必要です。
なお、国語は著作権の都合で本文の一部が掲載されていないことがあります。これは配布元の判断によるものです。

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