【2027年入試】内申点(調査書)の計算方法|47都道府県一覧|満点・対象学年・実技4教科の扱い

2027年入試 令和9年度 内申点の計算は47通りある 満点・対象学年・実技4教科の扱い・当日点との比率

内申点(調査書点)の計算は、都道府県でまったく違います。中3の成績だけを見る県もあれば、中1から3年分すべてを同じ重みで入れる県、中3だけ3倍にする県もあります。実技4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)が2倍になる県も、5教科と同じ扱いの県もあります。

このページは、令和9年度(2027年2月・3月)入学者選抜の公式資料を1県ずつ読んで、確かめられた値だけを一覧にしたものです。公式資料で確かめられなかったところは【要確認】と書いています。推測では埋めていません。最終確認日:2026年9月20日

令和9年度の実施要項がまだ出ていない県(北海道・岩手・山形・富山・石川・岡山・愛媛・福岡・長崎・大分 など)は、県が現に掲げている直近の資料(令和8年度の実施要項・要領など)で確かめています。令和9年度の要項が出たら変わることがあります。どの資料で確かめたかは、各県のページの「この記事の出典」に書いています。

目次

先に知っておきたい3つのこと

  • 「内申点◯点満点」が県で決まっていない県があります。栃木・群馬・福島・佐賀・宮崎などは、学校ごとに配点が違います。自分の志望校の資料を見ないと分かりません
  • 「内申:当日点=◯:◯」も、県が決める県と、学校が決める県があります。兵庫(5:5)や広島(6:2:2)のように県が決めている県もあれば、千葉のように学校が選ぶ係数で実質決まる県もあります
  • 数字が同じでも、意味が違います。たとえば「135点」は、青森では3年分の合計、神奈川では中2+中3×2の合計です

47都道府県の一覧(令和9年度・2027年入試)

都道府県名から、当サイトの県別ページ(配点・傾向・出典つき)に移れます。【要確認】は、公式資料で確かめられなかったところです。

都道府県調査書(内申点)の満点対象学年と重み実技4教科当日点との比率
北海道315点中1・中2は2倍、中3は3倍(1:1:1.5)同じ7割の枠は同等(学力検査を0.63倍して315点に換算)
青森135点1:1:1同じ比率では決めない(Ⅰ〜Ⅲ群に分ける)
岩手660点を500点に圧縮1:2:35教科の1.5倍7:3〜3:7を学科ごとに
宮城195点1:1:12倍7:3〜3:7を学校・学科ごとに
秋田【要確認】(要項に総点の明示なし。計算上195点)1:1:12倍相関表(塗りつぶす範囲は学校ごと)
山形中3の評定45点を500点に換算(令和8年度の実施要項による)中3のみ【要確認】(令和9年度の基本方針には学年の限定がありません)同じ3:7〜7:3を校長が定める
福島学校ごと(多くは195点+55点=250点)1:1:12倍(傾斜配点をする高校)学校ごと
茨城【要確認】(令和9年度の実施細則が未公表)【要確認】【要確認】比率では決めない(A群・B群)
栃木学校ごと(実施細則の別表5に実数)【要確認】【要確認】学校・学科ごと
群馬学校ごと(65点〜1,750点)【要確認】【要確認】学校・型ごと(特色型は定員の10〜50%)
埼玉135/180/225点 →200/300/400点に換算1:1:1/1:1:2/1:1:3 から学校が選ぶ同じ学力検査500点+調査書200〜400点+面接30点か60点
千葉135点×K(0.5〜2)。記載事項の加点は50点まで1:1:1同じKの値で決まる(学校ごと・付表2で公表)
東京調査書点300点(換算内申65点)中3のみ2倍原則7:3(7:3と10:0の高いほうを使う学校も)
神奈川135点を100点に換算中1は使わない。中2:中3=1:2同じ(重点化で2倍まで)学校ごと(f+g=10)
新潟135点を1,000点に換算(学校設定枠は上限195点)1:1:1一般枠は同じ(学校設定枠は4教科まで2倍)7:3〜3:7を学校ごとに
富山150点中1は使わない。中2:中3=1:2同じ同等が原則(一方が上位10%以内ならその一方だけで判定できる)
石川【要確認】(計算上180点)1:1:2同じ【要確認】
福井【要確認】中3のみ同じ【要確認】
山梨【要確認】(実施要項は10月公表予定)【要確認】【要確認】同等(5:5)
長野45点中3のみ同じ相関図で区分(数値の比率はなし)
岐阜【要確認】(計算上180点)1:1:2同じ7:3〜3:7を学校ごとに
静岡【要確認】【要確認】同じ3段階で選ぶ(数値の比率はなし)
愛知90点(評定合計45×2)※2026年9月11日の資料中3のみ同じⅠ〜Ⅴの5方式(内申2倍・当日2倍など)
三重【要確認】中3のみ同じ内申の順位と当日点の順位の両方に入った人から
滋賀【要確認】【要確認】【要確認】学校ごと(高等学校別入学者選抜概要)
京都【要確認】(計算上195点)1:1:12倍順位が双方とも定員の90%以内(数値の比率はなし)
大阪450点1:1:3(450点のうち中3が270点)同じタイプⅠ〜Ⅴ(7:3〜3:7)を学校が選ぶ
兵庫250点中3のみ5教科×4、実技4教科×7.55:5(県が決めている)
奈良【要確認】(計算上144点)中1・中2は「主体的に学習に取り組む態度」だけ27点ずつ、中3は評定×2で90点同じ資料Ⅰと資料Ⅱの合計(高校ごとの加重配点あり)
和歌山180点1:1:2同じ(2倍までの傾斜評価あり)学校ごと(選抜選考基準)
鳥取130/195/260点(学校が決める)中3のみ学力検査を実施しない教科が2倍8:2〜2:8(学校ごと)
島根【要確認】(実施要綱は10月発行予定)【要確認】【要確認】【要確認】
岡山換算点200点1:1:2(+中3の実技4教科20点)中3の実技4教科は3倍相関表(数値の比率はなし)
広島225点1:1:3同じ学力検査6:調査書2:自己表現2(県が固定)
山口【要確認】【要確認】【要確認】同等(県のルール)
徳島195点1:1:12倍同等(10区分の相関表)
香川【要確認】(要綱に点数の記載なし)【要確認】【要確認】(5教科との均衡を考慮)同等
愛媛135点1:1:1同じ第1選抜は調査書の上位90%程度が入口(数値の比率はなし)
高知【要確認】【要確認】【要確認】【要確認】
福岡【要確認】(計算上45点)中3のみ同じ(一部の学科で1.5倍の加重)A群・B群(数値の比率はなし)
佐賀学校ごと(学習の記録45〜180点)【要確認】【要確認】学校ごと(評価基準の概要で公表)
長崎【要確認】【要確認】【要確認】学校ごと(合計10になる割合で公表)
熊本【要確認】(計算上180点)1:1:2同じ倍率(5教科だけ学力検査で補正)順位で決める(数値の比率はなし)
大分【要確認】(計算上260点)1:1:2中3の実技4教科は実質4倍3:7/4:6/5:5(学校ごと)
宮崎学校ごと(60点〜300点)【要確認】【要確認】学校ごとの配点(合計600〜1,500点)
鹿児島【要確認】(計算上450点)中3のみ5教科の10倍(実技は1教科100点)相関表(数値の比率はなし)
沖縄【要確認】【要確認】【要確認】原則5:5(4:6〜6:4の範囲)
各都道府県教育委員会の令和9年度の資料で確認(2026年9月20日)。愛知県のみ、県のサイトを当サイトから開けないため2026年9月11日に確認した資料によります。学年の重みは「中1:中2:中3」

対象学年で分けると、3つの型があります

① 中3の成績だけを見る県

東京長野福井三重兵庫鳥取福岡鹿児島 など。中1・中2の成績は点数になりません(調査書に記入はされます)。3年生になってからの巻き返しが効く型です。

② 中1から3年分を同じ重みで足す県

青森宮城秋田福島千葉新潟京都徳島愛媛 など。中1の成績が、中3の成績と同じ重さで入ります。1年生のうちから積み上げる必要があります。

③ 中3の成績を重くする県

大阪は中3が3倍(450点のうち270点)、広島も中3が3倍、岩手は1:2:3、北海道は中3が1.5倍。石川岐阜和歌山岡山熊本大分 は中3が2倍です。神奈川富山 は中1を使わず、中2:中3=1:2です。

実技4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)が重い県

実技4教科を5教科より重く見る県があります。実技の1の差が、5教科の2の差より大きくなる県もあります。

  • 鹿児島:5教科の10倍(5教科は1教科10点、実技4教科は1教科100点)
  • 兵庫:5教科×4、実技4教科×7.5(250点のうち実技が150点)
  • 大分:中3の実技4教科は実質4倍(換算点の欄でもう一度足される)
  • 岡山:中3の実技4教科は3倍
  • 東京宮城秋田京都徳島鳥取:2倍(東京は換算内申65点のうち40点が実技)
  • 岩手:5教科の1.5倍

一方で、青森埼玉千葉神奈川大阪広島愛媛 などは9教科を同じ重さで扱います。

「満点」が決まっていない県の読みかた

表で「学校ごと」「【要確認】」となっている県は、県が一律の満点を決めていないか、点数化の方法を公表していない県です。

  • 栃木群馬福島佐賀宮崎:学校ごとの配点が公表されています。県の一覧(実施細則の別表・評価基準の概要・配点表など)で志望校の行を見るのがいちばん早いです
  • 香川高知長崎島根沖縄:公式資料に点数化の記載がありません。「◯点満点」と書いてあるサイトがあっても、出典を確かめてください
  • 山梨島根:実施要項(要綱)が10月に出る予定です。出たら、このページも更新します

令和9年度から、調査書そのものが変わる県があります

  • 群馬:調査書から「出欠席の記録」を削除
  • 三重欠席日数・健康の状況・行動の記録の欄を削除し、特別活動の欄の書きかたを変更
  • 兵庫:特別活動や部活動の記録が顕著な場合の「特別取扱い」を廃止
  • 北海道:調査書の「出欠の記録」欄の削除は令和10年度から(今回の入試ではありません)

ほかの変更点(選抜のしくみ・マークシート・デジタル採点など)は、こちらにまとめています。
【2027年入試】公立高校入試で変わること|令和9年度の変更点と47都道府県の日程・要項の公表状況

内申点が思うように取れていないときは

内申点は、いまから大きくは動かせません。動かせるのは当日点です。まず自分の県が「内申と当日点をどの比率で見るか」を上の表で確かめてください。学校ごとに決める県なら、志望校の比率次第で戦い方が変わります。

内申点はどこまで重要?|計算方法は県でまったく違います
【中3の秋】9〜11月にやるべきこと|目標点別・5教科の優先順位
公立高校入試は都道府県でどう違う?47県の制度を並べて分かったこと

この記事の出典と更新履歴

各都道府県の教育委員会が公表している令和9年度入学者選抜の資料(実施要項・選抜要綱・基本方針・調査書様式など)を、2026年9月20日に1県ずつ読んで作りました。県ごとの出典URLは、上の表の都道府県名から開ける各県のページの「この記事の出典」に載せています。令和9年度の実施要項がまだ出ていない県(北海道・岩手・山形・富山・石川・岡山・愛媛・福岡・長崎・大分 など)は、直近の資料(令和8年度の実施要項・要領など)で確かめています。

  • 2026年9月20日:公開(47都道府県の公式資料を確認)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

公立進学校から東北大学理学部へ進学。学部卒。
プロ家庭教師、塾講師経験のある40代。
子供は中学生一人。
2026年9月に吉原ビジネスデザイン研究所(YBDL)を開業
2026年10月から「よしわら塾」を開業予定!

目次